2020年内に世界各国で起こり得る出来事の予測｜北海道で唯一の「情報リテラシー教育スクール」

11月3日に実施予定のアメリカ大統領選挙についてですが、予備選で勝利したアメリカ民主党大統領候補のジョー・バイデンが辞退する可能性が出てきました。

アメリカ西海岸のワシントン州シアトル市やオレゴン州ポートランド市の市街地で、人種差別に反対するデモ隊の一部は「自治区」を設立したと宣言しています。米民主党支持者に一体何が起こっているのか、またバイデン候補が辞退することになるのでしょうか？

今後、米民主党はバイデンに代わる候補を探すのに躍起になり、もしかしたら予備選で早々と消えた「民主的社会主義者」のエリザベス・ウォーレン上院議員が、1月にサクソバンクが予測した通りに大統領候補になるのかもしれません。

結局、新型コロナウイルスの収束が世界で最も遅れているのがアメリカとロシアです。それ以外の諸外国では、6月末までに一旦収束して11月頃まで経済活動が回復するものと考えられます。ところが、V字回復とまでは至らずに多くの大企業が倒産していくことになるのは明らかです。

新型コロナウイルス蔓延の影響もあり、イタリア経済はすでに崩壊しています。しかし、EU（欧州連合）はイタリアを救済することはできず、イギリスのEU離脱は交渉なしに始まるため、これをきっかけにEUは崩壊へと向かう可能性があります。

ただし、離脱した後のイギリスはトランプ政権のアメリカと新たな自由貿易協定を締結し、香港を捨てて日本を「世界の金融ハブ市場」にする必要があるようです。また、北京か上海にも似たようなハブ市場を構築しようとする動きがあります。

私たちは、これまで新型コロナウイルスで大変な思いをしてきましたが、必ずしも悪い面ばかりではなく、良い面もあったように思います。例えば、緊急事態宣言中の人間関係の強化や新しい地域コミュニティーの価値の再発見がありました。

私は、3月1日から「情報リテラシー・セミナー」を始めましたが、未だにその時の参加者は毎週土曜に来ていただいています。これは、間違いなく新しい意識が生まれていることを意味しています。

いずれにしても、私たち人類は歴史の大きな転換点に立たされており、これから何度かの厳しい艱難をくぐりぬけた後、さほど悪くない世界に入っていくはずです。私たちひとり一人の意識の変化が先か、世界の変化が先かはわかりませんが、新しい意識とともに世界が変わっていきます。

一方、これから朝鮮半島や中東で大きな出来事が起きます。また、ウイルス蔓延や原油価格下落で苦しむロシアは、目を外に逸らすために中東に介入し、紛争を引き起こす可能性があります。

アメリカでは、これから多くの社会不安が起こり、トランプ大統領は大統領選挙のための支持者集会を開催できるように、7月には完全に全米の都市封鎖（ロックダウン）を解除するよう行動していくと思われます。

バイデン氏にセクハラ疑惑再燃　米大統領選に火種か

(出典：2020年4月30日日本経済新聞）

夏までは、トランプ大統領とバイデン候補の大統領選挙キャンペーンは、かつてないほど激しいものになりますが、明らかに役不足のバイデン候補は仲間であるはずのCNNやニューヨークタイムズ紙からスキャンダラスな報道を流される可能性があります。

新型コロナウイルスの第二波は早くても9月頃に始まりますが、アメリカやロシアでは完全に収束しないまま第二波の到来と重複することになりそうです。しかし、効果が確認されたワクチンが開発されて配布されれば、完全に収束する可能性も残されています。

ただし、ワクチンにはナノチップが入れられる可能性があるため、できる限り接種を拒んでいくことも必要かもしれません。2回目、3回目と改良されたワクチンや新薬がアナウンスされていきますが、見極めが肝心です。

最後に、新型コロナウイルスの影響は計り知れなく、大量の失業者と企業倒産が世界各国を襲い、この結果、現在の資本主義は終焉することになるということです。