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EV(電気自動車)は、長距離よりも買い物するための移動手段に

2021/3/11


実質200万円以下のEV軽自動車、日産と三菱自動車が2022年にも発売へ[新聞ウォッチ]
2021年3月10日 Responseへのリンク画像です。

(出典:2021年3月10日 Response)


日産と三菱自動車の合弁会社「NMKV」が開発する軽EV(電気自動車)は、国や自治体の補助金を使った消費者の実質負担額は200万円以下を設定しています。


10年前から三菱は「アイ・ミーブ」、日産は「リーフ」のEVを発売していますが、高額なリチウムイオン電池を国や自治体の補助金を使ってユーザーの負担を減らし、ガソリン車並みの価格設定にする予定です。


EVを購入予定の方に、参考となるのが「1kWh=10キロ」という目安です。この軽EVの場合、20kWhまでフル充電が可能なら200キロも走れることになります。ちなみに、「Wh」という単位は1時間(h)あたりで何ワット(W)の電力を消費するかという意味です。


電気自動車(EV車)を充電しよう!充電時間や走行距離はどのくらい?
2020年4月3日 グーネット中古車へのリンク画像です。

(出典:2020年4月3日 グーネット中古車)


例えば、テスラは80kWhのフル充電が可能なので800キロまで連続走行が可能です。メーカーによるリチウムイオン電池の性能はそこまで差がないため、世界中の自動車メーカーと協力し、研究開発が進んでいます。


車体にソーラーパネルを搭載するキャンピングカーが増えていますが、意外と蓄電量が少ないことがわかっています。フル充電で40kWhまで蓄電できる新型日産リーフは、航続距離が400キロも走ることができます。


つまり、40kWh=40000Whですので車体にソーラーパネルを数百枚も貼り付ける必要が出てきます。それにディープサイクルバッテリーが数十個必要ですので、それだけで重量が1トン以上になるわけです。


実は、10枚のソーラーパネルで12時間に得られる発電量は1kWhにもなりません。つまり、40日間太陽の下に車を置かないと日産リーフをフル充電できない計算になります。


現在、屋根の上にソーラーパネルを数十枚設置している家がありますが、それでもリーフのフル充電には4日程度かかる計算です。結局、ソーラーパネルだけでEVの電気をまかなうのであれば、遠出はできない計算となります。


超小型EVを150万円で。出光興産が自社SSで22年発売へ
2021年3月8日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:2021年3月8日 Yahooニュース)


一方、ガソリンスタンドの出光興産が小型EVを2022年に販売すると報道されています。軽自動車に区分される中で、最高速度を60km/h以下とした超小型車を高齢者や主婦が運転するわけですが、ノロノロ運転に嫌気が指すドバイバーが増えるかもしれません。


さて、ここでEVに特化したテスラ(80kWh)の車を充電するのにどれぐらい家にソーラーパネルが必要なのか、検証してみたいと思います。単純計算では、100Wのソーラーパネルが700枚近く必要となります。


すでに価格や重量的に現実的ではないわけですが、家庭用の電気を一部まかなうしかないのが現状です。今後、大容量のリチウムイオン電池が出てくれば、原発どころか火力や風力発電所が要らなくなるかもしれません。


要するに、EVは長距離を走れるようになるよりも、買い物専用の移動手段になるほうが実用性があるということです。また、コンビニやホームセンターなどに設置されている急速充電ステーションが増えていくと思います。


2025年までにEV用全固体電池の実用化目指す
2021年2月18日 Wedge Infinityへのリンク画像です。

(出典:2021年2月18日 Wedge Infinity)


最後に、リチウムイオン電池を搭載するEVですが、数年前から電池が劣化しない「全固体電池」の開発が進んでいるようです。


全固体電池に関する世界特許出願件数では、中国よりも上である日本が37%でトップにいますが、さらに2030年代の実用化に向けてリチウムイオンに代わる「フッ化物イオン」にも注目しており、エネルギー密度の高い革新的な蓄電池の開発も進めています。

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