軍事侵攻から100日ロシア軍 ウクライナ側拠点へ攻勢強める
(出典:2022年6月3日 NHK NEWS WEB)
日本のマスメディアは、ウクライナ軍がロシア軍に負けていることをほとんど報道していませんでしたが、現地の独立系ジャーナリストの報告ではロシア軍はウクライナ東部で圧倒的な攻勢に出ています。
6月に入って、東部ルガンスク州最後の拠点であるセベロドネツク市は、「市の約70%をロシア軍に掌握された…」と公表したことでウクライナ軍は劣勢に立たされているのは間違いありません。また、市街戦が起きているので民間人の退避が困難であるとも報告されています。
ロシア軍は、東部2州に戦力を集中させており、親ロシア派の武装組織トップが「リシチャンスク市の制圧で、ルガンスク州全域がロシア軍の支配下となる…」などと発言したと、ロシア系メディアが報道しています。
ウクライナ軍がセベロドネツクで反撃、支配地域が市の半分に
(出典:2022年6月6日 CNN)
それに対して、ロシア軍が全域を占拠したと主張している南部ヘルソン州について、アメリカやイギリスなどの西側メディアは「ウクライナ軍が反撃している…」と報道しています。さて、このどちらの情報が正しいのでしょうか?
戦況を細かく分析している独立系メディアの軍事アナリストたちは、アメリカの軍事系シンクタンクやイギリス国防省の分析よりも、戦況は明らかにロシア軍に有利に展開していると報告しているため、私たちも真相に迫っていると判断せざるを得ません。
結局、ロシアが占拠した南部ヘルソンや北部ハリコフで、ウクライナ軍は領土の一部奪還を試みて反撃しましたが、ロシア軍に反撃されて失敗したということです。ところが、西側メディアはウクライナ軍による反撃していると嘘を流しているわけです。
ウクライナ兵捕虜がロシアに移送 1000人以上、遺体は返還
(出典:2022年6月8日 Yahooニュース)
実際に、ロシア軍は両州を今も占拠しており、東部2州の占拠も時間の問題となってきました。ここを守ってきたウクライナ軍兵士はやる気を失って次々とロシア軍の捕虜になっており、収容先へバスで運ばれています。
日本を含む欧米のマスメディアは、依然としてウクライナ軍の反撃に期待をしており、最終的にはウクライナの勝利に終わるとの期待感が強いのがわかります。そして、未だに洗脳された日本国民もウクライナを応援しています。
一度もウクライナに行ったことがなく、日本語しか話せないのに、なぜウクライナのことが理解できるのでしょうか?なぜ、テレビ局や新聞社が嘘を言っていることに気づかないのでしょうか?
中東やアジア諸国などのメディアは、ウクライナ軍兵士が敗走していることを伝えています。つまり、とてもそのような期待を持てる情勢ではないことがわかります。実は、アメリカのメディアも東部のウクライナ兵士たちが孤立していることを報道しています。
ゼレンスキー大統領ウクライナ東部「最後の拠点」近くを訪問
(出典:2022年6月6日 TBS NEWS DIG)
兵士たちは、最前線でロシア軍の砲撃に耐え続けており、食料がほとんどないままの状態であるといいます。また、満足な軍事訓練も受けておらず、いつロシア軍に占拠されてもおかしくない状況にあるようです。
すでに100人以上の中隊に死傷者が出て半分にまで減少し、指揮官が責任を放棄したので敗北は目の前とのことです。我慢できなくなった兵士たちは、前線から離脱(脱走)して地元のホテルに泊っています。
脱走すれば、ウクライナ側の軍法会議と軍事刑務所に入れられる可能性がありますが、ここ数週間で状況はさらに悪化し、砲撃で補給路が完全に絶たれている以上、食べることなく昼夜を問わず塹壕や地下で過ごしているのが現状です。
飲み水は近くの川で調達しているが、装備や訓練が十分ではないため、ライフルと手りゅう弾の他にロケット弾があってもその使い方は誰も知りません。こうなれば、ロシア軍の捕虜になるほうがまだマシかもしれません。
一方。ロシア軍には十分な訓練を受けた兵士たちが戦車、歩兵戦闘車、ロケット砲を配備しています。地上部隊や歩兵車両で簡単に近づくことができるので、ウクライナ軍のドローンやジャベリンの位置を確認しながら慎重に前進しています。
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