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「図々しい人たち」が各所でサービス破壊 ルール明文化の世の中にするしかないのか
(出典：2023年3月12日 Yahooニュース）
欧米諸国が、必要以上にロシアを憎む歴史的な矛盾を、残念ながら日本人は理解することができません。今後、ロシア経済の好調さに対してアメリカやイギリスはさらにヒステリックになっていくと思われます。
そもそも、ロシアへ経済制裁を仕掛けた中心国はアメリカとイギリスであり、自分で自分の首を絞めることになりました。日本人を含め世界中の人々は、アメリカやイギリスに対して比較的良好なイメージを持っています。
ハリウッド映画やビートルズ、自由と人権、民主主義など、日本人もこの2つの国の文化や習慣から全てを学んだ、といっても過言ではありません。一方、ロシア文化について私たち日本人はほとんど何も知らないのが現状です。
だから、ウクライナ戦争が始まってからロシアを悪く思う日本人が増えました。「欧米が正しく、ロシアや中国が悪い…」というのはメディアによる洗脳であり、義務教育や家庭環境、そして職場のレベルの低さが原因であるように思われます。
日本人が｢あまりに無謀な戦争｣を仕掛けた真因
(出典：2021年5月25日 東洋経済ONLINE）
戦前、日本の軍部は「鬼畜米英」などのキャッチフレーズを広めることで、国民全体が反欧米に傾きました。当時、ほとんどの日本人が日本から出てことがなく、アメリカやイギリスがどういう国なのか見当もつかなかったわけです。
例えば、関東軍の参謀で日本を代表する戦略家として軍部に大きな影響を及ぼした石原莞爾は「世界最終戦論」という本を出版し、日本と天皇の世界的な使命としてアジアの盟主になることを掲げていました。
具体的には、日本の国力を上げるためには国民が犠牲となり、アジアの人々が天皇を信仰するよう「神国・日本」で世界を統一する、などと書いています。そして、日本が世界を統一するための最終戦争が起きると予言していました。
結局、石原の言う最終戦争とは第二次世界大戦のことで、日本はアメリカに2つの原爆を落とされて敗戦したわけです。当時、日本は欧米諸国から格下に見られ、憎しみとコンプレックスを潜在的に持っていたのは間違いありません。
問題は、海外に一度も出たことがなく、外国人と会話した経験が一度もない日本国民の多くがこの歪んだ思想を共有していたことです。その結果、海外経験があった傲慢な日本の軍部のせいで、大量の若い兵士たちが満州や南方に送られて戦死しました。
アベノミクスの10年「貧しい人はもっと貧しく」非正規、中小に恩恵届かず
(出典：2023年3月14日 東京新聞）
このような政策の失敗や判断ミスは、現在の自民党、安倍政権や岸田政権にも見られています。政治や経済について何も知らない日本人に、アベノミクスなどと富裕層や大企業だけが得をする政策は80年前と全く同じです。
実際に、海外で生活して外国人と英語や外国語で一度も会話したことがない日本人の多くは、確実に現実が見えなくなっています。80年前は天皇に価値を与えましたが、今はカネに価値を与えたことで本当のことがわからなくなりました。
SVB破綻は対岸の火事か 危うい債券依存、金融庁警鐘
(出典：2023年3月12日 日本経済新聞）
先週から、そのカネを大量に扱っているアメリカの銀行が連鎖破綻し始めています。30年以上前に融資をお願いしたことがあるシリコンバレー銀行が破綻し、以前、預金口座を持っていたファースト・リパブリック銀行の取引が停止されました。
また、大手銀行のクレディスイス（総資産約90兆円）のCDS（倒産保険）が急騰し、史上最高値にまで上がってきました。価格が上がれば上がるほど破綻する確率が上がるため、世界中の投資家たちが注目しています。
金利上昇で債券の含み損が増えている日本の地方銀行でも、同じことが起きると思います。なぜかと言えば、アメリカの銀行経営のビジネスモデルを真似しているからです。2024年上半期に実施予定の「新円切替」に向け、銀行同士が統合する動きが見られています。
アメリカ政府や金融機関の債務問題や、ウクライナ戦争など世界中で一体何が起きているのか、冷静な分析を必要とする世界情勢の複雑な現実は、英語力と情報リテラシー力が身についていない「普通の日本人」の目には入らないようです。
私たちAtlasは、2024年に向けてこれから引き起こされる金融危機と食糧危機（不足）、そして台湾侵攻に備えた提案をしてきました。しかし、興味や関心を持たない日本人の多くが政府の判断ミスで飢えることになると思います。
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