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恐怖心(防御)を持つことを止めると、好かれるようになる


前回、私は、「無意識に防御する相手に対して、誰もが防御の体制を取っているのが現状です。」と書きましたが、それは犬や猫が相手を威嚇したり、警戒して逃げることと全く同じことでもあります。


例えば、散歩していると猫や犬が恐れずに逆に寄ってこられる人がいます。サモエドなどの大型犬は、300メートル先から私が来るのを明らかに待っているのがわかることもあります。


日本語や英語で話すことはできませんが、科学的に説明するなら人の聴こえない波長の音波が聞こえるのかもしれません。長距離でも数10キロ先でも聞こえている可能性があります。


犬や猫だけではないですが、動物は対面する相手から出ている「気配」を敏感に感じ取り、相手の心が「恐怖」だと、「威嚇」「攻撃」しようとするのかもしれないわけです。相手が「恐怖」の心になっていると、動物も自然と「防御状態」になっているということです。


「防御」する相手に対して、動物は自分も「防御」の体制を取るわけですから、それが身近な例として、犬や猫が人間を威嚇したり、警戒して逃げることも当然あります。ところが、もし心の中に対面している動物への「恐怖心(防御)」がなければ、動物もその「気配」を感じ取って、自ら寄ってくるようになります。


要するに、動物でもヒトでも「仲良くしたい」「フレンドリーに付き合いたい」なら、まずは自分の心の中から「恐怖心(防御)」をとるしかありません。


動物園にも動物はいますが、動物を保護しているはずなのですが、コンクリートのゲージ内に閉じ込め、自然とは無縁の環境で見世物にしているように、本当は何もわかっていないのかもしれません。ただし、知能が高いサルやチンパンジーなどの類人猿はわかっているように思います。 


最近は、散歩中に初めて対面する犬に会っても、私が心から防御を取るようにしゃがみこむと近寄ってきて、頭や身体を撫でてあげたらそのまま懐いてしまうこともあります。これは、30代までの私にはできなかったことです。


しかし、今は犬をみると気持ちがわかるような気がします。さらに驚いたことは、私が帰る時にたった1回会っただけなのに寂しそうに尻尾を振って見送ってくれることです。このようなことは、猫でもありました。


長崎の原爆資料館を訪れた時、前庭にたくさんの野良猫が日向ぼっこをしていました。それを見ていた私は、一匹の猫が私の足元をゆっくりと回り出し、驚いたことに、ついに靴の上でそのまま寝てしまいました。


その後、私に語りかけてくる犬や猫を目撃することもあり、「話しかけてきている」と思ったわけです。私たちの想像以上に彼らは意思を疎通しているように思います。決して思い込みではなく、それは本当のことです。


猫の集団の中には、大人の猫と子どもの猫が集団をつくっています。私は、かわいい子猫を触ろうとしましたが、大きい猫が邪魔をしてきて子猫を守ろうとしていました。それを見た際、猫は家族をつくり、仲間も守ることを知り、そしてこのことを誰が教えたのかを知りたくなったわけです。


当然、猫は学校にも行っていませんが、生まれてから自然とこのような行動を身に付けていうようにも思います。教育を受けていないのになぜこのような行動ができるのでしょうか?人間は、教育を受けていてもできないように思います。


犬や猫の行動をよく観察していると、仁王立ちしてある一点を見つめていることがわかります。何かを一生懸命に考えているようにも見えます。賢い動物は、人間のように論理的に物事を考えられるかもしれませんが、遺伝子の中に親たちの思考や思想、過去の経験の記憶が継承されているということです。


よく地震が起きる数分前に吠える犬や猫が動画にアップされていますが、急に立ち上がって飼い主を見ています。いつもとは異なる前兆を感じている、ということです。だから、吠えているようにしか思えないわけです。


昨年9月16日に発生した北海道胆振地方での大地震の際、様々な動画で見たのは、正体不明の揺れに震えている犬や猫たちでした。ところが、飼い主たちが身体を持ち上げて揺らしてやると、神妙な顔をして飼い主の話を聞いています。


そして、「理解した」ような顔をして、「なんだ。お前だったのか」とばかりにどの犬や猫も平静さを取り戻していました。その光景を見て、私は生命の真理を知ったような思いがしました。結局、動物園のスタッフや獣医は、一体どのくらい動物について知っているのでしょうか?


いずれにしても、犬や猫、鳥など、その姿を見ていると家族の本質について学ばされることが多いと思います。インターネット上では、人間の赤ちゃんを守る犬や猫の動画がたくさんアップされています。


お母さんのように人間の子供を必死で守る犬たち
お母さんのように人間の子供を必死で守る犬たちのYoutubeへのリンク画像です


「動物が人間を救うトップ10」
「動物が人間を救うトップ10」のYoutubeへのリンク画像です


犬や猫は、異種である人間の赤ちゃんを守ったり、優しくしています。それは、乳児は「恐怖(防御)」しないからです。つまり、西洋文明の教育を受けない前の乳児は、言葉は話せませんが、生命が備わっている根源的な能力を持っているということです。


だから、犬や猫、その他の動物もそれを感じているように思います。そのような乳児の能力を退化させ、破壊的な人間にしていくのが現代の西洋文明による教育であるということです。日本で生まれ、7歳からアメリカで教育を受けた私は、そのことを最もよく知っている一人であるかもしれません。

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