新元号の発表から一週間後に公開された新紙幣のデザインについて、国内外から様々な議論が巻き起こっています。

新天皇の即位にともなう新元号とタイミングを合わせたかのようにお披露目された新紙幣と新硬貨ですが、何か深い意味が込められているようにも見えます。

それもそのはず、そのメッセージは、私たちに対してあからさまで直観的に分かるように日銀（財務省）の公式ホームページに記載されています。

新しい日本銀行券及び五百円貨幣を発行します

新1万円札の顔に決まった渋沢栄一が、1873年（明治6年）に興した第一銀行は、日本で最初の株式会社にして最初の民間銀行と言われています。

その第一銀行は、1904年(明治37年)5月、日本銀行の韓国支店として中央金庫事務取扱を日銀から委託され、法律によって民間銀行でありながら発券機能をも持っていました。渋沢栄一が深く関与していた日銀ですが、ジャスダック銘柄の一上場企業です。日銀の株は、市場で取引されています。

しかし、上場企業の最低限のルールである大口株主(日銀の場合は出資者)の名前は非公開となっており、日銀に勤務する社員（職員）にも守秘義務が課されているようです。

新5千円の顔である津田梅子は、新元号「令和」で出てきた万葉集の「梅花の歌」にちなんだものであるかはまだわかっていません。

念の入ったことに、裏面のデザインの藤の花は、古事記や万葉集に古くから登場している花と紹介されています。津田梅子は日本政府の後援のもとに最初にアメリカ留学した日本人女性で、明治維新時に107名で構成された岩倉使節団に同行した1人でもありました。

彼らが欧米諸国で見てきた世界は、日本とは大きく異なる弱肉強食の獰猛な世界であったわけです。岩倉の目的は、西洋のやり方で日本の女子を育成することを学ばせることでした。彼女自身が理想的な新しい日本の女性時代のモデルになりました。

その後、彼女は日本で最も古い女子大学を創設し、教育を通して日本の女性の社会的地位を向上させるための運動を展開しました。日本の男性の弱体化を図った欧米のの資本家たちにとっては満足の行く結果となり、今に至っています。

新5千円札の顔である津田梅子の位置付けは、ミャンマーのアウンサン・スーチーやノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイと全く同じであったように思われます。

今後、彼女の功績をさらに拡大し、日本の男性を完全に骨抜きにしていくことは明らかです。日本では、女性の人権は未だに制限されており、男性はこの点でさらに努力すべきですが、しかし、それとフェミニズムとは全く関係がありません。

日本にいながら欧米化されてしまった女性ばかり教育された今、何が起こるのか想像するだけで恐ろしいことです。最も恐ろしいことは、10年後、20年後にこの問題が現実になってしまうことです。果たして、それに日本人は耐えられのかどうか、です。

最後に、新千円札の顔である北里柴三郎も海外留学組であったわけですが、それよりも紙幣の裏に描かれている葛飾北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」が気になります。

葛飾北斎の神奈川沖浪裏は、2011年3月に福島第一原発が歴史上最悪の原発メルトダウンを引き起こした時に、放射能の内部被曝を恐れた欧米の有力ブロガーたちがよくこの絵を引用していました。

彼ら欧米人からすれば、日本の津波といえば、条件反射のように神奈川沖浪裏の絵が浮かんでくるようです。創設時から日銀は日本の金融機関ではなく、政府も日本の行政機構ではないことを知ると、彼らに乗っ取られてしまっていることがわかるはずです。

安倍首相と麻生財務大臣が述べているように、政府は2024年に新札を切り替えようとしています。しかし、今回のような新券と交換をする場合は、1946年2月16日と同様に「預金封鎖とセットになっている」ことは歴史的に起こっています。

だから多くの方が、2024年1月まではデフォルト（国家債務不履行）や預金（引き出し）封鎖は起こらない、と考えています。大事なことは、預金封鎖を計画している者が「本当のことを国民に知らせるわけがない」ということです。

なぜかと言えば、泥棒が事前にその家に住む方に侵入する日時を予告することはないからです。つまり、預金（引き出し）封鎖とは、政府による国家詐欺のことを言います。