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電気自動車(EV)のトップになるのは、「テスラ(Tesla)」と掃除機の「ダイソン(Dyson)」


テスラ・モデル3、高性能バージョンを選ぶべき9つの理由
2018年8月16日のビジネスインサイダーへのリンク画像です


2018年8月、アメリカの大手EVメーカーであるテスラ社は、高性能モデル「モデル3パフォーマンス」の販売を開始しました。つまり、テスラは倒産せずに生き残ったということです。


ようやくEV(電気自動車)が使い物になり始めつつあり、テスラの強みである「自動運転機能(オートパイロット)」はまだ法律では認められていませんが、技術そのものは可能になったことが証明されました。


現行の交通法では、手放し運転は禁止されていますが、どこでも手放し運転ができるということの意味は大きいと思われます。日本の日産自動車も「プロパイロット」という機能は、高速道路のみに限られており、テレビCMの映像ほど大したことはないわけです。


トヨタやホンダ、スバル、そしてマツダなども「自動運転車」を開発していますが、苦労をして研究開発を重ねていたとしても、高齢者の事故が増え続けています。実際に、高速道路のようにスピードが出せるバイパスは日本各地にあり、北海道の田舎など車が少ない一般道はたくさんあります。


テスラ車はとても高額ですが、同じような価格帯のベンツやアウディを購入するよりも、テスラの方が運転が楽なのは明らかです。いよいよテスラの実現したところへ向かって、世界中の自動車メーカーが動くことになります。


今後、アメリカではテスラの台頭によってガソリン車が売れなくなり、電気自動車が増えればEVステーションも急激に増えることになりそうです。そこで、独創的な掃除機やドライヤーで知られるイギリスの「ダイソン社」が電気自動車産業に参入することを表明しています。


そのダイソンの切り札が、現在のEVで主流のリチウムイオン電池の弱点を克服する画期的な「全固体電池」と言われています。トヨタが先行していますが、ダークホースの登場が業界を揺るがしているようです。


今後、ハイブリッド車から電気自動車への完全移行でトヨタとパナソニックのライバルになる企業が、強力な掃除機でお馴染みの「唯一吸引力の変わらないダイソン」というわけです。


英ダイソン、EVの電池革新でトヨタに挑戦
2018年3月20日の日経ビジネスへのリンク画像です


電気自動車へと移行になる時代では、ガソリンエンジンの技術が不要になり、電化製品の分野で技術を積み重ねて来たダイソンのような企業がトップに躍り出る可能性があります。最近、ダイソンはイギリス企業ということで、EU離脱のタイミングですでにシンガポールに工場を移転して開発を進めています。


さて、話をテスラに戻しますが、EVそのものの燃費は電気代をガソリンに換算するとトヨタのプリウスのガソリン代程度と言われています。満充電時の航続距離は300キロ保証がされていますが、実質的には150キロ程度であると思われます。


つまり、EV用の充電ステーションが増えるのは時間の問題ということです。このように、すでに時代は変わっており、テスラはラグジュアリーの意味やシンボル性をも変えてしまっているように思います。


フルモデルチェンジを行うテスラ・ロードスターは、日本円で約2000万円とかなり高額ですが、フェラーリやランボルギーニなどのいわゆるスーパーカーより速く、満充電で1000キロも走ることができます。


1000キロという距離は、東京から福岡まで、札幌からなら静岡県沼津市まで行けることになります。要するに、ガソリンエンジンのフェラーリやランボルギーニはセンスのない車になってしまったということです。

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