首都直下地震の発災直後からの4日間を描く“体感型”ドラマ「パラレル東京」を再び!
(出典:2021年3月22日 NHK)
3月20日、宮城県沖でM7.2の大きな地震が発生しました。2月13日に起きた福島沖(M7.4)と同様、東北・関東まで揺らした地震の体感に近かったと言った声が聞こえてきます。
実は、茨城県南部で地震が頻発した2019年12月、NHKが「パラレル東京」という首都直下型地震をテーマにした、解説付きドラマの3次元体感キャンペーンを行っています。
つまり、本当に大地震が襲ってきても人々に「仕方がない…」と思わせるための「予測プログラミング」であるということです。国営放送局であるはずのNHKは、日本を呪うような手法を繰り返しており、本当に残念な気にさせています。
さて、大災害の発生を前に私たちは「イメージトレーニング」をしておく必要がありそうです。スポーツ選手や営業マン、お笑い芸人、学校の教師、そして手術前の医師など、本番に臨む前は必ずイメージトレーニングを行います。
何のイメージも持たない人間というのは、大地震を前に下手に動いてリスクを回避することができなくなります。また、闇雲に動いてもかえって失敗することもあります。だからこそ、大地震が起きた時のリハーサルを頭の中で行うということです。
<グラッときたら。自宅編@> もしも「夜中にグラッ 」ときたら?
(出典:助かる!ジブン防災静岡)
例えば、夜中寝ている時に大地震が発生した際、部屋は暗いためにまず必要なのが「ライト」です。部屋のスイッチを押しても停電で点灯しない可能性があり、ベッドの横に懐中電灯を置いておくことは基本動作の一つです。
スマートフォンの懐中電灯アプリを入れておき、一通りの操作をやっておくことも必要ですが、充電されていないリスクを考え、ラジオ付きの懐中電灯も置いておきます。ラジオならすぐに地震の大きさや場所、津波のことを知ることができるようになります。
当然、停電になればテレビが視聴できなくなり、スマホに電波が届かなくなります。2018年の北海道胆振東部地震では、スマホの通信が遮断され、電話やインターネットが使えなくなりました。当時、そのことを調べもせずに「電話がなかった…」だとか、職場の人間関係に問題が起きました。
<グラッときたら。自宅編A> 揺れたそのとき、どうすればいい?
(出典:助かる!ジブン防災静岡)
<グラッときたら。自宅編B> 「マンション防災」はトイレが一大事!
(出典:助かる!ジブン防災静岡)
<グラッときたら。外出編A> もしも会社で「グラッ」ときたら?
(出典:助かる!ジブン防災静岡)
また、2016年の熊本地震のように自宅が全壊・半壊するような災害時ともなれば、公園やキャンプ場などで野営をすることになり、エンジン発電機の騒音やたき火など臭いを出すなど近隣トラブルなどで、クレームを誘発することになります。
結局、ホームセンターやカー用品などで販売されているガソリン発電機は「ポツンと一軒家」でなれければ使うことができるのが現状です。個人が保有できる持続可能で安全な発電システムは「ソーラーバッテリー」ということになります。
Jackeryポータブル電源1000でできること
(出典:2021年2月22日 webCG)
自家発電について何も知らない人は、上記のような5万円程度のポータブルバッテリーを購入していますが、家電を使えるほどの蓄電ができないのでは気休めにしかなりません。
災害後、北海道電力で起きたような全道電力網の崩壊を想定することは重要です。当時、1日半で電力が回復したため、ポータブルバッテリーで十分であったわけですが、1週間以上となると限界があります。
家の損壊状態が気になるところですが、状況次第では自宅を捨てて車に逃げ込むこともあるかと思います。ポータブルバッテリーの蓄電は、いつも満タンにするように心掛けるようにし、車のバッテリーと併用して少しずつ電力を消費していきます。
これこそ、生き延びるための知恵であり、停電が長引いた時にも対応できるコツです。このように、震災時のイメージトレーニングを行うことで命をつなぎとめることができるというわけです。
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