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これまで以上にさらに劣化する日本人@ 「専門家の話に耳を傾けない若者」

講習会の様子

今、多くの大学で教鞭に立っている先生、つまり教授や准教授、専任講師など、講義室で多数の学生を前にして様々なことを話したのにもかかわらず、質問時間になっても誰も質問しないということが起きています。


その際、多くの先生たちは「自分の講義が良くないから…」と思われているようですが、ほとんどの場合、先生が悪いのでなく、いよいよ日本の大学生が何に対しても反応できなくなっている可能性があります。


講義をしても質問や感想を言うわけでもなく反応すらないという状況について、全国各地の大学に在籍している大学教授もそのことについてかなり悩んでいるというわけです。実際に、私の友人である北海道大学の准教授は、「俺の話し方や内容がダメなのかな?」と錯覚し、かなり自虐的になっています。


つまり、今の大学生というのは「自分でイチから物事考えることがなく、意見も持ってない」という人間ばかりになってしまったということです。北大がすでにそういう状況なので、他の私立大学は数年前にすでに終わってしまっているのかもしれません。


もし、日頃から基本的なことから自分で物事を考えている人なら、そういう時にこそ「質問して聞いてみよう…」という意識になるはずですが、普段から考えるという習慣がないために、相手と話すことすらできなくなっています。


そのような状況の中、私は50代、60代以上の方と話をすることがありますが、質問できる方や、感想や意見を言えるという方が少ないことからも、これは日本全体の問題であって、いよいよ行き着くところまで来ているように思うわけです。


様々なメディア媒体が増える一方、恐ろしいぐらい基本的なことを知らなかったり、自分自身で日頃から何かを調べ、考えたりすること自体少なくなっており、ましてや議論できる方などほんの一握りにしか過ぎません。


情けない話ではありますが、数年前と比較しても日本国民の劣化はさらに進んでいるように感じています。ストレスでメンタルが壊れ、仕事もできなくなっている若い男女の多くが、50代、60代の親と同居しているということも通常では考えられないことではあります。


もはやお笑いや怒りを通り越し、絶望と脱力感が私を襲うことになっているわけですが、それはレアケースと思いたいところですが、かなりの数がいるというのは明らかです。そこで共通しているのは、両親共に社会的地位が高く、収入が高い場合も多く、貧困層でもなく、社会的マイノリティーでもないという現実です。


私は、いよいよ日本は東日本大震災以上の自然災害が発生し、経済危機も併発したところで、その後の国家債務不履行(デフォルト)によってこのまま何もできずに終焉していくものと考えています。


そもそも社会がこのような状態で、韓国や中国、ロシア、そして北朝鮮など周辺国に住んでいる、何でも死ぬ気で攻撃してくるような命知らずに勝てるわけがないということです。もう一度繰り返しますが、勝てるわけがありません。

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