CIAがネットで「スパイ募集」採用されるのはどんな人物?
(出典:2020年6月24日 Yahooニュース)
まず、「米軍の情報(諜報・インテリジェント)機関」と聞いても馴染みのない方もいると思いますので、簡単に解説してみたいと思います。
実は、国防省や米軍にはCIAやFBIのような情報作戦を行う諜報機関があります。政府は、巨額の予算が投じてアメリカ国内の有名大学に付属する研究機関などで、軍事利用のための様々な研究が行われているわけです。
実際に、諜報活動を専門に研究しているセクターでは、対中国や対北朝鮮向けの情報戦が活発に行われています。諜報機関では情報戦で優位に立つためにAI(人工知能)などの最新テクノロジーを使って日々、様々な情報を分析・解析しています。
また、東アジア情勢の専門家の指揮のもと、米陸・海軍などから派遣された情報将校や科学者など参加していると言われています。私自身、大学卒業後に陸軍から派遣され、あらゆる任務に従事していた経験があります。
最近、ある部隊では中国共産党と北朝鮮との情報戦で目覚ましい成果を残し、核ミサイル基地の場所を特定したり、地下軍事基地の存在を発見しています。
ところが、2018年6月にトランプ大統領と金正恩委員長との米朝首脳会談が開催され、アメリカは北朝鮮を敵視する必要がなくなったとの判断から、国防省は予算を打ち切り、いくつかの部隊の解散を決定しています。
ファクトチェックは結果も活動できる環境も「公共財」:Global Fact 7 速報レポート(上)
(出典:2020年7月13日 Yahooニュース)
その後、複数の部隊(部局)は対中国向けに再結成されているという話が聞こえています。米軍の諜報機関は、これまで数々の成果を残してきましたが、最近は現在まで引き継がれている分析方法をマニュアル化し、個人の能力に依存しないスキルとして標準化しつつあります。
つまり、ある程度の個人差はあるとしても、情報を分析する能力は誰も備わっており、適切なトレーニングを受けることで誰でもスキルとして身に付けることができるということです。私たちAtlasでは、このスキルのことを「情報リテラシー」と呼んでいます。
では、そもそも「情報リテラシー」とは何なのか?についてですが、それは読んで字のごとく「報道されていないことを分析すること」ですが、距離的に遠くにあるものを分析することだけに限定されているわけではありません。
概念として、空間的な距離感でいえば太陽系を越える宇宙までを含み、さらに時間的な距離感でいえば過去に何が起きたのか、または未来に起きる可能性のあるあらゆる事件や出来事を含んでいます。
2020年の産業用自動データ収集および識別システム市場に関する定量的および定性的分析| 2027年までのトレンド、成長、機会、範囲および詳細調査
(出典:2020年7月16日 investAsian)
当然、このスキルは会いたい人物に会えるようにしたり、コロナ禍で減少した会社の売り上げを戻すという身近な用途にも使うことができます。このようなことが可能なのは、人間が持っている無意識には使われていない能力があり、その能力の一つであるということです。
具体的に情報リテラシーによる分析には2つの方法があります。1つは、様々なデータを集めてから自分自身の経験、そして過去の歴史(フラクタル構造)などから分析し、予測する方法(定量分析)です。
2つ目は、自分自身の無意識の持つ能力を引き出し、無意識が意識に向かって返して来る返答を正しく解釈するという方法で分析し、予測していく方法(定性分析)です。
特に、意識している時とは全く違う脳を使う無意識状態では、イメージなどを言語として使っているため、その意味を正しく把握するためにはその解釈の方法を知らなければならないわけです。
CIA、MI6も顔負け 企業を救う民間諜報機関
(出典:2019年5月10日 日経ビジネス)
実際に、米軍の諜報機関に所属していた人々の多くがすでに引退した退役軍人であり、それぞれが独自の道を進み、そのうちの多くがデータ分析などコンサルティング業務のサービスを提供する会社や、一般向けの金融セミナーを提供する研修会社を設立しています。
特に、アメリカではそのようなコンサルティング・研修会社が数多く設立されており、需要のない日本でも必要になってくるものと思われます。
私たちAtlasでは、週1回の「情報リテラシー・有料セミナー」だけではなく、一般向けに情報リテラシーを見つけるための研修を行うとともに、企業や省庁、そして自治体の官公庁などに提供するコンサルティングサービスを行いたいと考えています。
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