全世界の新型コロナ感染者2000万人…わずか43日で1000万人増加
(出典:2020年8月10日 Yahooニュース)
最近、ジム施設などのプールで泳ぐことが安全かどうかの話題があります。実は、新型コロナウイルスは一定期間水中で生存することができると言われています。
また、屋内だけではなく、屋外でも空気感染する可能性があるようです。特に、感染拡大が進む日本以外の国ではロックダウンの解除を早めたため、さらに事態を悪化させて死者数を増やしているのが現状です。
新型コロナによる世界的なパンデミックの原因は、無責任な各国政府とその国民にあるのは明らかです。まず、経済活動の再開があまりにも早すぎたことと、各国政府は飲食店やバー、ナイトクラブ、そして映画館など多くの人々が集まる場所を解禁したことで、集中的に拡散させたことがわかっています。
BBC NEWS 世界のデモ・抗議
(出典:BBC NEWS)
さらに、欧米諸国では数万人が抗議デモに参加したり、教会などに人を集めていることも原因の一つであるように思われます。現在、EU(欧州連合)域内であれば旅行ができる状態ですが、実はこのことでウイルスを拡散している可能性もあります。
いずれにしても、感染拡大のピークを待たずに経済活動を再開させた各国政府の責任は大きく、現実的ではない言動を行うアメリカのトランプ大統領や、ブラジルのボルソナロ大統領のような国で生活している人にとっては重要なことです。
しかし、国のリーダーだけではなく、厚生省や保健省当局の警告を完全に無視し、新型コロナウイルスを風邪の一種として考えて動き回っている人々にもウイルス蔓延の責任はあると考えられます。
今後、世界の新型コロナの感染者数はついに2000万人を越え、死者は100万人をあっさり超えようとしています。それでも、諸外国では医療の専門家の警告を無視しているか、真面目に受け取ることなく行動しているのが現状です。
私たちAtlasでは、これまで独立系シンクタンクとして予測分析をコラムやセミナーを通じて発表してきました。中には、真剣に受け止めている政治家や官僚、大企業幹部たち、そして軍関係者や医療の専門家もいます。
新型コロナ流行、「第2波」と「第2のピーク」の違いは WHO
(出典:2020年6月21日 CNN)
現在、新型コロナの拡大は「第二波」という意見が専門家から出されていますが、現在は第二波ではありません。第一波の2回目(拡大期)でしかなく、第二波は第一波が完全に収束してから始まります。そして、それは新型コロナウイルスではない可能性があります。
新型コロナの感染拡大は、感染力が高いためにピークに達するのが早く、収束するのも一気に始まるという印象があります。しかし、収束するまで何度も蔓延の縮小と拡大を繰り返しているので、現在は断じて「第二波」ではないと言えます。
新型コロナの第一波が収束するにはかなり時間がかかっているようで、収束したからといっても油断をしてはなりません。100年前の「スペイン風邪」の時系列を辿っていくと、このウイルスが完全に消滅することはなく、そして静穏期を経過してから本格的に第二波が始まるわけです。
特番『衝撃!日本では既に”集団免疫が達成”されている!?』ゲスト:京都大学大学院医学研究科特定教授 上久保靖彦氏
(出典:2020年7月19日 Youtube:松田政策研究所チャンネル//この動画はYoutubeにより再生が規制されています)
ウイルスは、人から人へと感染していくにつれ、突然変異をすることが分かっています。それでは、なぜ日本人は感染しても重症化しないのかと言えば、それは「すでに免疫を持っているから」と分析されています。
具体的には、弱毒化した新型コロナウイルスである「S型」と「K型」に感染しているとされています。昨年11月、湖北省武漢市から大勢の中国人観光客が訪日していましたが、入国禁止にした今年3月まで約185万人が日本に入国をした際に日本人は免疫を獲得したというわけです。
いずれにしても、新型コロナが感染拡大した責任は、ロックダウンの解除を早めた無責任な各国政府と、現実を直視しない国民の無責任な行動にあります。現代人というのは、自分の思考力を正しく使う方法を知らないのかもしれません。
欧米諸国では、新型コロナウイルスから回復しても生涯続く抗体は存在しないとされています。特に、マスメディアはスウェーデンの「集団免疫」を未だに失敗例として認知しており、集団免疫は存在しないと考えています。
私たちAtlasでは、国内外の様々な公開情報を分析し、新型コロナの症状を詳しく説明してきあしたが、若くても持病を抱えている人や肥満、加齢など免疫力が低いことで、感染すると重症化しやすいことを知っています。
新型コロナの感染から回復しても安心はできず、このウイルスによって免疫力がさらに弱くなると生涯にわたってあらゆる病気に罹患するリスクが高まるため、とにかく感染しないことと、予防策を講じるしかないのは変わりありません。
|