日本人が霊性を取り戻すまでの苦難｜北海道で唯一の「情報リテラシー教育スクール」

ここ数年、皆さんの周りでも本格的に本性を現し始めた「人間」が増えていると思われます。特に、就職・転職を考えている人には注意が必要です。

「会社が嫌だ」という程度の理由で辞めたい衝動に駆られている人間には、なるべく近づかないようにするべきです。特に、若い人に多いことではありますが、残念ですがこれから今より良くなることはありません。

消費税が8％に導入された2014年4月以降は、どんな人でも努力さえすれば社会階層の上昇が期待できなくなり、格差が固定化されて政治や経済のシステムが一部の特権階級に独占された状況になりました。

それからというもの、株価だけは上がっていますが、実態経済が良くなっても社会階層の上昇は保証されなくなっています。

この30年を振り返ってみると、阪神淡路大震災や平成バブル崩壊、東日本大震災、熊本地震などの悲惨な経済・自然災害が起こっても、日本人のほとんどは半醒半睡の状態に置かれたままであるのは明らかです。

結局、地球規模の天変地異や宇宙規模の大激変でも起こらない限り、多くの日本人、特にサラリーマンは決して目を覚ますことはないと思います。ところが、実は宇宙規模の変化はすでに始まっています。

欧米諸国から日本に移住してきた大富豪たちが予感しているように、東京直下型地震や南海トラフ巨大地震からは誰も逃れることができないものの、その前に襲ってくる世界規模の経済崩壊は「目を覚ますこと」によって大難を小難にすることができるかもしれません。

しかし、今の日本人の精神の荒廃ぶりを見ているとそれさえも望み薄で、もはや知らないのは日本人だけであるということです。世界は、皆さんが考えているように政治力学で動いているのではなく、誰も想像もできない力によって動き始めています。

このことを、もっと具体的に理路整然と説明することができる人が日本にもいますが、おそらくもっと世の中の崩壊が進んでからでないと誰も関心を持たないと思います。

【コロナ禍と忖度政治】

(出典：2020年6月1日西日本新聞）

他人の意見に納得がいかなくとも、そこは大人の分別を働かせながら妥協することこそが「令和」の本当の意味なのですが、日本人は集団になると「他人と違った考えを持つ人間は危険分子だ」とレッテルを貼って対立を煽る構図は、現代社会のあらゆる場面で見られています。

ある人は「同調圧力」、またある人は「忖度」などと言ったりしていますが、これこそが集団の「反対できない空気」が醸し出す新しい奴隷制かもしれません。この自縄自縛の見えない奴隷制にからめとられている限り、致命的な間違いであることが分かっていても、それを正す者は出てきません。

あなたが「何か変だ。見せかけにせよ今の平和が続くとは思えない」と考えているとすれば、それはあなたがネガティブな考え方をするからではなく、病的な楽観主義者でもなく、ほとんどの日本人が潜在意識の中で抱いている未来やへの漠然とした畏れを素直に表しているからです。

その明確な兆候は、経済指標をはじめとするあらゆる数字、あるいは世相に表れていますが、そうした事実から目を背けさせているのが「認知的不協和」という心の闇です。それは、40年以上にもわたる誤った教育や歴史観、そしてテレビや新聞などの情報によって洗脳され続けてきた結果です。

さて、日本人から完全に「霊性」が失われてしまった中、今こそ明治維新が起きた150年前に官僚機構がつくった枠組みの外側に潜り込むことが求められていると思います。

3月から6月までの4ヵ月、コロナ騒ぎを起こした政府が景気を冷やした後、感染爆発は北半球が冬に入る11月頃に第二波はやってきて、再び政府や各自治体は緊急事態宣言を発動し、さらに実体経済は悪化することになりそうです。

次こそは、完全な経済停止が来るのでそれに備える必要があります。当然、ほとんどの日本人は気づくことがないわけです。今から慌てて準備始めても、間に合うかどうかは微妙です。