別の不動産大手も資金難に 中国恒大危機が波及、一部に報道規制
(出典:2021年9月27日 時事通信)
中国の不動産最大手「恒大集団」が、経営破綻寸前に追い込まれています。恒大集団は、30日以内に利払いができなければデフォルト(債務不履行)となります。
すでに世界中の多くの企業に影響を与えており、日本企業でも中国市場に進出しているTOTOやダイキンの株価が下落しています。また、恒大集団へ96億円も投資しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)も、日本国民の年金原資を減らしています。
今回の「恒大ショック」で、世界の大富豪ランキング上位の500人は一夜にして1350億ドルの資産を失いました。世界1位の総資産を持つテスラ創業者の「イーロン・マスク」は72億ドルも減らし、2位でアマゾン創業者の「ジェフ・ベゾス」は56億ドルを減らしています。
また、香港の大富豪「李嘉誠」は60億ドルも減らしたと言われています。一方、アメリカを始めとするNATO軍は東・南シナ海で開戦の準備を進めています。軍事衝突は最後の手段ですが、その前に中国バブルの崩壊が始まりました。
世界各地の“株安” 要因となった中国の「恒大グループ」とは
(出典:2021年9月21日 NHK NEWS WEB)
日本ではソフトバンク創業者の「孫正義」の動向が気になりますが、日本のメディアは「中国政府の内政問題として解決する…」と報道しています。金融とエネルギー問題、そして軍事はセットとなっています。
陸上自衛隊の大規模演習が終わった後、米軍の戦闘機が日本各地の上空を飛び回っています。特に、岩国基地から飛び立った戦闘機が日本海の沖合で訓練を実施しています。北海道でも、千歳基地を飛び立つ戦闘機が目撃される回数が増えています。
太平洋側から北海道に戻る戦闘機は、速度が一般的な旅客機より遅く、夜間の訓練が行われています。最近、北朝鮮が毎週のように弾道ミサイルを日本海に発射させており、イギリス海軍のフリゲート艦が台湾海峡を通過しました。
英フリゲート艦が台湾海峡を通過 戦闘艦は初か
(出典:2021年9月27日 産経新聞)
さて、拉致被害者である「横田めぐみさん」の娘が金与正であり、息子が金正恩であることは海外の諜報機関の間では常識となっています。また、めぐみさんの母である「横田早紀江さん」の母親は、元皇族で梨本宮家の王女「方子さま」であると言われています。
「北朝鮮被害の家族の会」では、横田夫妻だけが講演などで注目されようになり、他の家族との間で争いになっていることは全く報道されていません。日本政府が北朝鮮と韓国に協力し、いよいよ南北統一に向けて動き始めた可能性が高いと思います。
北朝鮮との国交がない日本にとって、本当の意味で北朝鮮の内部事情を得られないのは残念です。現在、北朝鮮と国交を持つ国は164ヵ国で、全世界の80%以上の外交官や政府要人が出入りできるわけです。
特に、インドネシアやマレーシア、カンボジア、シンガポール、タイ、そして中国などASEAN加盟国のほとんどが北朝鮮と国交を持っています。EU加盟国で北朝鮮と国交がないのは、エストニアとフランスだけです。
アメリカやイスラエルは、国交を持たなくても諜報・特殊部隊が出入りしているので情報を得ることができるのかもしれません。意外なのは、イギリスから北朝鮮までの直行便があるため、BBCの記者たちが気軽に取材できることです。
大統領府、「通信連絡線の復旧が南北関係改善の第1段階」
(出典:2021年9月28日 東亞日報)
最近、北朝鮮が核実験を再稼働し、何度も弾道ミサイルを日本海に発射している理由は、在韓米軍を撤退させて韓国と南北統一を果たしたいという意思表示であるのは間違いありません。しかし、そのことを隠しながら報道することが求められています。
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