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アメリカ中間選挙の結果とロシア軍の撤退戦との関係

2022/11/17 (木)

【検証】ポーランドにミサイル着弾、公開情報から手がかりを探す
2022年11月17日 BBCへのリンク画像です。

(出典:2022年11月17日 BBC)


ポーランド外務省は、ウクライナとの国境に近い村にロシア製のミサイルが落下し、2人が死亡したと発表しました。2月24日に始まったウクライナ戦争以降、NATO加盟国内で初めて犠牲者が出たことになります。


ウクライナ軍に大きな損失が出ている中、ロシアのショイグ国防相とロシア軍総司令官スロビキンは、占領していたへルソン市から撤退し、ドニエプロ川西部から東部へロシア軍を退却させました。


つまり、ウクライナ軍との間に約5万平方キロメートルの緩衝地帯を設置したということです。ロシア軍は、撤退の際にこれまで支配していた地域のほとんどの橋を爆破しており、ウクライナ軍の進軍を止めています。


これからロシアは、ドニエプロ川を挟むことでウクライナ軍を足止めする間に、ドネツク州やルガンスク州に動員した30万人もの兵士を配置しています。要するに、ポーランド国境にミサイルを発射する余裕はないということです。


ロシアとの外交協議に前向きな姿勢を、米がウクライナに求める
2022年11月8日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:2022年11月8日 Yahooニュース)


一方、バイデン政権のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、キエフでゼレンスキー大統領と会談してロシアとの停戦交渉を促しています。アメリカは、ロシアとの政治的な交渉でウクライナ戦争を終結させたいと考えているように思います。


米大統領補佐官、プーチン氏側近と極秘協議
2022年11月7日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:2022年11月7日 Yahooニュース)


その後、サリバンはモスクワを訪問してプーチン大統領の側近の外交政策顧問や安全保障会議書記と極秘に協議したと報道されています。アメリカは、これ以上ウクライナ戦争が拡大しないように伝達経路を維持するとのことです。


ウクライナ戦争の停戦についての協議ではないようですが、ロシアはこれまでに一度もウクライナとの停戦交渉を拒否したことはありません。あくまで、ゼレンスキーが戦争を長期化させている印象があります。


中間選挙で下院を共和党に奪われた民主党のバイデン政権は、ウクライナ支援に疲れ始めているのは明らかです。このタイミングで、政治的な決着の可能性を模索しているように思いますが、ウクライナが優勢であることを演出する必要があります。


なぜかと言えば、ウクライナ戦争でロシアに勝利することを見越してFRBに利上げをさせているからです。利上げの本当の目的はインフレ抑制ではなく、戦争でアメリカ経済に刺激を与えることでした。


ところが、支援したウクライナ軍が終始不利な状況にあり、敗色が濃くなってきていよいよロシアとの停戦交渉を提案し始めています。結局、本当のことを知らないのは危険なワクチンを接種するような人たちだけです。


日本人だけでなく、世界中にテレビや新聞だけの情報を信じて、ネット上で分析された個人の情報を無視し続けています。私たちAtlasも、このようなコラムを書いても信用されることはないので、炎上することはありません。


ロシア「戦略的撤退」検討か ウクライナ南部、米は交渉視野
2022年11月9日 Yahooニュースへのリンク画像です。

(出典:2022年11月9日 Yahooニュース)


いずれにしても、へルソン市から撤退したロシア軍は、アメリカが水面下で動いていたことで政治的な交渉が始まることを知っていたと思います。ウクライナ軍は、へルソン州の激戦地ですでに1万人以上の死傷者を出しています。


プーチン大統領は、死に物狂いで襲いかかってくるウクライナ兵士(実は外国人傭兵)の攻撃で、ロシア兵士のリスクを軽減させる結果となりました。ちなみに、ロシアの「撤退戦」は約300年前の大北方戦争でピョートル大帝が一旦撤退し、最終的にスウェーデンに勝利した過去があります。

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