情報リテラシーを研究する者として、私は仕事でも最小のエネルギー投入で最大の成果、メリットを得ることを考えて行動しています。
だから、あえて「楽しく仕事(=work)する」という言い方をしています。しかし、勉強や努力をしないというわけではありません。最小のエネルギーで最大の成果を得ることで、自分の持つエネルギーを一番有効に活用できると考えているわけです。
そもそも、ほとんどの日本人は「仕事=job」と考えており、自分の代わりはどこにでもいる、と不安を抱えながら生きているのが現状です。つまり、workとは「その人でなければできない仕事」であり、それ以外の人たちはこれからリストラの憂き目に遭うことになります。
2008年に起きたリーマン・ショック、2011年の東日本大震災、そして2020年から続いているコロナ騒動で仕事を失った人は数え切れないほど多く、会社経営者や投資家は借金を返済できなくなり、会社員も生活苦にあえいでいることは年末恒例の炊き出しで明らかとなっています。
2023年の金相場は明るい?利上げ鈍化に期待
 (出典:2022年12月29日 THE WALL STREET JOURNAL)
しかし、事前に何が起きるのか予測しておけば、最小のエネルギー投入で最大の成果、メリットを得ることができます。例えば、2019年までに事業の縮小や店舗の閉鎖をしていれば、飲食店や観光業は大きなダメージを受けずに済んだのかもしれません。
また、2020年以降の株式市場は乱高下を繰り返すようになり、2022年は底なしの下落トレンドが続きました。ところが、2012年に1ドル=70円台で米ドルを保有していた人は、10年後の2022年10月に1ドル=150円台で利益確定しておけば資産が2倍になっていたはずです。
さらに、2015年頃に金1グラム=4000円台で現物の金地金(ゴールド)を保有していた人も、ウクライナ戦争で資産が2倍になりました。そして、今後の展開としては米ドルの信用低下で1ドル=50円台まで円高が進み、第三次世界大戦で金価格は1グラム3万円まで上昇するのではないでしょうか?
「無能なのに、なぜか出世している会社員」に実は共通している5つの特徴
 (出典:2022年12月27日 Yahooニュース)
いよいよ世界的な景気後退(リセッション)が始まれば、サラリーマンが生活費を稼ぐために「jobする」こと自体に意味がなくなっていくのは間違いありません。なぜかと言えば、給料として貰える法定通貨の日本円の価値が減価していくからです。
2023年以降は、給料に依存して生きていくことが難しくなるのは目に見えており、それよりも自分が好きなことをして、より有意義な人生を送ることを考える必要が出てくると思います。すでに勤めていた会社を退職した人も大勢いますが、その後の道は決して平たんではないはずです。
この3年間、私たちAtlasは会員制語学スクールを運営しながら、「情報リテラシー」を学ぶための講師として週1回セミナーを開催してきました。しかし、参加者以外のほとんどの日本人が物事を理解できないほどレベルが低いことに気づきました。
危険なワクチンを何度も接種したり、マスクを着け続けているのはその証拠です。コロナからの復旧・復興を目指さず、ただ生きているだけが精一杯なのを見ると日本に明るい未来がやって来るとは到底思えません。
2022年には、一時的に閉鎖していた横浜、名古屋、大阪のスクールを開校しようと試みましたが、政府や厚労省、メディアによる「インフォデミック」で、予定が変更されて開校を延期せざるを得なくなりました。
私たちは、情報リスクを政府や企業、そして個人がどのように把握して、どのように守っていけばいいのかを啓蒙するworkをしてきました。毎日コラムやメッセージを書いたり、週1回セミナーを開催してきましたが、日本のレベル低下はとどまることを知りません。
2023年前半は、岸田政権が本格的な増税を始めようと動き出しますが、後半は金融市場の大崩壊という未曾有の事態となる予想です。だから、事業や投資は流れてくる情報をどのように的確に把握して正確に分析するかによって、成果が大きく違ってきます。
始めます「ワタシ経済圏」 自力で売れる。なら作りたい
 (出典:2023年1月1日 日本経済新聞)
「情報リテラシー」を身につけるには、金融と産業、そして民族という3つの資本主義に対する理解が必要です。要するに、カネ(富)と仕事(work)と文化(言語)について詳しく学んでいくしかないということです。
その結果、好きなことを自分で自由に選択できるようになり、生活費を得るために自分の時間を切り売りすることもなくなるはずです。毎日ワクワクできる充実した日々を送れるようになるには、3つの資本主義に投資することです。
ただし、他人の意見を鵜呑みにして株や不動産、個人に投資して損しても相手のせいにして恨んだりしないことです。投資に失敗して損したのは、全て自分の責任だと自分で認められるようになるまで成長することが重要です。
とにかく、今の日本人は常に誰かのせいにする傾向があります。毎月きちんと給与が振り込まれている従業員でさえ、自分のキャリアの足かせになったと社長や上司に責任を転嫁し、自分の責任を自覚していない場合もあります。
しかし、失敗するたびに自分の責任を何かに転嫁していたのでは、失敗の原因を突き止めて、次に生かすことはできません。2023年以降は、こうして人と人の間をただ漂っているだけの「人間」が大量に淘汰されていきます。
これだけ多くの犠牲者が出ているのに、ワクチン接種してしまって反省していない者がいますが、厚労省やファイザー、モデルナ社のホームページで事情を確認しなかった自分の責任だと考えることが重要です。
今後、自分が選んだ行動の結果で起こったことを全て自分の責任と考えるようになったなら、リスク管理が徐々に身についてくるようになると思います。
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