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入店するごとに行うアルコール消毒の問題点と予防対策の盲点 

2021/5/18


北海道、全域で外出自粛へ 札幌は「飲食店休業」要請も
2021年5月15日 朝日新聞へのリンク画像です。

(出典:2021年5月15日 朝日新聞)


コロナで外食産業が軒並み赤字に陥っていますが、レストランやカフェによってウイルス感染予防の対策は異なっているのがわかります。


例えば、テーブルはアルコールで拭いても、テーブル上にあるメニューやiPad、調味料などを拭いていないのがわかります。箸やスプーンなどは毎回持ってきてくれるか、セルフサービスである場合が多いですが、ドリンクバーなどでは不特定多数のお客さんが触っています。


タッチパネルやボタンなども消毒されないため、ボタン経由でウイルス感染が広がっている可能性は高いと思います。ファミリーレストランやホテルでは、未だにビュッフェスタイルを維持しているところがありますが、短時間しか利用されないのでクラスター認定はされにくいようです。


また、ドリンクサーバーのボタンを押したり、レンゲ、トングなどの器具を複数のお客さんに使わせている時点ですでに感染する確率を高めていることに気づかなければなりません。


さらに、レストラン、カフェ、居酒屋、バーなどで咳やくしゃみすれば、床にウイルスが付着しているわけで、アルコールや次亜塩素水で殺菌しないままにしておくと、トイレや厨房、電車などの床に移動していきます。


新型コロナ過去最多の529人感染確認 8割以上が経路不明
2021年5月12日 NHK NEWS WEBへのリンク画像です。

(出典:2021年5月12日 NHK NEWS WEB)


ウイルスはμ(ミクロン)サイズなので、誰かが歩いただけで空気中に舞い上がり、それを鼻や口で吸い込んでしまう人や指で床に触ってしまい、それが口や鼻に入って感染するということです。帰宅後、その手で家族に触れるとクラスターになることは誰もわかることです。


ノロウイルスにかかったことがある人はわかると思いますが、ハンバーガーやサンドウィッチに入っているレタスやトマトが傷んでいる場合に起きることがあります。旅行中であればホテルに宿泊しますが、吐き気が止まらなくなり、そのまま病院に担ぎ込まれる事態になることもあります。


床についた嘔吐物を消毒したところで、ウイルスは数ヵ月も生きることができ、二次・三次感染が発生する話をよく聞きます。しかし、論理的には理解できる話ですが、店側は論理的に検討しないばかりか、対策を見誤ることが多いと思います。


ブランド店が並ぶショッピングモールや高級ホテルであったとしても、床の清掃がどれくらいの頻度で行われているのかはわかりません。このことは、感染予防の観点から考えると隠れた盲点であると思われます。


コロナ対策「優等生」、台湾に異変 引き金は国際線パイロット
2021年5月16日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:2021年5月16日 Yahooニュース)


欧米諸国ほどの感染者・死亡者を出していない日本ですが、政府と厚労省のデータ改ざん以外に靴のまま家に上がらないという生活様式の違いがあります。何とか玄関で食い止めているうちは、韓国や台湾、そして中国の一部などアジア諸国の感染者数は増えないのかもしれません。


車の中を土足厳禁にしているドライバーもいますが、そこまで徹底しなければ感染予防ではないという主張もあります。職場であっても、トイレのスリッパを共有することは問題があるように思います。


1年経ってようやく、1回に必要なアルコール消毒剤の分量がわかってきた日本人ですが、未だにコンビニや病院、英会話教室など店舗に入るごとに75%以上のアルコール消毒をしなければならなくなっています。


問題は、1日のうちに何度もアルコール消毒すると手や指の皮脂が溶け、皮膚が荒れてしまう人がいることです。特に、美容師や調理師、そして看護師など洗い物が多い仕事は、細菌やウイルスが細かい傷に入り込むリスクを抱えています。


アルコール手荒れやマスクにきび 皮ふトラブル対策を専門医に聞く
2021年5月6日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:2021年5月6日 Yahooニュース)


呼吸気管を痛めるマスクと同様、アルコール消毒も皮膚にダメージを蓄積させ、むしろ免疫が下がることで感染予防上の盲点となることがあります。殺菌消毒では、ウイルスだけを取り除くことはできないということです。


病院や介護施設、理容・美容室、そして飲食店などで働く以上、誰よりも殺菌を続ける必要がありますが、油断をすると自分がクラスターを引き起こすことになることも考えられます。医療機関や学校でクラスターの発生が増えているのは、気を抜いてしまうからです。


体調が悪い患者は歩き回ることが制限されているため、病院で感染源になっているのは医師や看護師、そして職員である可能性が高いと思います。


現在のウイルスの感染予防で、最も効果的なのは「ウイルス研究所」で採用されているような防護方法です。つまり、毎回のように防護服を着用し、そのまま全身シャワーで消毒した後、念入りに手洗いやうがいをすることです。


ただし、仕事で忙しい私たちがこのような防護ができるはずもなく、ましてや朝夜と満員電車で揺られながらでは手の打ちようがないのも事実です。

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