| 前回の続きですが、「ベーシック・インカム」によって個々の特性を発達させることができることを説明しました。
そして、それによってこれまで以上の知的能力を上げるためには、「仮想通貨」が必要であるということです。実際に、石油や天然ガスを主なエネルギー源としている時代は、そろそろ終わろうとしています。
また、インターネット上での金融取引によって世界中の人々の投資が入ったことで、債券や株価を膨張させすぎた結果、10年前にリーマンショックという金融危機が起き、銀行が倒産しかけたのは明らかです。
実は、金利など私たち人類には必要ではないことがわかってきました。金利というのは、人を働かせるための駆動力としての機能しかないことが明らかになり、それが拡大しつつあります。ついに、古代ユダヤ人が発明したトリックがバレ始めています。
人工的な装置を運用しないと社会が混乱することは歴史が証明していますが、いよいよ金利という2000年以上も支配層たちが利用してきたシステムが放棄されることで、人の脳は急激に飛躍する機会を得る可能性があります。
これが私が考える「新時代のイメージ」です。ただ、このコラムを読んでいる多くの方はついてこれていないかもしれません。20年以上もアメリカで暮らした経験と、20年以上も日本で経営者を続けてきたからこそ、このようなイメージが湧くというわけです。
そのアメリカという国は、日本よりも這い上がるチャンスが高いですが、残念ながら政府にカネがないために自国のアメリカ人を放置し、世界中から入国してくる移民たちに優先的に供給しています。
一方、ソ連のような旧社会主義国は、経済自体が社会保障と医療保障によって壊されたわけです。そして、近い将来に日本もそのような状態になるのは確実になりました。
つまり、現代の社会構造はシステム転換のために、日本を含む先進国は全てデフォルト（国家債務不履行）させられる必要があるということです。社会が原点に戻ることで「一旦リセットする」、ということです。
人が朝起きて、仕事して、食べて、子どもを育てるというような生き方には変化はありませんが、その本当の意味と方向性が大きく変わることになるでしょう。
| 
お問い合わせ