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新型コロナの感染拡大で「肺がん」が増えている

2020/12/22


国立がん研究センター 最新がん統計
2020年7月6日 がん情報センターへのリンク画像です。

(出典:2020年7月6日 がん情報センター)


「癌(がん)」というのは、若い人と高齢者では進行速度が大きく違うようです。がんという状態を簡単に説明すると、細胞分裂と増殖の失敗が繰り返されて自分自身の体内をコントロールできないことです。


人間の細胞は、毎日誕生しては消滅するという繰り返しを行っており、有機生命体の私たち人間が80歳まで長生きできるのは体の細胞を新たにアップデートし、壊れた細胞を修復できるからです。しかし、そのサイクルに異常が出るとがんになるわけです。


通常、体内での異常細胞は免疫システムによって発見されて除去されます。ところが、がんの場合は自分の体の一部として免疫システムでは発見されないことが時々あります。身近なだけにがんは増殖していきます。


特に、高齢者は細胞分裂や増殖が遅いので怪我の治りに時間がかかりますが、同時にがん細胞の増殖スピードも遅くなります。だから、高齢者の多くはがんを外科手術で除去して体力を失うよりも、がんと共存して余命を全うする方法を選ぶことがあります。


そもそも、がんになってもがん細胞で死ぬわけでなく、合併症や併発した病気によって命を落とすことがほとんどです。


それに対して、若い人は細胞分裂や増殖が活発です。当然、がん細胞の増殖スピードも速くなり、若い人が発がんすると予後が悪くなることがあります。がん細胞は、10年周期で数ミリ程度の大きさになります。


もし「ステージ1」であれば、内視鏡手術で予後も再発リスクがほとんどなく、安心できるレベルは直径1センチまでの大きさです。たった1センチですが、がん細胞にとっては生きるか死ぬかの大きなことです。


きちんと知っておきたい「免疫の基礎知識」
サントリー健康情報レポートへのリンク画像です。

(出典: サントリー健康情報レポート)


定期的な検査によって、病院などで進行状況を段階的に発見できればいいですが、私たち人間の免疫システムは30代を機に徐々に機能が低下していきます。最近は、20代であっても「肺がん」になることがあるようです。


厚労省の統計データを見ると、20代、30代は「がん検診」をすることはほぼないと思いますが、急に呼吸が苦しくなって救急車に運ばれ、病院では肺炎として、あるいは「新型コロナの感染」が疑われることが増えたと言われています。


結局、医師が肺のCTスキャンを撮影するとコロナではなく、小さな肺がんが発見されるというわけです。レントゲンで肺がんが発見される時点で、すでに症状がかなり進行しているのが現状ですが、もし動脈とくっついているほど成長しているので「ステージ3」以上であると思います。


ステージ1のがんを発見するには、現在の医療技術ではCTスキャンしかありません。しかし、放射線被ばくでむしろ発がんする可能性もあり、毎月受診することにもいかないようです。だから、少なくとも年1回の胸部CT検査を受ける必要がありそうです。


末期がんの場合、切除は不能ということで医師から「余命」が宣告されることがあります。このコラムを読んでいる読者の皆さんも、ご家族の中で苦渋と毎日の治療法探索の苦労をされた方がおられると思います。


国立がん研究センター 画像診断(がぞうしんだん)
2020年6月3日 国立がん研究センター希少がんセンターへのリンク画像です。

(出典:2020年6月3日 国立がん研究センター希少がんセンター)


その際に、担当の医師と治療戦略をしっかり話し合うことが大切であるとされています。実際に、私たちは体調を崩した時に病院に行く習慣があります。病院の内科受診では血液検査がありますが、検査データの分析でほとんどの病気が分かるそうです。


まず、医師に体調の悪さや症状を訴えますが、その問診では病気診断のプロセスを行います。しかし、私たちのような医療の素人では症状について正確に話すことはできません。例えば、発熱が始まった正確な日時を把握していないわけです。


病院に行って医師の受診を受けるのなら、普段から自分の体重や体温、起床・就寝時間、食事の献立、運動のカリキュラム、痛みや体調の様子を日記にして担当の医師に全て読んでもらう必要があるということです。


また、血圧や血糖値などもっと簡単に測れるようなシステムがブロックチェーンで結ばれ、担当の医師が診察時にすぐに分析できるようになればいいのですが、医師の多くは血液や尿検査、さらにCT検査で病気の診断を行っているだけです。


最近、高額なMRI機器を揃えて画像診断を行っている病院やクリニックがほとんどですが、そこに常駐している放射線医師が画像の中にあるあらゆる病気の可能性を見つけてくれることがあります。つまり、この画像診断によって病気が発見されることになるということです。

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