ジム・ロジャーズ「日本は東京五輪で衰退する」 いずれ「政府への反乱」が起きるかもしれない
(出典:2019年11月10日 東洋経済Online)
1月末から騒がれ始めた新型ウイルスの流行は、たった4ヵ月で世界を大きく変えてしまいました。私が知る限り、2011年3月11日に起きた東日本大震災の福島原発の放射能事故より、はるかに影響は大きいと感じます。
セシウムやストロンチウムなどの放射性物質というのは、時間が経てばいずれ消えていきますが、ウイルスは人体に寄生して増殖していきます。つまり、人類が存在している限りウイルス問題はなくならないということです。
なぜオリンピック招致から撤退する都市が相次いでいるのか
(出典:2018年11月20日 BBC)
Atlasマンツーマン英会話の本社がある北海道札幌市では、次の次くらいの冬季オリンピックに向けて準備をしているようです。「オリンピックを開催すると衰退する…」。これこそ、過去に開催した都市の法則であり、東京オリンピックはほぼ中止が決まったようなものです。
実際に、1988年開催のソウルオリンピック以降。1992年のバルセロナオリンピック、2000年のシドニーオリンピック、2004年のアテネオリンピックの経済成長率はどこも下落しているのが現状です。1998年に冬季オリンピックを開催した長野県も含め、ほとんどが財政的に厳しくなるわけです。
五輪後に景気が悪くなる理由 夏季6大会で例外は1つだけ
(出典:2012年9月14日 日経スタイル)
活性化するどころか、都市全体が衰退する確率が高いことが明らかなため、世界の経済システムに大幅な変更がないうちは反対せざるを得ません。私は、これまでアメリカから戻ってきて、「なぜこんな町のために時間を使ってるのか?」と思うことが多々ありました。
私の主張を全く聞かず、北海道や札幌市は一部の既得利権者だけの話を聞き、これまで自分たちの利益になることしかやってこなかったことを知る者は少なくありません。特に、役人や銀行の幹部を含め、安倍政権と電通の関係を無視できなくなりつつあります。
なぜかと言えば、これまで自治体がやってきたことが日本政府とほとんど同じだからです。利益が得られるのは金融機関とその関係者だけで、普通に商売を営んできた北海道や札幌市の人々は今回のコロナ騒ぎで酷い目に遭っているわけです。
東京商工リサーチTSR速報北海道地区版
(出典:東京商工リサーチ)
まず、札幌に2店舗あった大衆食堂「半田屋」が倒産し、焼肉バイキングレストランの「運河亭」も閉鎖しました。しゃぶしゃぶの「北菜亭」など、すすきのにあった飲食店の多くが廃業しています。札幌第一ホテルも、コロナ騒ぎで利用者が大幅に減少したことから閉館しました。
札幌市内の飲食店が次々と廃業・倒産し始め、地元の人が利用していたお店が潰れるようになりました。これから英会話スクールなども閉鎖し始め、英語ネイティブと対面で英会話レッスンを受けられなくなる可能性があります。
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