ウクライナ政府内の親ロ派、一掃できるか
(出典:2022年7月21日 THE WALL STREET JOURNAL)
最近、ウクライナの財政危機を察したのか、検察官や情報機関の職員などの役人が大挙してロシアに亡命し始めています。
そもそも、ウクライナ人というのはロシア人と同じスラブ民族であり、ロシアで生まれて教育を受けた後にウクライナに住んでいる人も多いとされています。つまり、ウクライナはロシアのスパイだらけであるということです。
実は、2014年のソチ・オリンピック閉幕後、ロシアがクリミア半島を侵攻・併合した際、ウクライナの情報機関SBUの職員たちがロシアに亡命しました。具体的には、ロシアの情報機関FSBに機密情報を提出したということです。
また、ウクライナ東部にいたSBU職員の約3割も、親ロシア派の武装組織に寝返ったと言われています。事実上、2014年まで(親ロシア派のヤヌコビッチ政権)のSBUはFSBの傘下にあったわけです。
だから、ロシアのFSB職員は自由にウクライナを出入りすることができ、両国合同で軍事や経済などの諜報活動を行ってきたことになります。そして、現在のゼレンスキー政権内にも親ロシア派が多数存在しています。
ウクライナ、情報機関・検察トップを停職処分
(出典:2022年7月18日 日本経済新聞)
2019年に大統領に就任したゼレンスキーですが、SBUに親ロシア派の職員が存在していたことは認識しており、引き継ぎなどからそう簡単に排除することができなかったわけです。だから、ゼレンスキーは地方にいる職員を大量解雇しています。
そして、若い世代を大量に採用して世代交代させました。だから、ウクライナ侵攻が起きる前の2021年まではロシアのスパイを全て排除し終わったと考えていました。ところが、侵攻後にそうではなかったことが発覚しました。
ゼレンスキーは、東部に住むロシア系ウクライナ人(母国語はロシア語)の反発を恐れており、同時にロシア系職員にも気を使っていたものと考えられます。しかし、住民にドローン攻撃を仕掛けて地元住民を殺害したことから、プーチンの怒りを買うことになりました。
今年7月、ゼレンスキーはSBU長官と検事総長を解任しましたが、まだSBU内にはロシアとつながっている職員が残っています。政権を維持するためには、どうしても軍事面で頼りにしているSBUの大掃除をする必要があるということです。
実際に、ウクライナ東部ではロシアへの協力者を次々と拘束しており、町を破壊された中で収入を得るためにロシアに協力する一般人が増えているのが現状です。あくまで生活のためにロシアへ情報提供していますが、本当はそんなことをしたくないと思います。
Zelensky reportedly strips 3 Jewish oligarchs of citizenship
(出典:2022年7月28日 ynet.newe by Yedioth Intement.:イスラエルの大手メディア)
イーホル・コロモイスキー
(出典:ウィキペディア)
さらに、ゼレンスキーはウクライナの政治と経済を支配しているユダヤ系財閥「オリガルヒ」も排除しようと動いています。
例えば、ウクライナで最も有名な「オリガルヒ(金融マフィア)」であるコロモイスキー(ヨーロッパ・ユダヤ人連合会長)や野党議員たちのウクライナ国籍を取り消しました。おそらく、その上には投資家のジョージ・ソロスが支援しています。
全員がウクライナで最も裕福なユダヤ人であり、イスラエル国籍も保有しています。ウクライナでは二重国籍は違法ですが、実際には容認されてきました。オリガルヒこそ、ネオナチのアゾフ大隊に資金を提供していたことは有名な話です。
そして、戦況が悪化(ウクライナ軍の敗北)する中でオリガリヒがゼレンスキーの失脚を仕掛けるようになりました。だから、ロシア系メディアがウクライナでクーデターが起きる可能性について報道し始めているわけです。
元国税が暴く“売国”の犯人。世界一の金持ち国家・日本が貧しくなった訳
(出典:2021年2月3日 MAG2NEWS)
しかし、ゼレンスキーはただの俳優であり、オリガルヒが選ぶ政治家が大統領に選ばれるので、ウクライナ戦争は半永久的に継続されていきます。一方、日本でも自民党政権が自滅していく中で、岸田に変わる売国奴が選ばれるだけです。
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