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現在に疑問を持たないからこそ、日本社会を退化させている

ハテナマーク

最近、SNS上のワードをチェックしていて思ったことが、「常識」というワードを連発していることです。その他にも、「当たり前」というワードが見受けられています。


それを多くの方は何の疑問もなく受け入れているようで、だからこそ当然であるわけですが、私には日本社会全体の思考停止が始まっているように感じられます。


「常識」や「当たり前」と言うのは便利ではありますが、本当にそれが正しいかどうかを考えずに受け入れている方が多いように思うわけです。例えば、今年10月の消費税10%導入が一体どういう結果になるのかをもっと考えるべきです。


また、来年の東京オリンピック開催で最も得をする政治家のことや、それに関係している企業についても調べるべきです。それでも、「最近当たり前になってきた傾向」であるにも関わらず、「それが常識」と思い込んでいる方が大勢います。


このように、単なる思い込みをさも当然のように「常識」と認識している方というのは、きちんと理由を説明できず、「自分の価値観=社会の総意」であると完全に思い込んでいるからこそ、「常識」「当たり前」という言葉を使っているのではないでしょうか?


結局、きちんと理由を説明できないのなら、それはただ「常識」「当たり前」を盾に使った押し付けでしかなく、その「常識」に疑問を持たない社会は退化することになるのは明らかです。例えば、30年前と現代では、女性を取り巻く環境は大きく変わっています。


しかし、未だに一昔前の価値観によって「常識」や「非常識」と言うのは、ただの古い価値観の押し付けと言えるかもしれません。常識という言葉はとても曖昧で、流動的な意味を含んでいるように思います。


30年前は、「入社したら定年までその会社で働く」ことが常識であったわけですが、今や「転職することが当たり前」の社会になっています。つまり、常識などというのは、「その時の社会構造の中だけで通用する共通認識」であるということです。


それでも、一度「これが当たり前」と認識するようになると、なかなか考えというのは変わらないものです。だから、古い価値観を押し付けることになるわけです。その方にとって、未だに「常識」であるということです。


このように、「常識としてそれを理解してない方がおかしい…」と思っている限りは、何の進展も期待することはできません。「常識」と言えば、他者の意見をねじ伏せられるわけでもないということです。


本来、常識というのはその社会背景や時代の流れによって生まれた共通認識であって、いつの時代であってもそこまで強い縛りではないように思います。なぜかと言えば、20代と60代の「常識」が大きく異なっているからです。


それは40代、50代にも同じことが言えます。明らかに20代より40、50代の方が、社会的発言力が大きく、だから私たち40代の常識で物事を測れば、20代の若者は当然、非常識と感じるはずです。


しかし、これこそが「社会全体の思考停止」の始まりであって、どちらかが正しいとかではなく、互いに理解する方向に進めば済むことです。それでも未だに、古い価値観を押し付ける方は減ることがなく、昔の常識が今も変わっていないと価値観を更新しない方が、社会の進化を邪魔しているのが現状です。


人の価値観は、たった1日や2日では変わることはないですが、それでも自分の価値観を疑わず、それがあくまで当然のように常識と言う人が多ければ、今後も日本社会は古い価値観に縛られ続けていくだけです。

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