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韓国の「パジュ英語村」、東京の「TOKYO GLOBAL GATEWAY」の失敗例から学び、北海道ニセコの研修施設を考える

韓国には、「英語村(English Villege)」という語学学習のための研修施設がソウルから北へ2時間ほどのパジュ(坡州市)にあります。東京ドーム6個分の土地にイギリス南部の村を再現するために約100億円をかけ、200人以上の外国人スタッフを住まわせ、「英語漬け」を実現させた一大テーマパークです。


パジュ英語村
パジュ英語村ページへのリンク画像です


しかし、いわゆるハコモノの維持費と通常のテーマパークと違って、英語を話せるスタッフの確保や人件費が高騰しており、地元自治体の京畿道は赤字を抱えきれなくなり、事実上の破綻処理を進めていく方針となっているようです。


このように典型的な公営施設であっても、他に30以上もある同業者がターゲットとしている小学生や英語話者スタッフの取り合いになり、ビジネスモデルがますます難しくなりつつあります。とりあえず、英語を話せる人材をということで、フィリピン人やアメリカ在住の韓国人で埋めわせようとしているようですが、いよいよ英語オンリーの環境を維持できなくなっているようです。


そのフィリピンには、韓国企業が運営する英語学校が多いことから、むしろフィリピンに語学留学することが増えています。大阪にある「イングリッシュビレッジ」という英会話スクールも、実は韓国資本というわけです。


大阪イングリッシュビレッジ
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一方、東京都は2018年9月に「TOKYO GLOBAL GATEWAY」という、明らかに「パジュ英語村」を参考にした施設をオープンさせましたが、この構想は舛添前都知事の肝いりで進められたとされています。


TOKYO GLOBAL GATEWAY
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いよいよ2020年の東京オリンピックに間に合わせるために、すでに破綻したビジネスモデルを日本に持ってくること自体に意味がないことを知らないのが政治家の本質であると言えそうです。


ところが、日本には韓国のような英語村があるわけではないため、立地もお台場であることから人材確保は間に合っているように思います。それでも、高コストで赤字になりやすいのテーマパークであることは間違いありません。


さて、今、日本で韓国の英語村に近い環境があるのがニセコ地域です。2017年には東急不動産は、すでにこの特殊な人的資源を利用し、子ども向けの英会話スクールを運営しています。


ホームステイやサマーキャンプで英語漬けの一週間〜北海道・ニセコで小学生向け留学体験〜
2016年7月21日の東急不動産ニュースページへのリンク画像です


ニセコ、特にヒラフスキー場近辺は、英語圏から移住してきた外国人が自然と住み始めた地域であり、建設コストや人件費がそれほどかからない持続可能でリアルな英語コミュニティーであるというのが現状です。


韓国の英語村は、日本からの子どもも積極的に受け入れていますが、一週間で約10万円程度が相場であるようです。また、中国やロシアからの参加もあるということで、日本でも一人当たり1日1万円ほどの相場になるものと思われます。


ヒラフスキー場近辺(倶知安町山田)が難しいのなら、倶知安駅周辺やニセコ町、蘭越町、真狩町、共和町、京極町、喜茂別町、そしてルスツリゾートがある留寿都町に簡単な教室スペースを確保するという手もあります。


また、全国の大学から研修施設を誘致することもでき、夏休みや冬休みは小・中学生が利用することもできそうです。最近、オーストラリア政府が観光と英語に特化した職業訓練校をルスツリゾート近くに整備するという報道がありましたが、今後このような動きはニセコ地域の英語研修化に拍車をかける可能性があります。

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