2024年「今年の漢字」は「金」 京都 清水寺で発表
(出典:2024年12月12日 NHK NEWS WEB)
2020年以降、円建て金(ゴールド)価格は毎年10%上昇し続けてきましたが、2024年は約50%も上昇しました。ちなみに、今年の漢字は金(きん)ではなく、裏金問題などの金(かね)とのことです。
田中貴金属工業:金価格推移 年次価格推移
(出典:2024年12月17日 田中貴金属工業)
もしコロナ騒ぎが起こる前の2019年に、1キロ=500万円の金地金(ゴールド)を購入していた場合、現在は1500万円にまで価格が跳ね上がっている計算になります。そのことを2017年頃にコラムやメッセージで伝えていた私のところに、様々な質問が来ています。
円建て金価格は、平日の間はアメリカのシカゴ・マーカンタイル金取引所で価格が決められ、東京金取引所で為替相場が算出されます。だから、1オンス=2700ドル台の高値で、1ドル=150円台の円安なら1グラム=15000円まで上昇するのは当たり前のことです。
「税金滞納(社会保険料含む)」倒産が過去10年で最多 前年同期から2.0倍の165件
(出典:2024年12月8日 東京商工リサーチ)
金投資というのは、あくまで価値が目減りしている日本円(紙幣)から逃げるための手段であり、日本政府による増税や社会保険料の値上げから本当に逃れたいのであれば、一部を除き、今すぐ会社経営をやめることです。
そして、既存の銀行決済やスーパーでの買い物、病院通いから抜け出し、「半自給自足生活」をすることです。例えば、家を探す際には清流や湧水が出ている場所、そして山林が近いなどを条件にする必要があります。
つまり、水道の蛇口から出てくる水に依存しないことです。さらに、肉や魚はスーパーやコンビニではなく、牧場や河川や海で養殖・漁獲されていることを子どもたちに教える必要があります。ストーブ(灯油やガス)やエアコン(電気)がいつでも使えるという考え方を改めることです。
その代わり、本当のエネルギーは太陽や風、地熱にあるということを学び直すことが重要です。しかし、これまで貯蓄してきた預金や遺産相続で得た資金をみすみす奪われるのではなく、グレートリセット後の世界(新世界秩序)の外に置いておくことも大切です。
もし世界政府が樹立され、新世界秩序(AI主導)外で暮らしていくためには、金融や医療、行政サービスから抜け出さなければなりません。その典型例がアメリカ中西部に住むアーミッシュのようなライフスタイルです。
もはや金価格が1オンス=1万ドル、1グラム=10万円を超えるという目標設定ではなく、自分と家族を守るための目的として考えることが求められているように思います。一方、銀(シルバー)価格はなかなか上昇していません。
田中貴金属工業:銀価格推移 年次価格推移
(出典:2024年12月17日 田中貴金属工業)
銀(シルバー)価格は、2020年以降から現在まで約2倍まで上昇しましたが、金との差は約100倍まで広がっています。現在、米ドル建ては1オンス=30ドルで、円建ては1グラム=170円ほどです。近い将来、ドル建て銀価格は50倍の1オンス=150ドルを超えるかもしれません。
つまり、1グラム=900円ということです。2014年から2019年まで価格が停滞していた銀は、個人投資家たちからは見捨てられていましたが、金が高すぎて銀を買うしかないという理由で人気が上がっているようです。
ところが、銀購入を煽っている投資家や販売業者はショートポジション(売り)を取っており、高値で買わせた後、下がったタイミングで再び買い漁ろうとしているのがわかります。金融商品としての銀はまだ機能しており、価格が50倍になるのは米ドル暴落した後の話です。
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