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ノートルダム大聖堂の火災とヘーゲルの弁証法(2つの対立軸をつくる)

2019年春、いよいよこの社会構造の中で生きていることに違和感を感じている方が増えつつあるようです。


「法定通貨」「円」「お金」などという存在によってお互いに争い、束縛されたりしているわけですが、そもそもお金というのは誰が発行しているのでしょうか?


正しく歴史を振り返り、とことんまで調べていくと「お金」というシステムがよく理解できるようになるものです。政府・日銀は巨額の紙幣を印刷していますが、庶民は1円単位で細かくチェックされているのが現状です。


実際に、銀行の窓口業務やスーパーやコンビニのレジでは、1円たりともお釣りを間違えれば上司に怒られるわけです。片や、権力者たちが勝手に何兆円も紙幣を発行し、株価を買い支えすることで支持率を維持し、好景気のように見せかけています。


片や、庶民は税金や家賃、光熱費、教育費など1円単位で管理されながら暮らしています。いよいよ、通貨発行権を持つ権力者たちが編み出したツールによって時間を奪われる生き方から離れることが求められているように思うわけです。


4月16日(現地時間15日)、フランス・パリにあるノートルダム大聖堂が火事で倒壊したという報道がありました。


火災で燃えるノートルダム大聖堂 出典=ウィキメディア・コモンズ
火災で燃えるノートルダム大聖堂 出典=ウィキメディア・コモンズ


フランスが、日産元会長のカルロス・ゴーンが東京検察特捜部に逮捕されたことで、報復攻撃によって日本オリンピック委員会(JOC)の竹田会長を辞任に追い込みました。そのような状況の中、フランスの宗教的な象徴であるノートルダム大聖堂が倒れて崩れ落ちるというのは、まるであのタロットの絵のようです。


こうした宗教的な象徴が崩壊するというのは、今後起こりうる恐慌や戦争の暗示のように思います。東京都庁ビルは、このノートルダム大聖堂をモデルにして建造されています。Wikipediaでは、東京都庁舎についてこのように書いてあります。


「この建物は丹下健三の後期の代表作のひとつで、一般にデザインとしてはポストモダンに属するとも、第一本庁舎は一般にパリのノートルダム大聖堂の形態を引用しているともいわれている」


東京都庁 出典=ウィキメディア・コモンズ
東京都庁 出典=ウィキメディア・コモンズ


ノートルダム大聖堂は、フランスのローマ・カトリックの中心的建物として有名ですが、つまり宗教による統治機構ということです。一方の東京都庁は文字通り東京都の統治機構ということになります。しかし、なぜ統治に関わる建築物にはどれも2本の柱があるのでしょうか?


これは、ヘーゲルの弁証法によって「ボアズ」と「ヤキン」を表しています。旧約聖書の時代、ソロモン神殿の前にも2つの柱がありました。


北海道で再び最大震度6弱が発生 「11」と「22」と「33」の数字に注目ソロモン神殿の2つの柱「ボアズ」と「ヤキン」
ソロモン神殿の2つの柱「ボアズ」と「ヤキン」


2本の柱という象徴を、世界中にある様々な建造物に埋め込まれているわけですが、支配者層は世の中を統治するには2つの柱を立ててきました。例えば、「自民党」対「民主党」、「アメリカ」対「中国」、「キリスト教」対「イスラム教」、「経営者」対「従業員」などがあります。


さらに、「右翼」対「左翼」、「善」対「悪」、「民主主義」対「共産主義」というような目では見えない思想なども2つの対立軸にされることがあり、この世を統治するための思考法です。結局、国会議員は臭い演技を演じ、マスメディアはその八百長運営を報道しているだけのことです。


どうでもいいことでもお互いに争うように見せることで、本当の敵に気づかせないようにしていきます。ここでいう本当の敵とは、通貨を発行することで国民の時間を奪っている者たちのことです。この者たちこそ、人類の敵ということです。


ノートルダム大聖堂の火災から、いよいよ2020年以降の東京の動きを暗示しているように見えてきます。一刻も早く「今だけ、カネだけ、自分だけ」の世界から離れることが求められているように思うわけです。


フランスで続いている「黄色いベスト運動」のデモから暴動化していく様子は、日本でさえ2020年以降は現象化していくものと考えられます。

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