いよいよ、ヨーロッパ最大の民間銀行であるドイツ銀行が経営破綻することが確実になったと思われます。
当然、ヨーロッパ各国で金融危機が起きることから、日本円も1ドル100を割り、80円、そして最終的には50円台まで円高になる可能性が高いわけです。
さらに、欧州連合（EU）とアメリカのトランプ政権の間で貿易戦争が始まっています。まずはアメリカから高い関税を仕掛けていますが、EUもアメリカに対して報復していくのは明らかです。つまり、西洋文明を基盤とする同士で分裂し始めているということです。
一方、今年6月頃から金(ゴールド)価格が急激に上昇していますが、日本市場でも最高値を連日更新しています。今後、株式市場の下落は既定路線であることから、金価格はさらに上昇していくものと考えられます。
私たち日本人ができることは、金融危機からの経済破綻、そしてデフォルト（国家債務不履行）時に生き残るために、金価格が下落したところで少しでも買い拾うことが必要であるように思います。
株価は、ダウ平均や日経平均では何度も最高値を更新しつつありますが、もうすぐ暴落が起きるように見えます。この数年間、ジェットコースターにように何度も乱高下を繰り返してきましたが、いよいよ急降下する動きを数か月周期で繰り返すのではないでしょうか？
いずれにしても、世界の金融市場は不安定な状態にあり、このことを個人投資家や企業経営者の多くは理解しているように思います。私たち日本人は、11月から注視していく必要があります。日々、慎重に現象を分析し、用心しなければならなくなっています。
いつものように、調子に乗って大損し、痛い目に遭うのは自分です。ただし、未来が読める才能のある人は瞬発的に動ける能力が備わっているので、今度も生き残ることができるのではないでしょうか？
さて、米中貿易戦争が始まった昨年3月から、アメリカと中国が軍事的に衝突することで、さらに世界中が不安定になり、金融恐慌が起きる秒読み段階に来ていることを理解する必要があるように思います。
これまで、アメリカと中国は貿易戦争でお互いに関税をかけあう毎に、ダウ平均と日経平均株価が下落してきました。そのために世界各国の金融市場も不安定な状態にあるのが現状です。このことを投資家が心配し、動揺しているのが分かります。
今後、自分の金融資産や投資した資金が、果たして安全に守られるか、という根本的な不安を抱えながらそのことを様々な場所で口に出し始めているわけです。とは言え、安易に資金を株や金（ゴールド）、そして仮想通貨などに移動させようと考えること自体、問題があるように思います。
アメリカを中心とした戦後75年目の世界的な金融体制（ブレトンウッズ体制）の終わりが近づいていることは明らかです。結局、そのことを日本人の投資家や企業経営者が敏感に感じ取っているということです。
私は、40代の仲間入りをした7年ほど前から、海外に農作物やIT機器を輸出している企業経営者やインバウンドの観光業を運営している彼らの悩みを聞くようになりました。彼ら企業経営者としての勘はかなり当たっているように感じますが、それに対して私はどのような理論と対策を出せるのか、です。
アメリカのトランプ大統領は、世界中にある米軍基地を計画的に撤退させる中、世界覇権を狙う中国と世界の支配権を激突し始めています。これが今の不安定な金融市場の大きな原因であるということです。
最終的には、南北アメリカ大陸だけの支配権を視野に入れているアメリカではありますが、このまま中国の好き勝手を放っておくことはできないというのが本音のところです。アメリカと中国の戦いは、果たしてどちらが勝つのでしょうか？
それに対して、日本の保守的な投資家や企業経営者の多くは、アメリカが勝利する、と信じているようです。だから、彼らは未だに株価が上がり続け、円安に向かっていると予想しているわけです。
10月22日に「即位の礼」が終わり、本当に令和の時代となった今、その本当の意味を知らない保守的な投資家や企業経営者の未来がどうなるかは、誰の目にも明らかです。
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