ホーム   > 今、起こっている日本の国内情勢の本当のこと index

電気自動車(EV)のメリットとデメリットA 「試乗した印象と今後の予想」

2021/1/12


大手電力、家庭・企業に節電呼びかけ 寒波で需給逼迫
2021年1月10日 日本経済新聞へのリンク画像です。

(出典:2021年1月10日 日本経済新聞)


先週、パキスタン全域や中国、フランス、バチカンなどで大停電が起きたようです。また、日本でも一部で停電が起きる中、電気自動車(EV)の必要性が迫りつつあるように思われます。


前回、電気自動車(EV)のメリットとデメリットを説明しましたが、さらに調べてみるとEVの「リチウムイオン電池」は状況によってかなり劣化する体験談を耳にしました。


それでも、三菱のEVは10年間のバッテリー保証があり、中古車であっても10年・10万キロまでは安心して乗ることができるわけです。しかも、15万キロ以内の車でバッテリー容量が70%を下回ると、なんと無償で新品バッテリーに交換してくれるようです。


ところが、さすがにバッテリーが70%まで劣化することはほとんどなく、EVの製造はかなり考えられた上で技術革新が進んでいる印象があります。一時期、燃費問題から全く売れなくなった三菱自動車は、保証を長期間に設定し、少しずつ顧客を集める戦略に出ています。


EV/PHEVの駆動用バッテリーの保証
三菱自動車へのリンク画像です。

(出典:三菱自動車)


三菱アウトランダーPHEVは、実は日産の工場で組み立てられていると言われています。そのアウトランダーPHEVや日産リーフを試乗してみて分かったことは、ガソリン車よりもシンプルで走行性能が高いことです。


ガソリン車と異なり、エンジン音が全くしないので歩行者には気づかれにくいのが難点ですが、スムーズに走り出し、アクセルを踏むと加速していくフィーリングを感じます。ハイブリッド車に乗ったことがある人はわかると思いますが、エンジンが回っていない状態が長く続く感覚があります。


SUVは車高が高く、全面ガラスが広くて視界が開いていますが、その上、カーブも楽に曲がれます。狭い路地も簡単に進めますが、燃費のことを考えると高速道路ではあまりスピードが出せない印象があります。


アクセル踏めば踏むほど燃費が下がり、高速道路ではクルーズコントロールを多用する必要がありそうです。とはいえ、サービスエリアには誰も使っていない充電スタンドがあるので、燃料が持たないということはありません。


スピードは出ませんが、北海道の広い道を走るには最適です。気温が低い11月から4月頃までは暖房用のエアコンつけるとバッテリー走行可能距離が急激に少なくなっていきます。


メンテナンス・サポート
日産へのリンク画像です。

(出典:日産)


その後、日産リーフにも試乗してみましたが、完全なEVに慣れてしまうとガソリン車の出す音がうるさく感じられるようになりました。加速自体も明らかにEVのほうがスムーズで、部品数が少ないので故障の心配もなく乗れてしまうことに驚きました。


さて、実際に試乗してみた後、私はカタログに掲載されている公開データとインターネット上にある情報を比較しました。特に、バッテリーによっては劣化率が異なることが気になりました。東芝製のバッテリーはかなり質が高いことがわかりました。


一方、GSユアサ製のバッテリーは東芝製よりも、約8倍程度も劣化しやすいですが、バッテリーがなくなって廃車になるまで約30年も乗れることがわかりました。通常、EVはガソリン車よりも高額ですが、30年も乗れば十分ペイできるわけです。


当然、EVは頻繁に乗らないと放電したり、高温に弱い急速充電をするほど寿命が短くなります。それでも、これから日本列島を襲うと予想される大地震や巨大台風による洪水などを考えると、一時的な避難や車中泊で必ず必要になるはずです。


中古車であっても大容量のバッテリーを積んでいるEVは、「走る住宅」そのものです。このように、リスクがあることを割り切って考えると、10年落ちであっても残り20年は付加価値可が高いまま維持できるということです。


もしガソリン車やディーゼル車を20年も乗るなら、あらゆる部品を交換することになります。少しの部品交換で済むEVは、そこまで維持費がかからないのが現状です。話によると、2022年には「全個体電池」という新しいバッテリーが登場するとされています。


ほとんど劣化しないという「全個体電池」は、トヨタを中心に開発が進められています。バッテリーが劣化しないということは、20代で購入して一生涯、死ぬまで一台の車を乗り続けることができるのかもしれません。


自工会の豊田章男会長が示した「電動化=EV化への懸念」は日本を勝利に導けるのか?
2020年12月18日 EVsmartBlogへのリンク画像です。

(出典:2020年12月18日 EVsmartBlog)


最後に、EVはトヨタ自動車の豊田社長が言うほど、エネルギー効率や環境効率が悪いというわけではないことがわかりました。「新車を5年で乗り換えることができるのは富裕層だけ」という構造も、これから変わっていくように思われます。


結局、それが原因でトヨタはリコール問題が次々と起きているわけです。トヨタだけではなく、世界中の自動車メーカーがこのサイクルを解決できていません。要するに、車を使い捨てにして燃費ばかりを追及したしっぺ返しがやってきているということです。


むしろ、ハイブリッド車やEVは工場での組み立て時に、ガソリン車よりもCO2(二酸化炭素)を排出していることをマツダがバラシてしまっていました。


いずれにしても、EVは毎日のように乗っていれば放電せず、多少の部品交換程度で長く乗れてしまうことがはっきりわかりました。ただし、自動車メーカーとしては消費者の買い替えが減るので、儲からないことが頭痛の種となったということです。

PRE:電気自動車(EV)のメリットとデメリット INDEX NEXT:停電時、EV(電気自動車)よりPHEVのほうが災害対応に向いている >>>

すべての「人」へ、
今、起こっている世界情勢の本当のことをあなたに
生き残るためのヒントを与えても、活用する人は日本では少ない from Atlasマンツーマン英会話 peters.jp