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米、新興メディア「親トランプ」競う 求心力保持に利用か
(出典：2020年11月23日 Yahooニュース）
リベラル派でバイデン陣営を支持するのCNNを筆頭とする地上波のABCやMCNBC、そしてCBSの三大ネットワークと、保守派でトランプ陣営を支持する新興メディアは完全に二分化し、それぞれの報道内容は全く逆になっています。
日本では民放がCNN、NHKがABCを始めとしたリベラル派メディアが報道する内容だけを一方的に取り上げ、NewsMaxTVやOANNなど新興メディアのニュースを視聴している半数のアメリカ人の意見を完全に無視しています。
しかも、取り上げられることがあっても「悪質なフェイクニュース」として取り上げることが多く、これでは、アメリカ人の半数が現実をどのように見ているのか、日本語のニュースだけでは全く理解できない状態です。
今回のアメリカ大統領選挙をきっかけに、日本では完全に情報リテラシーの格差が浮き彫りになったように思われます。日本語のニュースだけを見ている日本人の多くが、バイデン勝利が確定しているにも関わらず、権力に執着しているトランプが根拠のない不正選挙を主張しているように見えています。
ただし、アメリカ現地では約半数のアメリカ人が視聴しているNewMaxやOANNなどのネットメディアでは、大統領選挙はバイデン陣営による不正選挙であり、実質的にトランプ陣営が勝利したと固く信じています。
なぜこのように不正選挙があったと半数のアメリカ人は信じているのでしょうか？私たちAtlasは、選挙の正当性を疑うだけの十分な根拠について探っていきたいと思います。
すでに日本のメディアでも報道されていますが、11月3日の投票日終了後に始まった3時間程度の開票時間に何かが起きたというわけです。3日の深夜から4日の早朝までの約3時間に起きたことをまとめていました。
Nation Braces for a Long Wait, With Key States Undecided
(出典：2020年11月18日 The New York Times）
まず、勝敗の結果を左右すると見られていた激戦州のペンシルバニア州やミシガン州、ジョージア州、ウィスコンシン州などで最初はトランプ陣営がリードしていました。ところが、3日の夜から4日朝にかけて各州の開票が突然停止しています。
私は、CNNやBBCなどの選挙速報（生中継）を観ていましたが、得票数が増えなくなったことが気になる視聴者が続出し、SNSなどでコメントがツイートされています。
そして、4日午前3時頃に開票が再開されると、激戦州ではバイデン陣営の得票数が極端に増えており、それまでリードしていたトランプ陣営を上回るようになりました。
開票が停止していたように見えたこの空白時間に、誰かがバイデン陣営を勝たせるための不正操作が行われた可能性があるということです。トランプを支持しているNewMaxやOANNなどの新興メディアは、このことを根拠に3週間経った今でも疑惑の目を向けています。
一方、バイデン陣営をひいきにしているCNNなどのメディアは、不自然に感じるほど「不正はない」と言い続けています。実際に、トランプ大統領の支持者たちは当日に投票した有権者が多いことがわかっています。
それに対して、バイデン陣営は選挙前に新型コロナウイルスの感染を避けるために、期日前投票や郵便投票を強く呼びかけていました。当然、有権者の多くが当日の投票を避けたものと考えられます。
大統領選、開票なぜ遅い 郵便投票と接戦が生んだ大混乱
(出典：2020年11月6日 朝日新聞）
今回、5000万人を超える有権者が郵便投票を利用したわけですが、郵便投票の開票には本人確認などの手続きがあるため、開票に時間がかかることが予想されていました。だから、当日投票分の開票が先になり、その後に郵便投票分が開票されたと言われています。
このような状況の中、開票が突然停止したように見えた空白の時間、郵便投票分の開票に時間がかかった可能性はあります。郵便投票の多くはバイデン票ということなので、バイデン陣営の得票数が増えたように見えたということです。
このような主張をするのがCNNなどリベラル派のマスメディアの報道内容です。それに対して、トランプ陣営を支持するNewMaxやOANNなどのメディアは、バイデン票が数十万票単位で増加したのは不自然であるという報道しています。
具体的には、郵便投票による増加分だけでは説明できない数字であり、この不自然な増加を説明できるのは、バイデン陣営（民主党）による組織的な不正投票以外に考えられないと主張しているわけです。
実際に、郵便投票にはすでに死亡している人々や、州外に引っ越した人々の票も数多く含まれていたり、共和党の選挙立会人だけが開票所から排除されたりと不自然なことが多く、開票所にいる現場のスタッフからも報告されています。
TRUMP PENCE MAKE AMERICA GREAT AGAIN
(出典：Donald J. Trump for President, Inc.）
こうした事例は、トランプ陣営の弁護団によって集められ、すでに234ページ分の報告書にまとめられています。当然、提訴が受理された各州での裁判や最高裁での法廷闘争のための証拠として保管されています。
これらの証拠の一部は、トランプ大統領のホームページ（英語とスペイン語のみ）で公開されており、メニューのNEWSを選んで、それぞれの情報ページをクリックすると報告書を見ることができます。
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