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「外国人労働者受け入れ」のメリットについて


北海道には、どこに行っても外国人を見ない日はないほど、訪日外国人観光客で溢れています。外国人に喜ばれる観光スポットとしては、小樽運河や札幌の狸小路商店街などがあります。


しかし、最も外国人が訪れる場所は、札幌郊外にあるアウトレットモールです。日本語以外の言葉をたくさん聞くにはここが一番です。多国籍化はすでに進んでおり、日本人がマイノリティーになり始めています。


数年前はそこまでではありませんでしたが、ついに外国人で溢れるようになりました。見たところ、欧米人が2割程度で、残りの8割が中国や韓国、台湾、タイなどから来た人たちが買い物を楽しんでいました。さすがに爆買いというほどではありませんでしたが、その数の多さに圧倒されてしまうほどです。


札幌だけではなく、函館、旭川なども中国人と韓国人観光客が目立っていたように思います。英語ではなく中国語の呼び込みがされており、看板も英語の下に中国語と韓国語も併記されています。


それに伴って店員の多国籍化も進んでいるのがわかります。本州とは異なり、札幌市内のコンビニで働いているのはさすがに日本が多いですが、名札から思うに、たまに中国人や韓国人、そしてベトナム人を見かけることがあります。


新千歳空港内の免税店の数も徐々に増えており、「外国人観光客の受け入れ体制」の改善を目の当たりにしました。来年開催予定の東京オリンピック、そして2030年に誘致予定の「札幌冬季オリンピック」のことを考えると、外国籍の店員さんはさらに増えていくものと思われます。


また、外国語のメニューやガイドも充実しつつあり、語学力を発揮したい方は需要が増えているので、何かアイディアがあればいい波に乗れるかもしれません。


さて、日本には外国人労働者を嫌う人たちが一定数いるのは明らかです。実際に、首都圏にあるアジア系の人たちだけが働いている牛丼や居酒屋チェーン店では、注文を無視したり、平気で長時間待たせたり、大声で雑談する、ということも見受けられます。


さらに、「盛り付けが雑で箸を入れてくれない」などの不満を聞いていると、結局、日本のサービスは日本人しかできないことがわかるはずです。しかし、これは5年前の話です。まだ私にはその印象が未だに残っています。


ところが、ある外国籍の店員たちは、日本で日本のサービスをしており、確実に日本に適応していることがわかりました。日本語で敬語を使うことは難しいことですが、丁寧な言葉遣いや職場でも専門用語をしっかりと使っています。


実際に、日常生活や飲食店では語学に問題がなくても、営業職やショップ店員は外国人にはハードルが高いわけです。お客さんのニーズは様々で、部品や品質に関してのセールストークが必要になります。


しかし、私が行った靴屋さんで働いていた中国人の店員は、私の質問にも専門用語で答えてくれて、革の質や部位、活用方法などの日本語で説明するのは本当に大変なはずですが、テキパキと説明してくれました。


飲食店などは高級なところじゃない限り、外国語をマスターすればコミュニケーションを取ることはできるということです。しかも日本語力が高く、中国人観光客に中国語で話していたかと思えば、同僚の韓国人店員とは丁寧な日本語で会話をしていました。


これは、流暢な日本語能力と日本のサービスの理解がないとこの会話が生まれることがないことから、母国語が日本語ではない外国籍の人たちのスキルがかなり高いことを知ることになりました。


さて、日本では特殊な採用枠以外で外国人が働くことは難しいのが現状です。例えば、欧米諸国では国籍にかかわらず、その国の言語でコミュニケーションができれば、基本的にどの企業でも応募できるわけです。


ところが、日本では「外国人枠」でないと応募する資格すらないことがあります。つまり、外国人は日本で就職するのに私たち日本人が想像するよりも大きなハンディキャップを背負っているということです。


当然、日本人の雇用を守るためにそれは必要なことですが、これまでは日本人が外国語を覚えるという雰囲気があったわけです。その理由として、日本のサービスは日本人しかできないという固定概念があったからです。


しかし、日本にいて、日本語で、日本のサービスのニーズに合った接客をするアジア系外国人の店員たちを見て、いよいよ日本人がアメリカ人のように語学を学ばないことになるかもしれないと感じました。


これからの日本は、日本語ができることを前提に日本のサービスをよく理解した外国人の方たちが活躍していくのは明らかで、日本人が外国語できる人が少ないことから、日本語ができる外国人を雇用した方が効率的であるということになりそうです。


今後、特別扱いされてきた外国人求職者が、私たち日本人と同じ「新卒枠」で戦う日も遠くないのかもしれません。そうなると、日本人は母国語者といういうアドバンテージしかなくなり、いよいよ外国人排斥運動が起こることになります。

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