ホーム   > 今、起こっている日本の国内情勢の本当のこと index

日本銀行が「利上げ」した後、債務超過と日本政府の財政危機が起こる

2022/3/22 (火)

黒田日銀総裁「利上げ必要ない」 今春物価2%でも 大規模緩和を維持
2022年3月18日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:2022年3月18日 Yahooニュース)


アメリカの中央銀行FRBは、0.25%を利上げ(政策金利の上昇)したことで「金融緩和を終了」させたと報道されています。しかし、これからも隠れて株価を支えるとオルタナティブ・メディアなどは分析しています。


一方、日本の中央銀行である日本銀行は「金融緩和を継続する」と公表しました。世界で唯一、金融緩和を継続してい日本政府は終了させると一気に財政危機に陥るきっかけになるかもしれません。つまり、日銀が「債務超過」に陥るということです。


日銀は、2012年からの安倍政権から現在まで「アベノミクス(異次元的金融政策)を続け、毎年のように国債(借金)を大量に買っています。そのための資金が日本円(日本銀行券)であり、紙幣をただ印刷して各銀行に押し付けています。


日銀券の流通量を10年も増やしたことで、日本は未だに円安が続いています。ところが、日銀のバランスシートでは日銀券の発行は日銀の負債として計上されています。なぜかと言えば、日銀券が金(ゴールド)の現物と交換可能であった金本位制度からの習慣だからです。


当時、日銀が保管していた金(ゴールド)は、日銀券(紙幣)を保有する者が所有していました。紙幣は債務証書であり、1972年に金本位制が廃止された現在でもこの伝統が引き継がれています。


国の債務超過655兆円 13年連続で過去最大―20年度末
2022年1月25日 時事通信へのリンク画像です。

(出典:2022年1月25日 時事通信)


2020年度は、新型コロナウイルス対策に伴う3回の補正予算編成で国債発行額が112兆円に達し、「負債」が103兆円増えて1376兆円に拡大し、「資産」は40兆円増加して721兆円と報告されています。


今年中に日銀が債務超過に陥ることはないと思いますが、インフレ率が2%を超えると利上げする時が必ずやってきます。この時こそ、日銀が債務超過に陥る可能性が出てくるということです。


その理由は、日銀が抱えている655兆円もの借金のほとんどは紙幣と民間銀行が預けている当座預金だからです。当座預金はマイナス金利ですが、預金には約1%の金利がついています。


他方、日銀は国債を保有しているので政府からの利払いが収入になっています。しかし、インフレ率が2%を超えると金利が上がったり、利上げをすると当座預金に支払う利子が、政府から受け取る国債の利払い金額を上回ることになります。


そうなると、日銀のバランスシートは急激に悪化して、債務超過に陥るのは時間の問題です。「日銀法」では、政府が日銀を資金的に助ける義務があり、これまでのように日銀が国債を買って政府の経済政策を支えるようなことなどできなくなってしまうわけです。


その結果、日本政府の財政が悪化し始め、破綻懸念が噂されるようになります。この時、すでに日本国債の信用は地に落ちており、投資家たちが次々と手放していくと日本国債の暴落は誰にも止められなくなります。


日本の財政が破綻すれば、週5万円しか引き出せない日々がずっと続く
2020年12月24日 PRESIDENT Onlineへのリンク画像です。

(出典:2020年12月24日 PRESIDENT Online)


なぜ経済新聞やビジネス誌が、インフレ率の上昇を恐れる報道記事を出すのかと言えば、それが引き金となって日銀が債務超過を起こし、同時に日本政府の財政が危機的な状況に陥ることを知っているからです。


その始まりが、ロシア軍がウクライナ侵攻したことで、アメリカを中心に西側諸国がロシアに対して経済制裁を発動させたことです。ロシアから原油や天然ガスが手に入らなくなり、日本でもインフレ率が上がることになると思われます。


いわゆる「スタグフレーション(インフレと不況)」を防ぐには、日銀が利上げをするしかなくなります。ただし、日本の場合は日銀の債務超過と政府の財政危機の両方が起きてしまうので、慎重に判断する必要性があるということです。


ウクライナ侵攻と令和恐慌の可能性
2022年3月18日 毎日新聞へのリンク画像です。

(出典:2022年3月18日 毎日新聞)


2020年に始まったコロナ騒ぎについて、ほとんどの日本人がその予兆を感じなかった以上、2022年の財政危機でも対応できない可能性が高いと思います。ゼロヘッジなどのオルタナティブ・メディアやシンクタンクは、数年前から日本が財政危機について懸念を発表しています。


2019年までは考えられなかった出来事が、この2年間で起きていることを考えると、もはや何が起きても不思議ではない世界になりつつあります。戦争や地震、そして経済の状況も大きく変化しつつあります。


2022年は、日本人にとって再び大きな転換期となり、すでにコロナとワクチンで振り落とされた人たちを除き、残された人たちが食料・エネルギー危機が襲いかかってくることになります。おそらく、ワクチン接種で免疫を低下された人たちは、飢餓状態の中では生きていくことはできないはずです。


このことが起きることを何年も前に予測していた私たちAtlasですが、残された人数が少なすぎるために割に合わないことに気づかされています。果たして、このまま真相を伝えることが無駄なのかどうかですが、それはもう少しでわかってくると思います。

<<< PRE:アメリカFRBが利上げを決定 日銀も利上げをしなければ財政危機が起きる INDEX NEXT:アメリカ覇権の衰退で始まる日本の「令和維新」 >>>

すべての「人」へ、
今、起こっている世界情勢の本当のことをあなたに
「自由でないのに自由であると考えている人間ほど、奴隷になっている」 ゲーテの名言@ from Atlasマンツーマン英会話 peters.jp

すべての「人」へ、
今、起こっている世界情勢の本当のことをあなたに
「自由でないのに自由であると考えている人間ほど、奴隷になっている」 ゲーテの名言A from Atlasマンツーマン英会話 peters.jp

すべての「人」へ、
今、起こっている世界情勢の本当のことをあなたに
ウクライナ侵攻から1ヵ月 ウクライナ人と日本人の共通点 from Atlasマンツーマン英会話 peters.jp