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日本のタンカー攻撃は明らかにアメリカの自作自演@

ファイブアイズイメージ
Image from FNNニュース

今回のメインテーマは、ペルシャ湾のホルムズ海峡近くで起きた日本のタンカー攻撃についてです。


6月13日、東京本社にある国華産業という会社が運行するパナマ船籍のタンカー「コクカ・カレージャス号」が何者かに攻撃を受けたと報道されました。後方のエンジンルームが爆発し、船体には小さな穴がありました。


フィリピン人乗組員の証言では、飛行物体による攻撃あったと証言しています。乗組員全員は救命艇で脱出し、近くを航行中の船に救出されています。一方、ノルウェーのフロントラインが所有するタンカー「フロント・アルタイル」も同じ海域で攻撃を受け、イラン海軍の艦艇に救出された乗組員は、魚雷による攻撃のようだったと証言しています。


ちょうど1か月間にも、同じ場所でサウジアラビアやアラブ首長国連邦のタンカーが攻撃を受けたと報道されていました。そのような状況の中、トランプ大統領は「イランが攻撃に違いない」とコメントし、マイク・ポンペオ国務長官も「イランに責任がある」と断定しています。


しかし、トランプ政権の声明に対してイランは全面的に否認しており、外部の勢力の犯行であると声明を出しています。イランのザリフ外相は、自身のツイッターで「最高指導者ハメネイ師と日本の首相が友好的な対話をしている時に起きた」とつぶやき、各国に外交的解決を呼びかけました。


また、日本や欧州諸国もこの攻撃が実際にイランによるものかどうか疑念を持っているようです。この日、日本の首相としては41年ぶりにイランを訪問した安倍首相は、イランと緊張感が高まるアメリカとの関係を仲裁しようとしていました。


イランのロウハニ大統領と最高権力者ハメネイ師との会談も行われており、このようなタイミングで日本のタンカーを攻撃されれば、イランにとっては貴重な友好国である日本との関係が損なわれる可能性があるわけです。


ところが、イランはペルシャ湾に3000隻もの攻撃用高速艇を保有しており、潜水艦部隊なども展開させています。ホルムズ海峡を通過するタンカーの攻撃が可能なことは、あえて実践しなくても誰の目にも明らかなはずです。


さらに、2003年頃を振り返ってみると、当時のブッシュ政権はイラクが大量破壊兵器を秘密裏に保有していることを示す明白な証拠があるとして、イラク侵略戦争を始めましたが、後にそうした事実はまったく存在せず、ブッシュ政権が提示した証拠はすべて嘘であったことが証明されているわけです。


1964年には、北ベトナムのトンキン湾に停泊していたアメリカの駆逐艦に魚雷が発射される事件が起こりましたが、当時のジョンソン大統領はこれが北ベトナム軍の仕業だと決めつけ、即座に北ベトナム爆撃を実施したことも、後にこの攻撃はアメリカ軍による自作自演であったことが証明されています。


アメリカという国は、何度も戦争を引き起こす口実を自作自演する歴史があります。あるいは、戦争に発展させるために先に日本に真珠湾攻撃を誘導させたことで、太平洋戦争が始まったという説もあるほどです。


今回、そのような歴史的なことも踏まえて考えていくと、ホルムズ海峡近くで起きた今回のタンカーの攻撃事件に対するトランプ政権の説明というのは、あまり信用されていないというのが現状です。


そのトランプ政権は、このような状況を打破し、この攻撃がイランによるものであることを証明するために、日本が運用するタンカーに付着させた不発の機雷を高速艇が撤去する様子を撮影したビデオを公開しました。


そこには、イラン革命防衛隊が保有する攻撃用高速艇によく似た船が写っており、さらに鮮明なカラー画像も公開されました。画像を見ると、革命防衛隊の高速艇に似ていますが、これらの証拠にポンペオ国務長官はイランの責任を追求しています。


しかし、どれだけの証拠を見せられても今回のような攻撃を行う動機がイランにはないのは明らかで、これがイランによるものであるとは信じがたい側面があります。この攻撃を実行した勢力が別に存在するのなら、一体それはどの勢力なのでしょうか?

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