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仕事(work)に対する考え方を変えていく必要がある


今年5月からいよいよ令和時代に入り、世の中の流れが大きく変化している中、実は、仕事の本当の効率というのは、時間ではないことが理解されつつあります。


つまり、「長く働けば収益が増えるわけではない」ということです。「時給」という観点から考えるとそう思うかもしれませんが、「運営」という観点で考えると、従業員の心に余裕がないまま、ただ長く働いても効率は悪くなるだけということです。


極端な話かもしれませんが、寝る時間もなく毎日24時間働き続ければ明らかに効率が悪くなります。通常、長く働けば仕事が増え、おカネもその分得られると考えられがちですが、実際には疲弊してしまうため仕事どころではなくなるわけです。


もはや効率云々という話ではないことが、多くの経営者には理解されていないように思います。むしろ長く働かせれば会社の収益が増えると世の中の経営者は考えています。このように、何も分かっていないのが現状です。


仕事というのは内容が重要であって、長く働けばいい仕事ができるということではありません。発想力が必要な仕事は当然ですが、単純作業であっても接客業やサービス業であっても内容が全てということになります。


発想力を要する仕事は、心に余裕がなければ面白いアイディアがひらめくことはまずありません。シンプルな作業であっても、体力や気力、そして心に余裕がないとミスをすることが増え、何度も同じことをしなければいけなくなり、かえって効率は悪くなることは明らかです。


実際に、接客業やサービス業に携わる方も、体力や気力、そして心に余裕がなければ「気持ちの良い接客」ができないことは誰もが知っていることです。疲れているのにお客さんに対して笑顔で接することなど無理な話です。


なるべく安い賃金で、残業代も出さずに長い時間を働かせれば人件費が抑えられ、収益が増えると普通の経営者は思うかもしれませんが、それは近視眼的な考え方でしかありません。なぜかと言えば、働く人たちが疲弊してしまっていたら、いい仕事(work)などできなくなるからです。


いい仕事ができなくなれば、その会社の製品やサービスも自然と魅力を失っていきます。長時間働いて大量生産したことろで、その商品やサービスの魅力がなくなり、価値が減るためにお客さんに購入してもらえなくなるということです。


だから、会社は収益を得られなくなり、店自体が成り立たなくなるということになります。結局、仕事をしてくれている従業員たちが、楽しく、気持ちよく仕事ができるような職場環境をつくるのが、会社の経営者の仕事ということです。


従業員を限界まで追い詰め、長く働かせて搾り取るのが経営者の仕事ではないので、そんなことをしていると一時的には収益が上がっても、その後は先細りになっていくだけです。


もう一つ、仕事をしている現場の従業員たちもお互いを監視し合うようなことはやめるべきです。監視し合えばそれだけ職場にいるだけで苦しくなり、劣悪な環境に変わってしまいます。要するに、他者に干渉すれば自分も干渉されることになるということです。


タバコの休憩を許さないのであれば、コーヒーを飲む時間も許されないことになり、結局はどちらもサボっている時間ということになってしまうわけです。こうなると、トイレにさえも自由にいけない雰囲気になり、苦しくなってきます。


もはや、従業員同士で管理しようとしたり、監視し合うのは無駄であるということです。会社に所属している以上、目的は同じでわけで、自分たちがつくった製品(サービス)をできるだけ多くの人に使ってもらい、そしてその対価として報酬を得ることです。


それなのに、従業員同士がお互いに監視し合うことになれば、いい製品(サービス)を提供することはできないわけです。だから、急激に収益が減るようになり、先細りしていくだけになります。


このように、会社、特に大企業の経営者や幹部たちというのは、現場で働いている人たちにできるだけ安く働かせることにしか興味がありません。現場の人たちの体調のことなどを1ミリも考えずに、少しでも長く働かそうとしているだけです。


この10年ほどは急激にいわゆる「サラリーマン社長」が増えましたが、会社を長く続けようということを考えるよりも、自分が多くお金を手にすることしか考えていないのは明らかです。これは政治家や官僚にも全く同じことが言えます。


今後、現場で仕事をする方だけが、仕事をしていることが楽しいと思えるようになり、満足できる仕事ができようになると思われます。そうすれば、自然と仕事の効率も改善され、収益も増えるようになるということです。


そういう意味でも、最近は大企業ではなく、個人で仕事をすることが求められているように思います。会社というのは、働かせていただいているところではなく、会社のために働いているわけではないことがとっくにバレてしまっています。

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