北海道の感染者数が他県より多く感じられる理由｜北海道で唯一の「情報リテラシー教育スクール」

日本人は｢民度が高い｣と言い切るのが難しい訳

(出典：2020年6月11日東洋経済ONLINE）

このコラムを約5年、週5日続けてきて思うことは、誰も理解しやすい日本語の文脈で説明するために、国語力が低すぎる日本人のレベルにも合わせなければならないことが苦痛であることです。

今後、中学・高校を卒業しても、物質社会で精神が麻痺しているため、私が何を言いたいのか理解できない人間を振り落としていくことに決めました。むしろ、このあたりでレベルを上げなければ読者の多くが理解できなくなります。

結局、政治や経済などをテーマにするほどアクセス数が下がり、ウイルス感染症や地震などの自然災害、仕事の方法など、日常的なテーマにしなければ書いても時間だけ費やして割に合わなくなるわけです。

毎週土曜日に札幌駅前のAtlasマンツーマン英会話で開催している「情報リテラシー・セミナー」でも、文化や芸術、言語について学術的に突き詰めてしまうと皆さんが眠くなってしまうかもしれません。

本当は、教室内の一部ではなく、オープンカフェなどでそういう話を皆さんとして一日中過ごしていたいですが、冬の北海道でしかも自粛中では外で集まることさえまともにできません。しかし、お互い話し始めたら早く時間が経つほど楽しく感じられるものです。

最近、日本の政治家（国会議員）の言動が、まるで小学生のようにレベルが低いのが明らかになってきました。そもそも、なぜ日本の国会議員だけが新型コロナに感染しないのでしょうか？

国会議員の多くは60代、70代ですが、適当にマスクを着用していても感染していません。民衆では受けられない、特別なワクチンや治療薬を医師団から与えられているのでしょうか？麻生財務大臣のように、「下々の人間」とは会わないからでしょうか？

むしろ政治家のほうが会食や会合、そして多くの記者に取り囲まれていたり、自身の支持者や後援会関係者と話す時間が長いと思います。秘書が感染し、そこからクラスターになることもあると思います。

これまで、約700人の国会議員は新型コロナに感染していないのが現状です。当然、その中には自民党の二階幹事長を始めとする「親中派」が大勢います。トランプ大統領がよくツイートする「中共ウイルス」などと言われないために、感染しても発覚させないようにしている可能性があります。

実は、国会議員のほとんどはPCR検査を受けておらず、確定診断受けない以上は感染していないと言うしかないわけです。国会議員だけが特別ではなく、感染していることを別に気にしていないように思います。

新型コロナなぜ北海道で感染増加？気温と湿度の関係か

(出典：2020年11月6日 NHK NEWS WEB）

さて、どういうわけか北海道の感染者数が特に多いと報道されています。一言で「北海道」と言っても、その面積は四国と九州を合わせても足りないほど広いわけです。特に、旭川や小樽、函館のような田舎では、感染者は社会的に村八分になる傾向があります。

個人的にいじめられたりして、結局、辞職して他の地域に引っ越しするしかなくなることもあります。報道されていませんが、実は郵便局やコンビニ、リサイクルショップなどでもクラスターが出ています。

受付や窓口業務の人は顔を覚えられているため、報道されるとすぐに個人が特定されてしまうのも田舎の特徴です。東京や大阪、札幌などの大都市では、人が密集しているので「明日は我が身」ですが、田舎ではそうはいきません。

いつまでも周囲から「コロナに感染した人」のレッテルを貼られ続け、精神的に不安定になってしまう人もいるようです。そして、本人が同僚や部下に迷惑をかけたくないので、自主的に退職してしまうわけです。

また、帯広など農家が多い地域では3世代が同居していることが多く、祖父母のために飲食店に行くことを自粛するケースが増えているようです。

国内最多の感染者、北海道が「突出して多い理由」

(出典：2020年2月29日読売新聞）

そこまで個人が自由を奪われている現状がある中、事の始まりは安倍政権が1月末の旧正月に中国・武漢から感染者を日本に入国させたからです。このことについて、誰も安倍前首相の責任を問う新聞記者がいないのが不思議です。

これが北海道の実態ですが、明らかに単なる風邪の症状ではないと思われるほど咳きこむ人が、スーパーやコンビニ、ホームセンター、温泉施設で見かけることがあります。しかし、「私は感染していない…」と訴えています。

だからこそ、鈴木直道知事が記者会見をしてまでその危険性を指摘するわけですが、実際には感染者数は公式発表の数十倍であると思われます。北海道だから感染者が多いのでなく、田舎はコロナとレッテルを貼られるだけでその地域に住むことができなくなるということです。

正に、「見ざる、聞かざる、言わざる」が祖先が内地からやってきた北海道の人々の本当の姿です。自分が感染したことをはっきり言えるのは、テレビ局のアナウンサーや芸能人、そしてスポーツ選手くらいのものです。