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本格的な「米中軍事戦争」の可能性についてA


戦車全廃、内陸から沿岸部隊へ 中国にらみ変貌―米海兵隊
2020年7月25日 時事通信へのリンク画像です。

(出典:2020年7月25日 時事通信)


3月、アメリカ海軍(海兵隊)の総司令官は、10年後を見据えた海兵隊の抜本的改革「戦力デザイン2030」を発表しました。


今後は、911以降にアフガニスタンやイラクなどで実施された対テロ戦に最適化された戦力構成から完全に方向転換するということです。実際に、中国との軍事衝突を念頭にアメリカ海軍と海兵隊は、西太平洋の制海権確保に従事する部隊へと変貌しつつあります。


アメリカ海兵隊「戦力デザイン2030」報告書の読み方
2020年6月3日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:2020年6月3日 Yahooニュース)


改革の道筋を示した「戦力デザイン2030」によると、今後10年間で戦車部隊を全廃し、砲兵隊を大幅に削減、そして水陸両用車や日本政府が大量に買わされた垂直着陸が可能な最新鋭ステルス戦闘機F35Bや輸送機オスプレイなども減らしていくようです。


一方、無人偵察機を増やし、ミサイルを扱うロケット砲部隊を7隊から21隊に拡大することになります。私は、このことを数年前から聞かされていたので知っていましたが、米軍は人工衛星を中心にミサイル攻撃と無人偵察機(グローバルホーク)を軸にしていくということです。


例えば、対中国の戦略としては、まず人民解放軍の基地をミサイルで攻撃して弱体化させてから、爆撃機で中国の主要都市を次々と爆撃していくというわけです。とは言え、トランプ大統領が再選されれば戦争は回避される可能性が高いと思います。


しかし、側近のポンぺオ国務長官の演説を聞くと、本気で中国と開戦するような論調が続いています。他方、日本の安倍政権は米中の間で、一体何が起きているのか理解でできないように見えます。


「持続化給付金」の件で電通が税金を中抜きしたことが明らかになって以降、安倍首相以下の閣僚たちはただカネが欲しいだけの行動をとっています。日本人にとっての問題は、彼らに変わる政治家が国内にいないことです。


この際、「王政復古」によって天皇家(皇室・国体勢力)が政治を司るようにし、そのまま日本政府として統治するようにする必要がありますが、そうしたところで人材不足の問題は基本的に何も変わらないと思います。


さて、中国人民解放軍について少し考えてみたいと思いますが、彼らの軍事的戦略は「三国時代」から何も変わっていないというのが基本的な見方です。つまり、映画「レッドクリフ」の曹操軍のように人海戦術で数千の矢を同時に放ち、矢の雨を降らせる戦術です。


中国軍「台湾海峡で実戦演習実施」 米高官訪台への対抗か
2020年8月13日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:2020年8月13日 Yahooニュース)


アメリカ海軍との戦闘には戦闘機を使うようなことはせず、先手必勝でいきなり戦艦に数千発の弾道ミサイルを発射する可能性があります。30分以内という超短期決戦では、アメリカ海軍第七艦隊の空母が意外ともろい場合、全滅する可能性はあります。


当然、アメリカがそんなに簡単に負けることはありませんが、最終的には数千発の核ミサイルが中国各地に降り注ぐことになります。こうして、日本も含めアジア全土が住めなくなるわけです。


人類が滅亡するようなことをアメリカが行うことはないですが、中国共産党の暴走がピークに達した時、非人道的な「戦争」という手段に出る可能性は十分にあります。戦争というのは、「勝つか負けるか」だけです。


戦争になれば、どんなに非道な行為をしても必ず勝たなければならないと、少なくとも世界各国のどの軍でも最初にそう教わります。そういう意味では、日本の自衛隊(Self Defence Force)はその名の通り、「軍」ではないのかもしれません。


最悪のシナリオとして、アメリカは本当に三峡ダムだけではなく、中国各地にある原子力発電所に弾道ミサイルを攻撃するかもしれません。そうなれば、中国人民解放軍は完全に機能不全に陥ることになります。


人間はそれほど愚かではないとは思いますが、別のシナリオとして中国人民解放軍は最新のレーザー兵器を使ってアメリカの人口衛星や通信衛星をEMP攻撃などで破壊することもできます。


米海軍、太平洋で新型レーザー兵器の実験成功 無人機を破壊
2020年5月23日 CNNへのリンク画像です。

(出典:2020年5月23日 CNN)


5月、CNNはアメリカの最新レーダー兵器について報じましたが、中国が同等のレーダー兵器を保有している可能性があります。そのことが明らかになった時、米軍の立場は一気に劣勢に建たされることになります。


昨年、トランプ大統領は公式に宇宙軍の創設を発表しましたが、中国の人工衛星を宇宙空間で破壊することが念頭に置かれていると思われます。中国人民解放軍がGPSを全く使えなくなった時、目と耳を失うことになり、いよいよ絶望的に暴走し始めます。


私は、米軍(国防総省)がそこまで考えて戦術を練っているとは考えていません。この20年あまり、自国で兵器を製作できなくなり、IT技術を優先し過ぎたアメリカは一度崩れると不安要素が多くなると思います。

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