|
集落全員 共助の心
(出典：2021年8月30日 読売新聞）
まず、集落に井戸があると大人数でも飲み水を確保でき、シャワーやトイレの水、料理をするのにも困らなくなります。
また、農地の他に家庭菜園で野菜や果物を栽培していた世帯は、数週間なら持ちこたえることができるかもしれません。夏の暑さからは逃れられませんが、冬の寒さは薪ストーブで対応できると思います。
こういうポイント一つひとつが重要であるわけで、都会暮らしの世帯は家が地震で半壊した際、車中泊やテントを張って寝泊りできる体制を構築する必要があります。その他、食料備蓄や飲料水の確保、そして車内で炊飯したり、お湯を沸かせる電化製品も購入しておくべきです。
高額なキャンピングカーであれば、日常的に使っている炊飯器や電子レンジ、冷蔵庫などもそのまま持ち込んで使えますが、電力が小さい自家用車では対応していません。1.5合の米を炊飯できれば、夫婦2人で半日はお腹を持たすことができます。
スーパーやコンビニでは、5キロの袋に入った米が販売されています。5キロということは1.5合は約230グラムなので、3週間程度しか持ちません。もし5キロで1か月持たせようとしても、3か月の長期戦になればあと2袋の米が必要です。
渋沢栄一が肖像新一万円札印刷開始 最先端の偽造防止技術
(出典：2021年9月1日 NHK 首都圏 NEWS WEB）
最低1年の食料備蓄と考えると、5キロの米袋10個以上をローリングストックすることになります。特に、2024年に法定通貨の新券交換が待っていますので、この前後で紙幣そのものの信頼性がなくなり、物々交換しかできなくなる可能性があります。
その間、食料の心配がなければ生活再建の準備に気持ちや行動に集中したり、次の生活再建への時間的余裕の確保をすることになります。その間に次の食料の確保や、野菜や果物の栽培などを考えなければなりません。
今後、地震や台風、経済危機によって都市のインフラ設備や物流が停止しても、生き延びられる体制を構築しておくことは基本です。問題は、育ち盛りの子どもが多い家族の場合、食料備蓄の量が膨大になることです。
例えば、4人家族なら5キロの米袋が1か月で2つ必要になります。それに避難してきた親戚や兄弟が加わって10人に膨れ上がると、20キロの米など1か月持たない計算です。この数字を考えると、その深刻さが伝わると思います。
賞味期限切れの備蓄の水や食料は地震などの非常時にはすぐ捨てないで！
(出典：2021年2月14日 Yahooニュース）
さて、ただ食料備蓄を進めるだけなら後から問題が起こってきます。それは、白米の賞味期限が以外に短いことです。特に、夏の熱い時期に虫がつきやすくなり、味が落ちてしまいます。だから、玄米で備蓄することになります。
精米機で白米にすることもできますが、停電している場合はそのまま炊飯するしかありません。最近は、無洗米にできる機器もあるようですが、災害時は飲料水が貴重品となるので米を洗うこと自体ができなくなります。
1.5合の白米を炊飯するのに必要な水の量はたったの200mlですが、住んでいる地域によってはそれさえも手に入らないかもしれません。いずれにしても、電力が復旧しないうちは、とにかく車中泊やテント生活を続けるしかありません。
自治体が用意した避難所では、多くの家族が助けを求めて殺到するので寝床や食料の奪い合いになります。性犯罪が増えたり、トイレが詰まると衛生的な問題が起こってきます。そこまでして避難所にいたい人は、よほど自立心が低い人です。
クルマでご飯が炊けてしまう「タケルくん」や「ムスヨ婆さん」「ワクヨさん」で時短！
(出典：2021年8月27日 CAMP HACK）
最近、ソーラーパネルとポータブル電源がセットになった製品が販売されていますが、電力を食う電子機器は短時間しか使えません。だから、車内についているシガーソケットに対応するワット数が少ない「タケルくん」や「ワクヨ婆さん」のような製品が有効です。
雨や雪が降っている日に、たき火をおこして飯盒や鍋で料理することは我慢が要ります。1.5合の米を、たった200Wで炊飯できる炊飯ジャーは画期的です。2台あればお米を炊きながら、鍋が同時に作れます。
| 
お問い合わせ
