北欧2カ国、NATO加盟機運高まる ロシア、核配備示唆しけん制
(出典:2022年4月25日 時事通信)
ロシアによるウクライナ侵攻後、すでに2ヵ月が経っても世界情勢は緊迫状態を続けています。
そのような状況の中、ロシアと国境を接するフィンランドとスウェーデンが、ウクライナ侵攻後に緊張が高まったロシアに対抗するためNATOへの加盟申請を行いました。
この2国は、これまでロシアを刺激しないようにNATOには非加盟でしたが、今回この長年続けてきた方針を転換したわけです。この歴史的な転換によって、ヨーロッパ全体でさらに緊張感が高まる可能性があります。
特に、フィンランドはロシアとの間に長い国境線を持ち、第二次世界大戦中の1939年にはソ連軍に国境を突破(冬戦争)されたことがありました。フィンランドは、ソ連軍の侵略に抵抗して多くの犠牲を出しながらも、独立を守った経緯があります。
NATO非加盟国のフィンランドやスウェーデンは、ロシアと安定した関係を維持する安全保障の政策を行ってきましたが、この2か国がNATOに加盟することでNATO全体とロシアは緩衝地帯なしに直接と国境を接することになります。
ロシアが、ウクライナのNATO加盟を警戒したことが今回の侵攻理由の一つになったわけですが、今度はフィンランドがウクライナと同じ立場になることが考えられます。要するに、ロシア軍がフィンランドに侵攻するというシナリオです。
ロシア軍 フィンランド国境にミサイル移動か“NATO拡大”巡り威嚇か
(出典:2022年4月14日 テレ朝news)
ロシアは、フィンランドとの国境に向けてミサイルシステムを含む軍事装備を移動していると報道されていますが、映像が本当であればNATO加盟を検討するフィンランドを威圧する動きが起きていると思います。
ロシアは、ウクライナ侵攻以降に自国領土の東(ヨーロッパ)と西(アメリカ・日本)に対する軍事的威嚇を強めているのは間違いありません可能性があります。ロシア軍のミサイルシステムは、フィンランド国境やフィンランド湾に向かっていると報道されています。
もし第三次世界大戦が始まるのであれば、ロシア軍がフィンランドを侵攻することがきっかけとなります。すでに多くの死傷者を出しているロシアですが、ヨーロッパ全体を巻き込むには兵力が足りないかもしれません。
また、フィンランドの冬は厳しく、雪も多いので侵攻は気温が高い季節に始まります。隣国のスウェーデンやノルウェー、デンマークなどの北欧諸国も、これから対応を迫られることになりそうです。
その後、ロシア軍はイギリスやフランスへの侵攻を目指すことになりますが、アメリカがロシアとは核戦争しない方針であり続ける場合、ヨーロッパでは多くの死傷者で溢れて甚大な被害がもたらされます。
私たち日本人は、ウクライナ侵攻で動画を通して死と破壊を目にしていますが、ディープステートを倒すために今度はフィンランドやバルト三国で戦争が起きるのでしょうか?
マクロン氏再選に抗議デモ フランス各地で若者騒乱
(出典:2022年4月25日 時事通信)
しかし、ロシア軍によるヨーロッパへの侵攻がすぐに始まるわけではありません。欧米諸国の各地では、すでに大規模な抗議デモが起きています。大統領選挙で不正投票を指摘している民衆は、各地で暴徒化しています。
今後、フランス国内で大きな不安が継続されると内戦に発展する可能性もあります。マクロン政権が継続されることで、EUの独裁的な規制によってフランス国民は政府に怒りをぶつけることになると思われます。
さらに、ウクライナで有名になったネオナチや、組織化された犯罪者たちによる犯罪が増えると、外国人移民との間に緊張状態が高まっていくことがあります。内戦まで発展しなくても、ヨーロッパでは局地的な紛争が始まると考えて置く必要があります。
「2年後に再び"トランプ大統領"の可能性」中間選挙を前に専門家がそう分析するワケ
(出典:2022年2月1日 PRESIDENT Online)
一方、2020年のアメリカ大統領選挙でも不正投票が発覚し、アメリカでも分断が起きています。バイデン政権が意図的に経済政策を失敗させる中、11月の中間議会選挙でトランプの存在感が増してきています。
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