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イスラエル首相、ガザでの戦争は「第2段階」に 「長く厳しい」戦いになると
(出典：2023年10月29日 BBC）
イスラエルは、パレスチナのガザ地区での戦争を第2段階と位置づけ、イスラム組織ハマスを解体して人質を帰還させる戦略に移行した、報道されています。
ガザに住んでいるパレスチナ人の8000人が死亡し、北部の約100万人がガザ南部へ避難しています。イスラエルは、カザ全域で水と電力、そして食料の供給を遮断しており、餓死寸前の状態になってきました。
イスラエルによるガザ攻撃はこの20年で4回目ですが、今回はたった1ヵ月で1万人が犠牲になる大規模な戦闘行為です。イスラエルは、すでに30万人の予備役をイスラエル南部に派兵し、陸・空・海からの侵攻を始めました。
SNSから情報得ている人は、テレビや新聞から情報を得ている人間よりも、世界中でイスラエルを非難する声が大きいことを知っているはずです。そして、ウクライナ戦争と同様、戦争が長引くと関心が薄れて非難の声も小さくなっていくわけです。
スプートニク日本ニュース
(出典：SPUTNIK日本）
XやYouTube（アメリカ）、TikTok（中国）などのSNSを利用している日本人は多いですが、分析を含めた真相を知りたければTelegram（テレグラム）やRT、TASS、そしてSPUTNIKなどのロシア系メディアに目を通すことも必要です。
最近、YouTubeのコンテンツ審査が厳しくなっています。一方、TikTokはほぼリアルタイムでライブ動画を配信できるため、ガザで起こっていることを自分の目で確かめられるようになりました。
英語を話すパレスチナ人は、住宅を破壊された瓦礫の中で路頭に迷う子どもたちの様子を懸命に訴えています。どこでスマホを充電し、インターネット回線に接続しているのかはわかりませんが、このような動画を世界中の人々が視聴しています。
イスラエル側の動画はアップされておらず、ハマスを非難する投稿などはほとんどない状態です。今回の戦争については、SNSで真相を知った人たちが中立的に歴史を振り返り、シオニストが集まるイスラエル政府に責任を追及するようになりました。
【セミナー10/30】「パレスチナの近代史」（北海道大学イスラミック文化研究会セミナー）
(出典：北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター拠点）
全国各地で、中東情勢が専門の大学教授やガザで医療支援を行っている医師たちなども積極的に講演しています。先日、私は北海道大学（スラブ・ユーラシア研究センター）の学術交流会館で開催されたセミナーに参加しました。
海外でも研究評価が高い北大のスラブ・ユーラシア研究センターが、パレスチナ問題をどのように分析しているかを確認するためでした。以前、北大で研究員として勤務したことがあり、知人が所属していたことでより理解が深まったように思います。
この研究センターには、道外からも歴史学者や民族学者、言語学者などが集まっており、私たちAtlasが行っているような情報収集や分析を日々行っています。主要メディアがイスラエルを擁護していますが、日本の専門家たちは全く違いました。
つまり、これまでイスラエルの政治的な立場に一定の理解を示していた専門家たちの多くが、イスラエル政府や軍、そしてシオニストを非難するようになっているということです。世界中の一般市民がパレスチナを擁護する中、いよいよ官民ともにイスラエルを追い詰めようとしています。
Douglas Macgregor Daily
(出典：Youtube@@Col.DouglasMacgregor53）
私が参考にしているのが、トランプ政権の国防省上級顧問でイスラエル軍との関係が強いダグラス・マクレガー元米軍将校（大佐）の動画です。カザへの大規模な空爆で多くの一般市民を殺害しているイスラエルを厳しく非難しているのが印象的でした。
今回のガザへの攻撃は、前回の2014年と比較すると規模も大きく犠牲者の数が段違いです。だから、イスラエルを非難する声が高まって当然なのですが、イスラエルのシオニストは神（ヤハウエ）を信仰しているのではなく、悪魔（ルシファー）を信仰しているとしか思えません。
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