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1年を迎えるウクライナ戦争に終止符を打つロシアと
敗走するウクライナ

2023/2/18 (土)

ウクライナ政府高官、解任相次ぐ 不祥事など影響か
2023年1月25日 日本経済新聞へのリンク画像です。

(出典:2023年1月25日 日本経済新聞)


もうすぐ1年を迎えるウクライナ戦争が、水面下で状況が大きく変化し始めています。その一つが、ゼレンスキー政権の政府高官の解任と辞任が相次いでいることです。


国防省やインフラ開発省、社会政策省のそれぞれ副大臣が解任されており、ロシアに占領されたザポリージャ州やケルソン州などの知事も解任されました。そして、ウクライナ大統領府の副長官や顧問も辞意を表明しています。


こ解任と辞任の理由は汚職ということですが、開戦前からウクライナは汚職や談合が当たり前であることから、政治的な粛清であることがわかります。開戦後、ウクライナでは停戦交渉担当者が殺害されており、諜報機関の保安庁(СБУ=SBU)の犯行であると言われています。


実は、ウクライナにはSBU以外にも国防省情報総局(ГУР)や対外情報庁(СЗРУ)という情報機関が存在し、互いに権限を巡って対立しています。つまり、今回の粛清の動きは国内の内部分裂による政権の変動が原因であるということです。


Straight Calls with Douglas Macgregor
Youtube@StraightCallsDouglasMacgregorへのリンク画像です。

(出典:Youtube@StraightCallsDouglasMacgregor)


世界中どこの国でも必ず強硬派(タカ派)の政治家がいるものですが、ウクライナでもロシアとの和平交渉に強く反対している者がいます。アメリカのバイデン政権もウクライナ戦争に関しては強硬派であり、できるだけ時間を稼ぐことで戦争を長引かせようとしています。


しかし、大統領の軍事顧問を務めている専門家は、ウクライナが戦争に勝利する見込みがないと判断しており、閣僚や議員なども同じ意見を持つようになりつつあります。一方、欧米メディアもロシアが優勢であることを認めるような報道をし始めました。


他方、日本のメディアの情報は欧米メディアからの「コピペ」であり、これまでロシアが債務不履行に陥るなどと平気でフェイクニュースを垂れ流していたわけです。ところが、実際には西側諸国がロシアとの戦争に敗北し、ロシア経済が戦争前よりも好況であることが明らかになりました。


コロナウイルスについての嘘の情報を垂れ流し、有害なワクチンの接種を推奨してきた自称・感染症の専門家は一体どのように責任を取るつもりでしょうか?また、自称・軍事専門家にも投資家への損失補償の責任が生じています。


結局、アフガニスタンやイラクのように必ず勝てる相手ではなかったロシアに、アメリカとイギリスは敗北して自国経済を建て直すことができなくなっています。当然、日本の岸田政権にもその責任の所在があるため、逃れることはできません。


ウクライナに届かない戦車、約束守られず
2023年2月10日 THE WALL STREET JOURNALへのリンク画像です。

(出典:2023年2月10日 THE WALL STREET JOURNAL)


今、欧米各国の議員たちはウクライナ戦争戦争の出口戦略を練っているとことであり、バイデン政権はウクライナに最新式戦車のM1エイブラムスを輸送することを躊躇しています。また、レオポルト2を供与することを決めたドイツもロシアとの対立を懸念しています。


そもそも、半導体不足で軍事兵器を大量に製造する時間はなく、ウクライナの戦場に届くのは数年後であるのが現状です。それに対して、ロシアの兵器製造は24時間365日をフル稼働している状態です。


日本はG7加盟国であり、アメリカの属国であることから私たち日本人はこれまで間違った教育を施され、情報収集や分析能力を身につける機会がありませんでした。日本人のほとんどが英語を話せず、読めないのも世界的には異常なことです。


欧米と「本物の戦争」 露外相、ウクライナ支援批判
2023年1月23日 産経新聞へのリンク画像です。

(出典:2023年1月23日 産経新聞)


しかも、日本の伝統文化を知らないとなると、いよいよ日本人とは言えなくなっています。だから、ロシアのラブロフ外相は、欧米によるロシア文化の破壊を主張しているわけです。旧ソ連以前から、ウクライナではロシア語を話し、ロシア文化に慣れ親しんできました。


日本文化が欧米によって破壊されたように、ロシアでも自国文化が破壊されるのを何とか防ごうとしています。つまり、ロシアにとっての戦争は領土問題ではなく、文化を守るための戦いであるということです。


これはプーチン大統領だけではなく、ロシア国民が共有して持っている感情であり、そのためにはまずウクライナ戦争に勝利することが絶対条件になります。いずれにしても、ロシアの兵力から考えるとウクライナが降参するのは時間の問題となってきました。

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