世界死者、2カ月で4000人超 米で感染1004人、影響拡大
(出典:2020年3月11日 東京新聞)
日々、私たちAtlasではシンクタンクとして「未来予測」をメッセージやコラムをテキストベースで複数のサイトやSNSにアップしています。
最近は、新型コロナウイルスの話ばかりですが、国内外の政治や経済、社会のことを分析していますが、休校中に情報リテラシーのワークショップには数人しか参加者がいなかったことは、大変残念に感じています。
私自身、何か元気がないのを感じており、何もしたくない気分であっても、やるべきことはたくさん残っているわけです。そのような状況の中、コラムのファンの方々や何人かの新聞記者、公安調査局から電話やメールが来ていました。
記者たちからの電話はいつものように全く意味がありませんが、とりあえず記者たちにはAtlasによる未来予測の分析結果を伝えました。
私は、朝起きるとまず100以上の報道記事を読む習慣があります。最近は、新型コロナウイルスの情報収集のために観たくもないテレビのワイドショーなどもチェックするようになりました。そのような課題を増やすと、情報量が膨大になりすぎることもたまにあります。
先日、夜にBBCニュースを観ようとした時、再び新聞記者からメールがきました。テレビ局や新聞各社というのは、実は取材を別々で行っているようでお互いに情報を共有しないため、取材元も明かさないというのが最低限のルールとなっています。
4月改編説明会、全局中止で思い出す昔のアナログ感
(出典:2020年3月7日 Yahooニュース)
しかし、実際には各社の記者が同じタイミングでメールやチャットで連絡してくるわけです。個別に対応することはできないので、私の見解については簡単に伝えますが、中には私が記者であると勘違いをしている記者もいます。
要するに、現場のことを全くわかっていない新米記者なのですが、当事者ではない単なる記者ではない彼らの多くは、会社の方針に沿うニュースしか取り上げないのが現状です。
結局、私が新型コロナウイルスの背景や全容について話したところで、録音しておきながら報道しようとは考えていないようです。なぜ芸能人や政治家がスキャンダルなどで取材の場で激怒するのかと言えば、伝えたいことが伝わらないからです。
マスメディアでは、報道するにはあくまで報道デスクの方針やシナリオで決まっているように思います。ところが、一般の人にとってはテレビや新聞、雑誌の情報を正しいものと考えています。実際に、私がコラムにしている内容がメディアに掲載されることがあるわけですから、日本人の「情報リテラシー」の低さには驚くしかありません。
全国紙でも進む「リストラ・支局統廃合」新聞記者の苦悩と見えぬ未来
(出典:2019年10月3日 現代ビジネス)
テレビ局や新聞社に勤めている人たちというのは、自分自身で詳しく調査するスキルが乏しく、分析などできないのが現状です。今後、スポンサーの多くがさらにインターネット広告にシフトしていくことを考えると、大量リストラの対象になると思われます。
まず、コピー&ペーストだけで給与やボーナスが支給されていることが不思議です。私以上に関係者や当事者に直接インタビューして、それから分析を行うようにしなけければ「今、起きている本当のこと」など誰も理解できないわけです。
3月に入り、人の気持ちというのはカネより大事であることがしみじみと感じています。もはや、カネを投資しても人の心や気持ちを買うことなどできなくなりました。なぜかと言えば、人の気持ちをカネでは穴埋めできなくなったからです。
これまで安倍政権というのは、カネで買えない人の気持ちを散々踏みにじってきたわけです。そして、私たちもこのことを身近に体験されられています。ここ10年間を振り返ってみても、日本社会は人として大事な要素や情緒が全て無視され、捨てられているだけです。
つまり、人の怒りや悲しみなど、全てがカネに還元されている社会構造になっているということです。だから安倍政権がまだ生き続けていられるわけですが、早く手放さなければ自滅していくだけです。
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