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＜社説＞ロシアと穀物 アフリカの声を聴け
(出典：2023年8月16日 東京新聞）
7月末に開催された「ロシア・アフリカ首脳会議」では、ニジェールと同様にクーデターでブルキナファソの暫定大統領（軍事政権）に就任したトラオレ大統領（35歳）は、旧宗主国のフランスに強い敵意を持っていることがわかります。
それに対して、主催国のロシア・プーチン大統領は参加したアフリカ6ヵ国に、2万5000トン～5万トンの穀物を無償で提供すると表明しました。つまり、西アフリカ諸国は欧米諸国から離れ、ロシア側についているということです。
アフリカ諸国とロシアに共通する歴史認識は、第二次世界大戦でナチスドイツの「ナチズム」と戦い、多くの犠牲者を出したことです。実際に、二世代前のアフリカ人の多くはヨーロッパ戦線に派兵されています。
ブルキナファソは、フランスから独立後も実質的な植民地支配を受けており、労働環境や不平等な取引などで搾取されてきました。この際、本当の意味で独立国として自立したい、というのがアフリカ人の総意であるということです。
ブルキナファソ国民がトラオレ政権を強く支持している理由は、国を発展させるためにテロ組織（欧米の諜報機関が育てたアルカイダ）と戦う意志があるからです。日本の自民党議員のような売国奴はアフリカにも多数存在しており、メディアも事実を報道しないのが現状です。
例えば、親欧米の傀儡政権をクーデターで倒すと西側メディアは、アルカイダと同じようにテロ組織と呼ぶようになり、本当のことを知らない日本を含む世界中の人々が誤解したままイメージだけで見るようになります。
ロシアとアフリカ、植民地主義による損害補償追求で合意 首脳宣言
(出典：2023年7月29日 Reuters）
メディアの嘘を見破れない世界中の人々は、「今世界で起きている本当のこと」を知る必要があると思います。今度こそ、ディープステート（DS）が人類に行ってきた悪事を糾弾し、協力している売国奴を全員排除する必要があります。
トラオレ大統領は、フランスのマクロン大統領などエリートたちを「帝国主義者（ナチズム）」と呼んでおり、軍事力とテロリズムでブルキナファソ国民を奴隷にしてきたと主張しています。そのナチズム（ネオナチ＝ウクライナ）と戦っているロシアは、アフリカで尊敬されているのは当たり前のことです。
このような歴史認識は、旧フランス領のニジェールやマリ、そしてチャドなどに住んでいる人たちも共有されており、決してプロパガンダではないことがわかるはずです。東南アジアでは、植民地の搾取構造から脱することに成功していますが、アフリカではまだ支配構造が残っています。
このことを日本語で日本人に伝える意味があるかどうかはわかりませんが、そもそも非正規雇用が約4割の日本人は搾取構造の中にいるわけです。自民党と経団連（人材派遣会社）などにどれだけ搾取されているのか、一度真剣に考えてみるべきです。
日本で地熱発電が普及しない「本当の理由」 世界3位の地熱資源大国なのに…
(出典：2023年5月16日 COURRIER）
いずれにしても、マレーシアやインドネシアのように世襲ではなく、優秀な人間が指導者になることを日本でも期待するほかありません。メディアは「独裁政権」などと呼びますが、マハティール首相やスハルト大統領は政治力でDSの影響力を排除することに成功しました。
一方、日本の首相は2001年の小泉純一郎から現在の岸田文雄まで、長らくアメリカの支配構造の中で売国行為しかしていません。国内で産業を育て、成長軌道に入ることができないまま、30年も経済が成長しないままです。
日本とアフリカ諸国にも共通点があり、いつまでも貧しい状態から脱することができないでいます。それは、資源の宝庫であるというものです。意外かもしれませんが、日本列島の周辺には膨大な量の海底資源があります。
地熱調査で蒸気、ヒ素検出 三井石油開発社長が謝罪―北海道
(出典：2023年7月8日 時事通信）
100%子会社の三井石油開発（三井物産）は、アメリカ石油大手シェブロンの子会社と連携した地熱発電では、大量の水蒸気放出で多大なご迷惑をかけた結果となりました。2年続けて北海道内で水柱が発生してのは偶然ではなく、おそらくトランプ派が仕掛けた可能性があります。
要するに、アメリカは日本のエネルギー支配から撤退するという意思表示であるということです。現場周辺には温泉施設が多く、戦前から欧米の鉱山会社に硫黄などの良質な資源を抜き取られてきました。
鉱物資源の宝庫であるアフリカも日本も、国民経済を発展させるためにエネルギーが使われることがなく、むしろ電力会社は電気料金を値上げしています。このままでは、日本人もアフリカ人と同じように貧困のままで人生の終わりを迎えてしまいます。
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