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NATO諸国によるウクライナへの武器支援と直接関与の可能性

2022/7/12 (火)

NATO即応部隊、大規模増強へ ロシアの脅威受けて
2022年6月28日 BBCへのリンク画像です。

(出典:2022年6月28日 BBC)


東部のルガンスク州にあるウクライナ軍の最後の拠点「セベロドネツク」の攻略に、ロシア軍はかなり時間をかけて陥落させました。


しかし、ロシア軍が最低限の兵力だけでウクライナ軍と戦闘していることがわかりました。西側メディアが報道するように攻勢に手を焼いているように見えましたが、ウクライナ軍にはもう反撃する兵力など残っていません。


NATO諸国から兵器が輸送されても、ウクライナ軍が使いこなすことはできなくなりました。ロシア軍が、少しずつ支配地域を拡大している理由は、ウクライナ軍からの反撃ではなく、ロシア軍が都市全体の破壊を最小限にとどめているからです。


ウクライナ国内のインフラ施設が完全に破壊されると、都市を再建するために巨額のコストがかかります。再建するためのコストを計算し、民間のインフラ施設を維持しながらピンポイントでウクライナ軍の兵士が隠れている建物をミサイル攻撃しているわけです。


また、ロシアは主力の兵器と兵力をウクライナ国内に持ち込まず、NATO軍がウクライナ戦争に直接関与した場合に備える戦略的予備軍を配備しているということです。一方、ウクライナ軍の戦略は戦争を長期化させてロシアが経済的・政治的に崩壊するのを待つことです。


【ウクライナ】NATOは兵力増強へ、北欧2国の加盟に向け正式始動
2022年6月29日 Bloombergへのリンク画像です。

(出典:2022年6月29日 Bloomberg)


さらに、長期戦で時間を稼ぎながらアメリカを中心とするNATO軍の直接介入を期待するしかないようです。長期戦の場合、まずNATO側はロシア軍を四方から包囲して動けないようにすることを考えているはずです。


ウクライナ軍の兵力ではもはや不可能なため、NATO軍がロシア軍との戦争に参戦する可能性が高まってきています。前線にいるウクライナ軍の兵士たちの間で不満の動きが出てきており、司令部からの物資や支援不足は全く解消されていません。


兵士の士気を低下させているのは、ロシア軍の長距離射程の大砲や装甲車に対して対抗できる兵器や装備がないことです。旧ソ連時代の機関銃と対戦車ロケットで対応していることから、おそらくウクライナ軍の兵力はロシア軍の1/10にも満たない状態にあります。


そもそも、1945年の第二次世界大戦以降で実践経験がほとんどないウクライナ軍は、旧式の武器しか残っていません。最新式のスウェーデン製対戦車ミサイルシステムが輸送されてきても、充電ができないなどの問題が起きているとのことです。


ゼレンスキー氏、年内に戦争終結を G7サミット参加
2022年6月27日 AFP BB Newsへのリンク画像です。

(出典:2022年6月27日 AFP BB News)


さて、日本を含む西側諸国のマスメディアの報道では、「武器支援でウクライナ軍が攻勢を仕掛ければロシア軍に勝利できる…」と書かれています。しかし、IT機器や部品の入手が困難になりつつあり、ウクライナへの支援を困難にしています。


ウクライナ軍は、少なくとも機動力を取り戻して補給ラインを構築するか、部隊を後方に撤退させて時間稼ぎをするかしか選択肢が残されていません。だから、ウクライナ軍が単独で流れを変える見込みは完全になくなりました。


NATO諸国は、ウクライナ軍に兵器を送れば送るほどさらにリスクを高め、ロシア軍を有利にしていきます。ゼレンスキーが諦めないうちはウクライナ戦争は終結しないので、国民の試練はまだまだ続いていきます。


ウクライナ軍、英で先進ロケットシステムの軍事訓練
2022年6月30日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:2022年6月30日 Yahooニュース)


ゼレンスキーは、今年の冬までに勝利して戦争を終結させると話していますが、どう考えても無理があります。果たして、NATO諸国からの「ゲーム・チェンジャー」となるほどの兵器がウクライナに届くのでしょうか?


報道によると、最新型の多連装ロケットシステム(MLRS)がウクライナ軍に提供される予定ですがウクライナ軍には使いこなすための十分な経験豊富な兵士がいません。つまり、NATO軍の兵士を派遣するしかないということです。

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