新型コロナウイルス 中国の死者2788人 感染者7万8824人に
(出典:2020年2月28日 NHK NEWS WEB)
今回のテーマは、日本ではマスメディアが報道しない新型コロナウイルスに関する非公開情報についてです。
新型コロナウイルスは、2003年のSARSや2014年のMERSと比較すると致死率が低く、中国国内での感染者の増加は次第にスピードが鈍化しているように見えものの、まだまだコントロールされていない状況です。
情勢は刻一刻と変化しており、そのたびに新しい情報が発信されています。まず、最近になって指摘されていることは、中国国内の感染者数が10倍、100倍も低く見積もられているのではないかという疑惑です。
Leaked Documents Reveal Coronavirus Infections Up to 52 Times Higher Than Reported Figures in China’s Shandong Province
(出典:2020年2月26日 THE EPOCH TIMES)
まず。「エポックタイムズ紙」が入手した中国政府の内部文書によると、中国東部の山東省で発生した新種のコロナウイルスは、公式に報告されているものよりはるかに深刻であると報道されています。
山東疾病予防管理センター(SCDC)がまとめた内部データでは、毎日の新規感染者数は、山東省健康委員会と中国国家衛生委員会が公式に発表したデータの1.36倍から52倍に及んでいるようです。
Barrons.com
(出典:Barrons.com)
投資情報誌「バロンズ」の報道記事によると、湖北省にある30以上の火葬場は全て処理できるキャパシティーを越えて稼働しており、現在の低い致死率約3%では低すぎるという意見があります。
具体的には、感染者数や死亡者数の増加は、感染拡大の予測に使われるシステムデータと完全に一致しており、発表された数値は実際のものではなく、このシステムに基づいた予想値を中国政府が発表しているというわけです。
しかし、システムデータの予測値と現実の数値が完全に一致することはなく、誤差が出てくるはずです。実際に、中国が発表している数値は予測値と一致しており、これは中国が実際の感染者数や死亡者数を発表していないことが明らかになったということです。
また、バロンズは死亡者数が低いのは死因が肺炎によるものであり、新型コロナウイルスの感染者に含まれていないケースや、感染しても医療機関に行かずそのまま自宅で死亡し、感染による死亡者数から排除されたケースなど、統計上の死亡者数を低くした原因であると見ているようです。
もしこれが事実であれば、湖北省での感染者数は4万人程度なので、致死率は25%を超える計算になります。2012年のMERSの感染率や致死率(34%)よりは低いですが、かなり致死率が高いウイルスであるということがわかりました。
トランプ政権は、「中国政府の公式発表に信頼性は高くない」としていますが、このような世界的なパンデミックが予測される時、各国の感染病の専門家が現地に入るのが普通ですが、中国政府はアメリカの専門家が中国に入ることを許可していません。
【新型ウイルス】中国専門家「4月末には中国国内の感染押さえ込める」「日本のクルーズ船対応は失敗」
(出典:2020年2月27日 SHARE NEWS JAPAN)
つまり、公式発表よりも感染の実態は酷く、中国政府はそれが知られるのを恐れているのではないかと見られています。しかも、日本の対応について批判的な報道をする始末です。「日本は中国を見習うように」と考えているようです。
中国メディア「なぜ日本は、中国の新型肺炎への対応や封じ込め策を見習おうとしないのか」
(出典:2020年2月26日 SHARE NEWS JAPAN)
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