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若者に投票を呼びかける一方で、社会運動への参加は叩く日本の風潮
(出典：2021年11月9日 Yahooニュース*）
なぜ10年近くも安倍＝菅政権が続いたのかと言えば、日本国民の約25％が衆議院・参議院選挙で自民党に投票したからです。
日本国民の知性レベルは明らかであるように、総理大臣の資質を見抜けない時点で絶望的です。例えば、ヨーロッパ諸国ではフランスのマクロン大統領やドイツのメルケル首相、そしてイギリスのジョンソン首相がトップに選ばれています。
安倍元首相のように、スーツを着ても体幹が感じられない人間がヨーロッパでトップに選ばれることはなく、学歴や話し方、教養レベルを考えても全く洗練さがありません。「エリート」と言っても、安倍のようにカリフォルニアの三流大学で遊学しただけでは世界的に認められることはないわけです。
マクロンは、フランスでロスチャイド系銀行に尽くした弁護士であり、ドイツのメルケルは博士合を持つ科学者です。アメリカのトランプ元大統領も、ペンシルバニア大学で経営学士号を取得しています。それでも、東京大学よりも大学ランキングでは上に位置しています。
興味深いのは、夫人のメラニアさんは元トップレベルのモデルで、社交界で磨かれたセンスは洗練さを感じます。安倍夫人の昭恵さんと比較すると、ニュースなどで観た国際会議での振る舞いには大きな差があったのは記憶に新しいところです。
一方、中国の習近平主席夫人の彭麗媛（ほう・れいえん）さんは、1980年代に「在希望的田野上」という曲で一世を風靡したスター歌手であり、民族・愛国歌謡の大御所として知られた才女です。ちなみに、人民解放軍での階級は少将（政治部歌舞団団長）と記載されています。
続投決めた岸田首相、「新しい資本主義」にどう取り組むのか
(出典：2021年11月1日 BBC）
日本では、ようやく岸田首相誕生で教養を持つ夫人の登場で、私たちは安心してテレビを観られるようになりました。しかし、なぜ日本は安倍や菅のような知能・教養レベルが低い人間を総理大臣に選び続けてきたのでしょうか？
その理由は、日本人の多くがマスメディアのキャッチコピーに騙されてきたからです。テレビCMと同様、センセーショナルな広告宣伝に引っかかりやすく、物事を単純に考える傾向があり、目の先の自分の利害に直結する話を信用しやすくなっています。
だから、私がコラムやメッセージを書く時、政治学や経済学、歴史の話をするよりも、予測分析で恐怖を煽るようなことをさせられているわけです。そうすればアクセス数も伸び、一人でも多くの人に読んでもらえるということです。
株価や仮想通貨の予想に「いいね」は増えますが、外国で起きていることや英語学習のことを書くと、アクセス数が極端に減ってしまいます。政府や官僚の言うままワクチンを接種しているくせに、彼らの提案している内容を説明すると急に興味を失ってしまいます。
結局、関心度が低いということは、逆に言えば政治や経済について書いても理解できないことになります。自国の財政や金利について考えたことがなく、身近な問題として感じないという無能さを露呈しているのは明らかです。
日本では、居酒屋などで政治や宗教についての話題を避ける傾向があります。ところが、日本以外の国では一般市民が政治家の悪口を楽しみ、社会問題について自分の考えを伝えるのが当たり前です。
日本の会議はなぜ"独り言大会"になるのか
(出典：2019年6月12日 PRESIDENT Online）
例えば、私が数年前に台湾東部の田舎に行った時に、英語が流暢なただの観光客が中国と台湾の関係について自説を唱えるなど、積極的に政治や経済の話をしてくるのに驚いたことがあります。このことは、韓国や中国でも見られたことです。
フィリピンやタイでも仲間内で政治の話をすることは多く、なぜか日本だけが世界から取り残され続けているように感じています。この20年をグローバルで見ていくと、日本人はあらゆる分野で教養レベルが低いとしか言いようがないと思います。
一度も海外に行ったことがないことを自慢げに話したりなど、無能さを自分から発することが一種のステータスであるような錯覚を受けてしまうこともあります。ドラマ「日本沈没」のようなことが起きた時、海外に移住した日本人は何も知らないまま現地で孤独死するしかないかもしれません。
中国で大手英会話教室が破綻「1500万円コース」の返還も困難
(出典：2021年9月8日 Yahooニュース*）
今、コロナ禍で英語が話せないので仕事どころか、まともに暮らせない日々が続いていきます。また、間違って大手英会話スクールに通っている人は、担当の外国人講師が自国に居られなくなった理由を厳しく問い詰める必要があります。
彼らの多くは、英語学習について一度も本格的に学んだことはなく、政治や経済について楽しく会話することなどできません。議論を挑んでくる受講者を敬遠しますが、結局、日本人と結婚しただけの外国人でしかありません。
欧米でもアジア諸国でも、いわゆる本当のエリートは自分が知っていることを英語や母国語で説明し、どう思っているのかを聞いてきます。実は、それができないと白人社会では通用しない面があります。
そんなグローバルで通用する知識や教養を持っているとしても、日本国内で孤立してしまうことがあります。だからと言って、居酒屋やバーで騒いでいる人たちとは話をする気にはなれないというのがコロナ後の現状です。
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