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日本では報道されない新型コロナウイルスの情報B
「中国人と日本人の「ACE2受容体」の量が人類で最もリスクが高い」


新型ウイルス 国内の感染確認1056人(クルーズ船含む)
2020年3月5日 NHK NEWS WEBへのリンク画像です。

(出典:2020年3月5日 NHK NEWS WEB)


前回お伝えした「ACE2受容体」に関して、ある医学論文が「bioRxiv」という未査読の論文を掲載できるサーバーにアップされています。


未査読とは、他の研究者による審査を受けていない論文という意味ですが、論文が科学論文として正式に認められるためには、他の研究者に審査(査読)してもらう必要があります。


つまり、未査読とはこの審査が行われる以前の状態なので、非公式の論文であるということになります。そのため、科学論文としての信頼性は決して高くはないわけです。


しかし、査読という時間と手間がかかるプロセスを通過することなく、最先端の研究を一早く公開したいという需要があるため、「bioRxiv」のようなサーバーが存在しているわけです。最先端の研究を早く知りたいと思っている人々にとっては、とても便利な情報でもあります。


Single-cell RNA expression profiling of ACE2, the putative receptor of Wuhan 2019-nCov
2020年1月26日 bioRxivへのリンク画像です。

(出典:2020年1月26日 bioRxiv)


1月下旬にアップされた論文は、「武漢2019-nCovの推定受容体であるACE2の単一細胞RNA発現プロファイリング」という論文です。日本語では、indeepさんが最も詳しいように思います。


ウイルス受容体の解析から、すべての人種の中で「新型コロナウイルスに感染するリスクが最も高いのは日本人である」という結果が示された科学論文が発表される
2020年2月24日 In Deepへのリンク画像です。

(出典:2020年2月24日 In Deep)


この論文が注目したのは、「ACE2受容体」のことが書かれています。肺の「II型肺胞細胞」で見つかるということですが、その量が民族によって異なるというわけです。論文によると「ACE2受容体」の量が多い民族は新型コロナウイルスに感染しやすく、また重症化しやすいとされています。


反対に、これが少ない民族は感染しにくく、感染した場合でも軽症で済む場合がほとんどであるようです。この論文では、感染と重症化の危険度の高い民族をランク付けして掲載されています。


感染時のリスクが最も高い(90%以上)のが、日本人や中国の漢族、ベトナムの金族、そしてシーサンパンナ・タイ族自治州のタイ族です。また、上程度のリスク(70%)がペルー人、バングラデシュのベンガル人、スリランカ人、インドのタミル族とテレグ族です。


さらに、中程度のリスク(60%)が様々な白人アメリカ人とイギリス人、アメリカ南西部の黒人、プエルトリコ人、パキスタンのパンジャブ人、そして平均的なアフリカ人などです。そして、最も低リスク(50%)が、コロンビア人、フィンランド人、スペインのイベリア人、イタリアのトスカーナ人など平均的なヨーロッパ人であると報告されています。


Coronavirus risk for Asians, Africans, Caucasians revealed
Japanese and Chinese at highest risk for Coronavirus

2020年2月10日 eturbonewsへのリンク画像です。

(出典:2020年2月10日 eturbonews)


要するに、肺の「II型肺胞細胞」で見られる「ACE2受容体」の量から見ると、中国人と日本人のリスクが人類で最も高いことになります。これは肺におけるACE2の調査ですが、腎臓は心臓のACE2から体内に入る進化型のコロナウイルスでも、日本人のリスクは高いかもしれません。

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