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金・銀・プラチナの国内先物、急落でサーキットブレーカー発動
 (出典:2026年2月6日 日本経済新聞)
金(ゴールド)と銀(シルバー)、そしてプラチナ(白金)先物市場は、8営業日連続で価格が大幅に下落したことで売買を一時中断する「サーキットブレーカー」が発動しました。
国内プラチナ先物、サーキットブレーカー発動 価格急騰で
 (出典:2026年2月9日 日本経済新聞)
その後、今度は逆に価格が大幅に上昇したことで売買を一時中断する「サーキットブレーカー」が発動しました。価格の乱高下が起きる中、情報リテラシー力が低い人たちから先に振り落とされています。
 (出典:2026年2月6日 X@YRAAyMZ1vh21027)
全国各地にある田中貴金属や特約店には長い行列ができており、そのほとんどが高齢者であるとのことです。有害なコロナワクチンを何度も接種した世代であり、情報リテラシー力が低くても日本円がやがて紙クズになると、うすうす感じているわけです。
ところが、金や銀の在庫は少なくなっており、まずは整理券がなければ購入することすらできないという状態です。それでもどうしても現物(実物資産)を手に入れたいということで、価格が下がると行列ができる日々が続いています。
なぜかと言えば、現物取引をしないニューヨークの先物市場(COMEX)が機能不全になり、取引所としては金や銀の現物が豊富で、高値が維持されている上海黄金市場(SGE)に移行する兆しが見えてきたからです。
実際に、COMEXでの金価格は1オンス=5000ドル台ですが、SGEでは1.5倍の約7000ドル台で売られています。また、銀価格もCOMEXの1オンス=70ドル台よりも高い120ドル台で取引されており、この50ドルの価格差が全てを物語っているわけです。
また、インドではさらに価格が高騰しており、高くても現物が欲しい人たちが集まっています。金は各国中央銀行が買っていますが、銀は庶民が少しずつ現物を集めているといった印象があります。さらに、プラチナは個人投資家が株で得た利益で買っています。
つまり、銀やプラチナはこれから価格が乱高下するので、振り回されることを覚悟の上で購入することになります。とはいえ、日本でも品切れ状態が続いており、どんどんプレミアム価格が上乗せされるのだと思います。
価格の乱高下を引き起こしているのが、JPモルガン・チェースやゴールドマンサックス、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー、HSBC(香港上海銀行)などの国際金融資本です。「人類の敵」である銀行は、これまで先物市場で空売り(ショート・ポジション)を仕掛け続けてきました。
金や銀の現物を持たず、しかもレバレッジ(借金して数千倍まで賭けられる信用取引)を効かせたギャンブルをしてきたので、少しずつ現物を買い集めてきた世界中の庶民に負け始めました。空売りの取引残高がまだ残っているので、最近は必死になって価格高騰を抑えています。
ウォール街が大嫌いなトランプ大統領でさえ、アメリカ発の金融危機が起きないようにと規制をかける様子はありません。それでも、実物資産である原油はベネズエラ侵攻で確保し、レアアースなどの希少鉱物はグリーンランドで賄おうとしています。
大阪取引所、金・白金の限日取引休止 26年12月取引終了
 (出典:2025年6月30日 日本経済新聞)
しかし、金や銀などの現物は中国に任せ、これからCOMEXからSGEへ世界の価格決定力が移行していくものと考えられます。現在、日本の金先物は大阪金取引所で取引されていますが、値動きと清算価格との差が広がりすぎて参加者が減少し、今年12月に「限日取引」を休止すると発表しました。
要するに、COMEX(米ドル)を参考にして日本円建て価格を算出するのではなく、いよいよSGE(人民元)やロンドン金取引所(LME=ポンド)を参考にする時代がやってくるということです。それまでウォール街は抵抗を見せますが、最終的には破綻する運命にあります。
実は、世界中どこにいっても金や銀の現物は在庫がなく、なぜか日本だけが一部で販売されています。近い将来、金や銀が二度と手に入らなくなるかもしれません。だから、保有し続けてきた人はこれからも大事にする必要があります。
NYダウ初の5万ドル突破 主役交代、テックから製造業や資源に
 (出典:2026年2月7日 日本経済新聞)
さて、下落トレンドが続く金や銀、仮想通貨とは逆に上昇しているのが株価です。日経平均株価はなんと5万8000円台まで上がり、ニューヨークダウ平均株価も初の5万ドルを一時突破しました。そうなると、今年3月か9月にも大暴落が起きる可能性があります。
特に、銀の空売り(信用売り)で巨額の損失を抱えたJPモルガンは、現物を大量保有したことで手持ちの株式を売らなければならなくなっています。株式市場で勝ち組だったウォール街は、これから貴金属市場で勝ち馬に乗ろうとしているわけです。
そのような状況の中、英語も話せず、世界情勢について何も知らない日本人はどんどん時代に取り残され、少ないパイを奪い合う「餓鬼」のようになっていきます。また、いつまでも米軍と米ドルに依存してきた日本政府や大企業も、存在感を失くしていきます。
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