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情報リテラシーによる未来予測は可能@ シミュレーション法・デルファイ法(定量的手法)

2021/7/9


シミュレションと未来予測
2021年4月30日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:一般財団法人 高度情報科学技術研究機構 RIST)


「未来予測」とは、現在よりも1ヵ月後、半年後、1年後、そして5年後の未来がどうなっているのかを見抜くため、まずは「定量的手法(データ)」で分析し、最終的には「定性的手法(知識や経験)」で判断することです。


例を挙げると、「シミュレーション法(定量的手法)」は事象から特徴的な要素を抽出し、コンピューターを使って未来の状況を予測する方法です。コンピューターの性能が向上したことによって、事象が数ヵ月後に現象となる予測が可能です。


地球温暖化説が間違っていることが判明した理由は、二酸化炭素が原因ではなく、世界人口が80億人まで増え続けているからです。このまま人口増加が続いていくと、資源の枯渇や環境の悪化により、100年以内に地球上の成長が限界に達する可能性があります。


20年後に実現する技術とは? 文部科学省が未来予測
2020年6月19日 @ITへのリンク画像です。

(出典:2020年6月19日 @IT)


一方、同じ定量的手法の「デルファイ法」は、複数の専門家に対して全く同じテーマを調査させ、その調査結果を照らし合わせながら意見をまとめる方法です。アメリカのシンクタンク「ランド研究所」で開発され、主に国防総省に活用されています。


日本でも、科学技術庁(現在は文科省科学技術・学術政策研究所)が1970年代に科学技術予測調査を開始し、30年先までの技術動向を予測しています。


実は、世界各国の軍隊には情報部が設置されており、その一部は諜報機関としてあらゆるデータを管理する中で国内外情勢の分析や、特定の人物をプロファイリングしています。


また、米軍には遠隔透視を行う部隊も存在しており、米ソ冷戦時代の1980年代まで地下にある軍事基地の存在を透視した記録が残っています。しかし、冷戦後は政府からの予算が打ち切られ、情報部員たちの一部が民間の軍事会社を運営しているわけです。


そのような軍事会社のサービスは多岐にわたっていますが、シンクタンクとしてホワイトハウスとアメリカ議会のブレーンとして大きな影響力を持つ組織として活躍しているコンサルティング・グループもあります。


アメリカのシンクタンクが世界を動かす力を持つ理由
2019年11月14日 Newsweekへのリンク画像です。

(出典:2019年11月14日 Newsweek)


アメリカの首都ワシントンD.C.の中心部からマサチューセッツ・ストリートを車で走らせると、各国の大使館が入居しているビルが並んでいます。通称「大使館ストリート」と呼ばれる周辺は、「シンクタンク・ストリート」とも呼ばれています。


この辺りに有名な「ブルッキングス研究所」や「ヘリテージ財団」など、世界で最も影響力のある非政府機関のシンクタンクが集まっており、政治や経済、金融、軍事などあらゆる事柄について分析され、政府機関の参考にされているわけです。


こうしたシンクタンクの発展を支えてきたのは、研究者や学者などの情報提供者、つまりスパイであるということです。歴代アメリカ大統領は、国際会議に参加する前に必ず専門家のアドバイスが必要と考え、あらゆる分野の専門家から情報を収集しています。


私たちAtlasは、会員制語学スクールとは別に、独立系シンクタンクとして国内外の情勢を分析し、一部の情報を公開する仕事を行っています。分析対象は、ワクチンの大規模接種や東京オリンピック開催など多くの人々がかかわる大規模なイベントが中心です。


将来起こりうる経済危機や戦争、大地震、巨大台風などの自然災害(人災も含め)の予測は、データ分析なしではいつ、どこで、何が起こるのかはわかりません。ただし、個人が対象になることはほとんどなく、その個人が所属している組織を対象にしています。


SRI International
SRI Internationalへのリンク画像です。

(出典:SRI International)


SRI Japan
SRI Japanへのリンク画像です。

(出典:SRI Japan)


私は、カリフォルニア大学バークレー校の国際関係学(IR)を専攻し、その後シリコンバレーで起業しながら米軍に所属していました。そして一時、メンローパークにあるスタンフォード大学の研究所(Stanford Research Institute = SRI International)にも、出入りしていたこともあります。


主な研究分野は情報処理ですが、経済や教育、そして国防なども含まれています。研究所には、様々な人材がネットワークでつながっており、それにアクセスすることで正確な情報が取り出せることもあります。


未来予測の分野では、特殊な才能を持つ人々がいますが、ある程度の訓練を受けることで情報分析のスキルを得ることはできると思います。予測が100%当たることがないのは、未来で起こる正確な日時を知ることが困難だからです。


例えば、報道記事で何度も暗号化された数字を解明したところで、それが「何を」意味していることは解析できますが、「いつ」起こるのかの正確な日付までは分かりません。


ただし、私たちAtlasの情報リテラシー研究開発は独自に進化を遂げているため、いずれ正確な日付を予測することができる日が来るものと考えられます。

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