孫泰蔵「AIと競争なんてして、どうするの?」
(出典:2023年3月1日 日経ビジネス)
前回、コラムの最後に、「表向きには予測が的中したとしても「偶然の産物」であると言わざるを得ず、特に巨大地震や食糧危機、戦争など悪い出来事が起きれば生き残る人は1000人に1人の割合なので意味をなすのかどうかはまた別の話です。」と書きました。
もし日本で生まれ育って、メディアや両親、学校の先生、友達、職場の人々などに洗脳されず、健全な形で「日本語脳」を習得した人なら、これから何が起きるのかをある程度予知できると思います。
1年半前、多くのAI(人工知能)スタートアップに携わる孫泰蔵(ソフトバンク創業者、孫正義の弟)は、最先端のAIに触れれば触れるほど現代の能力主義や教育に疑問を抱くようになったと、自身の著書で説明していました。
孫泰蔵氏(以下、孫):「スキルを身につけて食っていく」というのは、産業革命以来、人間を機械として扱ってきた考え方です。AIがどんどん進化していく今後は、そのパラダイムを超えた考え方をしていかないと、人間はこれから不幸になってしまうんじゃないかと思います。
つまり、今やっておくべきことは、基本的な知識や語学を身につけておいて、脳内に蓄積された能力でAIが不得意とする創造性が高い分野で活躍するしかないということです。すでにAIは、私たちに代わって仕事してくれるだけの能力を持っています。
ところが、AIはいつ、どこで巨大地震や金融危機、戦争などが起きるかを予知することはできず、各国、地域、個人でそれぞれ集合的な潜在意識にあるイメージを重視しながら、準備していくしかないわけです。
食料不足への対応盛り込んだ法律 参院本会議で成立
(出典:2024年6月14日 NHK NEWS WEB)
6月14日、食料安全保障の強化に向けて、異常気象や紛争などの影響で食料が不足した場合への対応を盛り込んだ新たな法律が参議院の本会議で可決・成立しました。「食料供給困難事態対策法」は、米など食料が不足する事態に備えるための法律でです。
具体的には、凶作や紛争などで食料が大幅に不足する予兆があった場合、総理大臣をトップとする対策本部を設置して農家や畜産業者に生産や輸入の拡大、出荷や販売の調整などを要請できるとしています。
米がない!高い! 棚がからっぽのスーパーも 3月に1700円が半年足らずで3000円に 背景には去年の猛暑とインバウンド
(出典:2024年8月15日 Yahooニュース)
しかし、実際には8月8日に起きた震度6弱の日向灘沖地震をきっかけに、日本各地で米の在庫が不足するようになって「令和の米騒動」が起きていると騒がれています。一体何のための「食料安保」なのかわかりませんが、前経済安全保障担当大臣の小林鷹之が自民党総裁選に立候補しました。
どう考えても旧統一教会と関係のある人間が首相になれば、さらに日本の人口は減っていきます。ワクチン接種による免疫低下だけでなく、次は一部で餓死が起きると予想することができます。これこそ、私が2020年頃から感じていたことであり、このコラムでも備蓄を推奨してきた理由です。
日本で生まれた私は、まともに日本の学校に通わなかったことで独立した存在となり、英語ソースから情報を得る習慣から洗脳を逃れてきました。おかげで、日本人の集合的な潜在能力を日本人以上に感じることができるようになり、今に至っています。
「南海トラフ地震」臨時情報?空振り”のウラで…静岡県で伝わる「2038年説」の衝撃の内容
(出典:2024年8月19日 マネー現代)
なぜ日本で巨大地震や株価暴落が起きるのかと言えば、人工的に引き起こされた事例を除くと、集合的な潜在意識によってネガティブな事件や事故がイメージされ、ある時期に最大限まで到達したからです。
このことを、英語で「シンクロニシティ(synchronicity)=意味のある偶然の一致」などと呼ばれていますが、いくら因果関係を探しても見つかることはありません。誰も南海トラフ巨大地震など起きてほしくないですが、日本や特定の企業や個人を恨んでいる人たちは大勢います。
太平洋側から離れて暮らしている人たちにとってあまり関係のないことかもしれませんが、日本で暮らしていれば誰もが生活面でつながっています。北海道在住だとしても、九州の焼酎や魚、四国の野菜、肉を食べています。
インターネットや交通網、サプライチェーンなどでつながっている私たちは、悪いことが起きろうとするのを無意識で阻止しようとしますが、事象や現象を勘違いしている人も少なくなりません。だからこそ、基本的な知識や経験、そして創造性が必要だということです。
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