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60代以上が、カネにしがみついて離れない理由



一方、日本は日銀に金融緩和をさせて大量に紙幣を印刷してばら撒き、さらに国民年金の原資(GPIF)を使って株価を下落させまいとしています。この溢れ過ぎた紙幣で技術開発投資をするべきですが、安倍政権の暴走を見て何をするのか信用できなくなり、日本人のほとんどがカネにしがみついて離れられなくなっています。


日本人があまりにもカネにしがみついたままのため、政府が消費税などの増税によって諦めさせようとしても、世界的にも保守的な日本人はますます固執してカネにしがみつこうとするはずです。


しかし、実際には年金や健康保険など社会保障制度が崩壊しつつあり、薬も年々高額化しています。その上、平均寿命が100歳にまでなることで、子どもや孫の世代の給料が上がる気配がない中、金持ちの60代以上はますますカネにしがみついて離れなくなるでしょう。


一昔前の日本では、医療や薬学が発達していなかっため、近くにある寺のお坊主の話を信じて死ぬ前に寄付をしていましたが、現在では誰も死んでも天国に行ける話など信じられなくなり、簡単には死ねなくなりました。


当然、安倍政権など信用するわけがなく、社会では金貸し銀行のような無能で詐欺ばかりの営業マンで溢れ、自分に対していつ何をしでかすかもわからなくなり、全てが不信の塊となれば結局、自分の貯金にしがみつく以外に手がないということです。


だから、日本国内ではお金が回らなくなり、経済も回らなくなったわけです。つまり、不安で消費できない人間だらけになったのが日本の本当の姿であるということです。


経済というのは、基本的に循環するためのシステムが必要ですが、日本の場合は不信そのものが原因でカネが自然循環させるための装置をを完全に切ってしまっています。人にもよりますが、高齢になると思い込みが強くなることがあります。 


例えば、アクセルとブレーキの踏み間違いによる交通事故が増えていますが、高齢者に多いのが思い込んだら変えられないことです。心理的余裕がなくなることで、一方的な判断にしがみつく傾向があるのは明らかです。


若い頃は経験がなくても元気なので暴走し、年取ってからは脳の老化で暴走するというのは、交通事故と全く同じ現象です。ニュースとして報道されていませんが、年寄りが運転する車に若者が運転する車や原付バイク、そして歩行者がはねられることが増えているようです。


つまり、年金が60歳から65歳と先延ばしにされるにつれて現役を引退するということができないということです。実際に、道路工事の現場には旗を振る高齢の警備員が増えていますが、旗を振る意味がよくわからないことがよくあります。


様々な職場で似たようなことが起きているものと考えられますが、自然を相手にした農業や漁業のようなリスクがある仕事であれば自分が事故に遭うだけですが、営業や事務など他の職種ではそのような死に方はできないわけです。


「死ねない」、「長生きする」、そして「いつまでも働き続ける」ことによって、事故や事件が引き起されていることが日本の主要課題の一つとなりつつあります。


さらに、権力者の終身身分はさらに恐ろしく、100歳を超えた中曾根康弘元総理大臣や毛沢東元国家主席のような長寿の権力者たちをそそのかして、世界的な政治課題になることもあります。そういった意味では、生前退位された上皇は賢明であるということです。


勿論、このような現象は日本だけの問題ではなく、先進国でも起きていますが、その中でも日本は世界の最先端を走っているのは明らかです。だからこそ、まず最初に日本がデフォルト(国家債務不履行)を起こすしかないということになります。

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日本のデフォルト(国家債務不履行)と、「スイスフラン」という資産防衛策
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