札幌市、5月にも10万円一律支給 マイナンバー申請急増に注意も
(出典:2020年5月2日 北海道新聞)
私の友人が、給付金の手続きのために札幌市中央区のハローワークに行ったようです。2月・3月は、30分程度の待ち時間で済んでいましたが、4月以降は1時間近くも待つようになっています。
新型コロナウイルスへの対応で、郵送手続きも可能で長時間待つということは、3月頃から給付金を貰う人々が増えているということの証拠であるように思われます。その1週間後に、紹介状を貰うために再びハローワークに行くと、3月とは職員がかなりに重装備になっています。
まず、対面窓口では透明のカーテンが掛けられ、厚手のビニール越しでの対応となっています。そして、受付窓口で紙を渡され、当面の間は職業相談窓口における対面での職業相談・職業紹介ができない、との文言が記されていました。
コンビニやスーパー、ドラッグストアなどでは、4月20日の週からレジに透明カーテンが掛けられ始めましたが、厚労省管轄下にあるハローワークは少し対応が遅かったものと思います。これで、中高年向けのハローワークは機能しなくなり、企業の人事部はもうそれどころではありません。
札幌のタクシー大廃業前夜、高齢化にコロナ追い打ち
(出典:2020年4月24日 日本経済新聞)
レジ前のシールド処理や手袋着用対応が当たり前となりつつありますが、社会的距離(ソーシャル・ディスタンシング)の案内も始まりました。郵便局などでも若いスタッフが床下にシールを貼っています。ただし、週末の混雑は相変わらずです。
また別の友人は、札幌駅直結の家電量販店の販売員をしていましたが、勤務先では1月末の春節前から店舗側の指導として、売り場に出る前に体温測定やマスクが義務化され、ドアノブやエレベーターの使い方た手指衛生等の指導があったということです。
さらに、3月中旬頃ですが、札幌徳洲会病院に勤務する医師と看護師たちの話として、PCR検査の設備があったとしても感染者に対して、検査や入院を全く受け入れない体制が取られているようです。
詳しい状況についてはわかりませんが、その時から「院内感染リスク」を避けたいという意向があったとものと考えられます。実際に、北海道独自の第1回・緊急事態宣言(2月28日〜3月19日)2/28-3/19の3週間)が終わってからというもの、人々が一気に動き出した印象があります。
3月後半は、これまで以上に飲食店が混んでおり、平日のスーパーは高齢者を中心として大勢買い物に来ていました。そして、週末はさらにショッピングモールやスーパーなど人で混雑していたうようです。
札幌では、ようやく気温が10度以上に上がりはじめ それに伴って公園を走ったり、散歩する人や外出する家族連れが目につくようになりました。休校の子供たちはゲームをしていることが多くなり、4月はほとんど見かけなくなりました。一方、高齢者が目立つようになりました。
北海道で35人感染確認札幌は26人で最多の日に並ぶ新型コロナ
(出典:2020年5月2日 NHK NEWS WEB)
北海道は、道庁や札幌市の発表によると、日々感染者が増えています。特に、「院内感染」が増えており、札幌市内では感染源が不明の市中感染者が少しづつ増加しています。発表によると、クラブやバーなどでの感染が半分程度あるようです。
結局、緊急事態宣言という自粛策を最も長く実施しているのが北海道となりました。3月中旬に一時的に減少した後、東京や大阪など7都府県が宣言した時、道民の多くは感覚的に「対岸の火事」のように思っていたわけです。
最近、道民の多くは個々の危機意識が自分なりの基準になっているように思われます。今後、長いゴールデンウィーク中には道や市から具体的な行動提案が出されるかもしれません。
その内容として考えられることは、他の地域(札幌市以外)への移動規制や地域産業への協力です。5月6日に解除されるためには、ここが我慢のしどころであるということです。
|