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世界の人口の40%から70%が感染する可能性


米サンフランシスコ市、コロナ感染者ゼロでも「非常事態宣言」ハーバード大教授「世界の70%が感染する」
2020年2月26日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:2020年2月26日 Yahooニュース)


新型コロナウイルスの蔓延は中国では拡大の勢いが減速しつつあるものの、世界各国では感染拡大が続いており、特に経済的ダメージは予想を越えるものになっています。


しかし、世界で最も大きなチャイナタウンがあるサンフランシスコで感染者ゼロはあり得ません。私自身、サンフランシスコ・ベイエリアに20年以上暮らした経験があります。友人の多くに中国系アメリカ人がいますが、電話して聞いてみても相当数の感染者がいるようです。


そのような状況の中、アメリカの免疫学者の発言が大きな注目を集めており、ハーバード大学のマーク・リップスティッチ教授は、今後も新型コロナウイルスの蔓延は容易には終息することはなく、最終的には世界人口のおおよそ40%から70%が感染する可能性があると発言しています。


そして、そのうち高齢者を中心に約1%程度の致死率になるとし、世界中での死亡者は数千万人に達しても不思議ではないと述べています。


You’re Likely to Get the Coronavirus
2020年2月24日 The Atlanticへのリンク画像です。

(出典:2020年2月24日 The Atlantic)


この予測は、ウイルス感染を予測するための数学モデルに基づいているようですが、そうした極端な予測結果になった根拠として、新型コロナウイルスの季節病化があると言われています。


新型コロナウイルスは、すでにシンガポールや南米など高温多湿の地域でも蔓延しているように、あらゆる環境に適応して生存できる柔軟性を持っているように思います。そして、これまでのウイルスにも見られなかった高い感染力もあります。


その結果、新型コロナウイルスはインフルエンザのように、毎年季節的に蔓延を繰り返す流行性感冒になると説明しています。


当然、WHO(世界保健機関)が発表したように、新型コロナウイルスの感染力はインフルエンザほど高くはないですが、SARSやMERSなどのこれまでのウイルスよりも高い感染力を持っているのは明らかです。


リップスティッチ教授によると、「これまでのような毎年繰り返すインフルエンザと風邪の季節とともに、新型コロナウイルスの季節が加わる可能性がある」、と語っています。


また、リップスティッチ教授は新型コロナウイルスの毒性は比較的に弱く、インフルエンザと同じ14%程度の感染者には症状が出ないか、鼻風邪程度の症状で終わる可能性も示唆しており、それほど恐れるウイルスではないとも語っています。


最後に、リップスティッチ教授はこのような状態になるのを回避するためには、今から万全の対策を講じることが必要であると強調しています。


新型コロナ日本感染ルーツとウイルスの種類:中国のゲノム分析から
2020年3月10日 Newsweekへのリンク画像です。

(出典:2020年3月10日 Newsweek)


リップスティッチ教授が指摘するように、新型コロナウイルスの感染力は高いのは明らかで、高い感染力の原因として「中国科学院文献情報センター」が主催する「ChinaXiv」というサイトに掲載された南開大学のジショウ・ルアン教授が発表した論文があります。


ちなみに「ChinaXiv」は「未査読」の論文が掲載できるサイトのことですが、「未査読」ということは、他の学者が読んでいないため審査のプロセスがないことで、論文の内容の信頼性がさほど保証されていないことを意味しています。


しかし、時間がかかる「査読」の必要がなく、多くの研究者が新しい研究成果をすぐに発表できるサイトとして重宝されています。


いずれにしても、今回発表になったジショウ・ルアン教授が書いた論文は、華中科技大学のリー・フア教授の論文内容やフランスのマルセイユ大学のエチエン・デクロリー博士の研究によっても確認されています。

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