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【ウクライナ戦争】 停電で電気、水、食糧、武器が補給されないウクライナ軍(NATO)の敗北

2022/12/8 (木)

ロシア空軍基地爆発相次ぐプーチン政権 事態深刻に受け止めか
2022年12月7日 NHK NEWS WEBへのリンク画像です。

(出典:2022年12月7日 NHK NEWS WEB)


ウクライナ軍は、ロシア西部の飛行場やモスクワ近郊などにある2カ所の空軍基地にドローン(無人機)攻撃を行ったと報道されています。


日本を含む西側メディアの情報は信憑性が低いため、今回も現地で取材している独立系の軍事ジャーナリストの情報と分析を頼りにする必要がありそうです。残念ながら、元NATOの指揮官や元米軍将校で国連査察官など、実戦経験のある軍事専門家に日本は存在していません。


日本では、勝共連合=統一教会の笹川平和財団などシンクタンクの職員がテレビに出演し、何やらわけのわからないことを言っているだけです。しかし、元軍人であるジャーナリストたちは、ネットワークを生かして情報を収集し、ウクライナの戦況の実態をYouTubeなどSNSで報告しています。


Douglas Macgregor
Youtube@douglasmacgregorofficialへのリンク画像です。

(出典:Youtube@douglasmacgregorofficial)


テレビや新聞に顔を出していないジャーナリストたちは、現役の時に軍上層部(ディープステート)に嫌悪されたケースが多く、湾岸戦争やイラク戦争などで結果を出しても昇格できないまま、退役後に米軍やNATOの司令官と関係を持ちながら活動しています。


例えば、ウクライナ戦争が始まった2月24日から2月24日保守派(共和党)メディアであるFOXニュースなどが、そのような軍事専門家と取材契約しているようです。信頼性の高い戦況分析を得るためには、どうしても英語ソースの情報が不可欠です。


9月以降、ウクライナ軍はロシア軍が撤退した北部ハリキウ州に進軍しましたが、西側メディアの情報では何もわからないのが現状です。そもそも、侵攻前のプーチン大統領はウクライナに侵攻する予定はなかったものと思われます。


NATOやウクライナ政府に対してプーチンが提案したことは、ウクライナに「ミンスク合意」を守らせ、ルガンスク州とドネツク州に自治権を与えることでした。また、ウクライナがNATOに加盟しないことや2014年にロシアが併合したクリミア半島の承認を求めていました。


ところが、ドネツク州でロシア系住民がウクライナ軍のドローン攻撃で多数殺害されたことで、プーチンはロシア軍に命じてウクライナに軍事侵攻を始めたわけです。しかし、プーチンの要求は聞かれず、北部や南部にも軍隊を派遣しました。


アングル:強気のプーチン氏、ウクライナで落としどころ模索か
2022年2月9日 Reutersへのリンク画像です。

(出典:2022年2月9日 Reuters)


当初、ロシア軍は民間インフラ施設への攻撃を避け、民間人に犠牲者が出ないように誘導弾でピンポイント攻撃を仕掛けていましたが、西側メディアは民間人が殺害されたことを全てプーチンの責任にする報道を流していました。


そのような状況の中、プーチンはNATO加盟国のドイツやフランスがアメリカに協力するとは考えていなかったように思います。予想外にも、ウクライナには欧米諸国から大量の最新兵器が輸送されました。


3月までのロシア軍は、ウクライナ軍のドローン攻撃で多数の戦車部隊を壊滅させられ、スペツナズなどの特殊部隊も大きな損害を受けて撤退しています。その間、外交交渉で停戦合意を実現しようとしましたが、ゼレンスキー大統領は全く応じなかったというのが真相です。


ウクライナ各地にミサイル攻撃、複数のエネルギー施設に着弾…停電拡大・公共交通停止
2022年12月6日 読売新聞へのリンク画像です。

(出典:2022年12月6日 読売新聞)


9月、ウクライナ軍はロシアが占領するクリミヤ大橋を爆破したことで、ロシアは「特別軍事作戦」から「対テロ戦争」に切り替え、ウクライナの完全制圧とゼレンスキー政権崩壊へと目標を変更しました。


ロシア軍は、ウクライナ全土にある原子力発電所などの発電インフラを攻撃し、ウクライナでは半数以上が停電している状態です。現在、電気が使用できないことで浄水設備も停止しており、気温が零下を下回る中で暖房が使えないウクライナ国民の生活は厳しい状態が続いています。


そして、停電によって鉄道など交通インフラも停止しており、ウクライナ軍は前線に食糧や武器などを補給できない状態です。すでに多くの死傷者を出しているウクライナ軍ですが、情報分析からもはや勝ち目はないように思います。

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